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第三話
なあと_🎲
黒さん視点
「おはよー!!!!!!!」
そんなクソデカボイスから始まる朝。
声の主...まろ先生は、3人しかいない この部屋の担当医だ。
『青柳いふ』って名前で俺らが勝手にまろ先生と呼んでいる。癖のない青髪を七三分けにしていて、真っ白な白衣に真っ白なワイシャツ、青色のネクタイを締めている。
少し縁の大きい横長のメガネをかけていて、その眼鏡の後ろには少し濃い隈が目の下にある。不眠症らしい。
「まろ先生うるさい...」
この眠そうに話すこいつは『赤羽 りうら』中1
負けず嫌いで、すこしツンデレなところもあるかわいい末っ子。つやつやの赤い髪にポンパというなんとも末っ子という文字がよく似合う子だ。
|統合失調症《とうごうしっちょうしょう》って言うのとパニック障害っていう2つの精神疾患患者だ。親はいて、親の認証でここに入院しているらしい。
「ごめんて〜、」
「...絶 対゛思って゛ない゛じゃん゛...」
「おはよぉないこ!今日、喉の調子良いね!」
このしゃがれ声のこいつは『桃瀬 ないこ』中2。
ピンクの癖っ毛で背が高いし勉強できるし、すこしやんちゃだけど、ユーモアがあるリーダーのような存在。|心因性失声症《しんいんせいしっせいしょう》っていうなんかストレスで声が出なくなる精神疾患患者だ。
それに加えて、同じ部屋の俺達と先生は良いのだが、他の人だと人間不信になったりしている。
孤児院で育ってたらしいんだけど、そこが虐待をしていて、捕まったときにまろ先生がひろったらしい。
「悠佑〜!起きろ〜!!」
「んぅ...zZ」
そして俺、『黒崎 悠佑』中3
黒をベースに黄色のグラデーションがかかっている長い髪。
みんなから何故か『アニキ』って呼ばれている。まぁ、この部屋の中で一番年上なのだが...
|解離性同一性障害《かいりせいどういつせいしょうがい》って言う、いわゆる多重人格だ。
個性豊かな人格が俺の中にたくさんいる。他の人格に変わった時に体の自由や神経、精神はその変わった人格にしか操作できないし、自分が操作していない時の記憶はないから情報共有が必須だ。
他にも身体障害、気分障害を持っている。
小1辺りの時に親が育児放棄と虐待で捕まって、まろ先生が拾ってくれたらしい。
「ほらほら!起きてご飯食べに行くよー!」
ここの病院は少し変わっていて、医者のまろ先生と初兎先生とほとけ先生が俺達の面倒を見てくれている。普通は看護師がやる仕事らしいが、障害や精神疾患が重く、看護師では手に負えないらしい。看護師はそれが仕事なのに。その手に負えないのがこの部屋に集められたいわゆる問題児、だ。
他にも色々変わっているところが多いのだ。
「おはよぉ悠佑、他のみんなの調子はどう?」
「みんな元気だと思う。」
「そっか〜、じゃあご飯食べに行こう!!」
朝から変なテンションで食堂に連れていかれる。
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「あ、みんなおはよー!今から朝ご飯?一緒に行こー!」
この水色の髪の人はまろ先生と同じく、俺達の部屋の担当医。ほとけ先生『水葉 ほとけ』だ
ほとけ先生は初兎先生と仲が良く、ふわふわとしたショタボと声が通る声に声量があるとても声が特徴的な先生。よくドジして怒られているけど変なところで感覚が鋭くなる。ラフなスウェットに少しワンサイズ大きめの白衣をゆるく羽織っている。癖がある水色の髪で、アホ毛と右目の下にあるほくろが特徴的だ。
「いむくん、声でかいな」
そして、この人『白河 初兎』初兎先生だ。
白と紫のグラデーションカラーで一部跳ねている髪。大きめのスウェットをゆるーく着ているのが様になる。ふわふわとした印象強い先生だ。
「ほとけ先生もしょー先生も早くいこーよ」
りうらがそう言うと、それに被せるように小さくお腹がなる。
「ッw 早く行くよー!」
「あ!ほとけ先生いま笑ったでしょ!!」
そんなゆるい会話をしながら、今日も一日が始まっていく。
おはようございます!こんにちは!こんばんは!僕です!(?)
今日は人物紹介ですね!
黒くんの人格は出てくるときに紹介入れてきます!!
ここまではゆる〜いプロローグです
多分こっから障害でどんどん病んでく人出てきます
ここまで読んでくれてありがとうございました!!
次回もよろしくお願いします!!