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溶ける理性と衝動
こー
豪華な宮殿のようなパーティー会場。
賑やかな会場からロビーへと抜け出し、彼と視線を合わせた瞬間、世界には私と彼の二人だけが取り残された感覚に陥る。
視線が絡み合った瞬間、もう言葉なんていらなかった。見つめ合いながら、彼の首に手を回す。
互いに引き寄せられるように重ねた唇から伝わってくるのは、彼からの熱い吐息と、私の中の抑えきれない情熱。
(……こんな場所で…でも抑えられない…)
いつも私を甘やかして余裕を見せる彼を、今度は私から追い詰めたい。何より今すぐ彼が欲しい。食べてしまいたい。
私の手で、彼の胸元から腰へ、滑り落ちるように愛撫を下ろしていく。
こんなに昂っているのは私だけだろうか…。
そんな不安を抱きながら、恐る恐る彼の下半身へと視線を移すと、服越しでもハッキリ分かるほど、熱く硬く膨らんでいるのが伝わってきた。
私はそれを見て安堵すると共に「いける」と確信し小さく微笑むと、近くにあった重厚な椅子に彼を腰掛けさせた。
手慣れた手つきでベルトと下着を引き降ろす。
露わになった彼の熱く脈打つ形状を、私は迷うことなく、ねっとりと舐めあげた。唾液をたっぷりと含ませて舌を絡ませると、頭上から小さく息を吐く声が聞こえた。
チラリと視線を上げると、目を細めてこちらを見つめる彼と目が合う。眉は下がり、半開きの口からキラリと光る舌が見えた。その表情はとても色っぽく、私がそうさせているのだと思うと優越感からニヤリと口角がほんの少し上がった。
彼に見られている。
意識をすればするほど大胆な気持ちになる。
ゆっくりと、でも絶妙な加減で、視覚的にも彼に見せつけるように下から舐め上げては、深く咥え込んだ。
熱い口内で一気に彼が反応し、むくむくと信じられない硬さと大きさに膨らんでいく。
根元まで含みとっては、首を大きく動かし、上手く舌で転がしながら角度をつけてストロークする。
「……ッ、ぁ……っ」
頭上から思わずと甘い声が漏れる。
見上げれば、余裕の消えた顔で眉をひそめ、私の一挙一動に顔をしかめて感じている彼の姿があった。その色っぽい表情を見られただけで、私の中の熱が一気に跳ね上がっていく。
「……も、我慢できない……っ」
存分にフェラで彼を煽ったあと、私は彼の膝の上にしなやかに跨がった。
でも、すぐには挿れてあげない。
熱く湿った私の秘部を、彼の先端にじわっと滑らせ、すりすりと押し付けながら擦り合わせていく。
「…かた、い…っ」
あたたかくてかたい彼の先端が、私の入口に当たる度に中がキュンキュンと締まる。早く中に入れて包み込みたい。その思いが加速するごとに腰の動きも速まっていく。
「……っ、あ……っ!」
ダイレクトに伝わる私と彼の体温、そして強烈な摩擦。
挿入されないもどかしさに、彼は切ない声を漏らしながら、私を見上げて瞳を熱く揺らした。
「……まだ、だめだよ…?」
私が愉悦に満ちた笑みを浮かべて腰を揺らし、濡れた肉ひだで彼の熱を擦り上げると、彼の理性が完全に吹き飛んだのが分かった。
「……っ、焦らしてくれんじゃん…」
余裕のない笑みを浮かべた後、焦らしに耐えかねた彼の手が、私の腰を力いっぱい引き寄せる。
慣らす必要のないほどに蕩けきってる私の秘部に、硬くて熱い彼がずぶずぶと入っていく。圧倒的な快感と愛おしさに包まれながら、彼の首へと腕を回してギュッと抱きしめた。
「……っ、溶けそ……」
耳元で漏れた彼の甘く掠れた吐息と、奥まで深く繋がった圧倒的な熱。
ロビーに響く小さな水音と、いつ誰が来るか分からない背徳感に背筋を痺れさせながら、私たちはパーティーの喧騒が戻るまでのわずかな時間、溶け合うように深くお互いを貪り合った。