公開中
彼氏は推しです#7 実は…
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ••• 《《ぴあ》》の兄。歌い手をしている。
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
|大《おお》|神《かみ》りうらくん ••• 学校一のイケメン。ぴあと同じクラス。真由の元カレ。ないこと歌い手をしている。いれいすのメンバー。《《ぴ》》《《あ》》のことが好き。
ほとけくん ••• いれいすのメンバー。
初兎くん ••• いれいすのメンバー。
いふくん •••いれいすのメンバー。
悠佑くん •••いれいすのメンバー。
---
--- ぴあ side ---
推しが同級生とお兄ちゃん⁉︎ そんな夢みたいなことある?????
夢小説の読みすぎかなぁ。
ないこ「ねぇ、ぴあよく聞いて?」
私「ん?なぁに?」
ないこ「あのね。実は、、、親いなくなるんだよね。」
「え?」「海外旅行行ってるんじゃないの?」
思考が止まった。じゃあ、嘘ついてたってこと?
ないこ「お母さんもお父さんも俺たちの親じゃないの。」
私「え。」
涙が出てくる。なんで?ねぇ、なんで?なんで急にいなくなるの?嘘だよね。
私「そんなわけなくない?嘘でしょ?」
ないこ「もう契約は終了したんだよ。」
私「え、契約?」
ないこ「そう。契約。俺たちの親はもう死んだ。理由は分かってない。でも、俺たちの親が今のお母さんとお父さんに高額のお金を払って俺たちを引き取るようにしたんだよ。」
は?そんなこと、、、、ある?え、今までの優しいお母さんとお父さんは偽りだったの?じゃあ私誰を信じればいいの?ねぇ。お母さんって誰?あの人たちは何者なの?ねぇ。親に受けた恩はどこに返せばいいの?親に恩は受けてないってこと?
涙が滝のように溢れ出す。もう死にたい。そんなこと聞きたくなかった。
私「え、嘘、だ、よね?」
ギュッ
お兄ちゃんが私を優しく包み込んでくれた。お兄ちゃんも辛かったはずなのに、一人でそれを乗り越えてきたんだよね。
私「なんで、言ってくれなかったの?」
ないこ「ぴあが辛い思いをすると思って。。」
どうせ、悲しい思いするんだから一緒でしょ!!
いつもだったらこうやって怒ってるはずなのに、もう、お兄ちゃんのこと、怒れないよ。
お兄ちゃんにこれ以上辛い思いをさせたくない。
私「ねぇ、お兄ちゃん?一つお願いがあるんだけど、、、」