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選ばれしもの ❸
へっくしょい(?)
この❸を描く前、ずっとらっだぁさんの配信を見てたんですよね
いつのまにか日付が変わってしまった、、!
いやぁでも、らっだぁさんとぺいんとさんとゾムさんの掛け合いがマジで好きすぎて!
あれを聞くだけでスヤァ_:(´ཀ`」 ∠):ですから(絶対絵文字の人死にかけてるやん)
それでは!❸、どうぞ!
??「迎えの準備は整え終わったな。、、、『選ばれしもの』のことだ、きっとたくさんの裏切り者が今に賞金クビにしようと待ち構えていることだろう。警備は万全か?」
○○「ええ、もちろんです。王国中央通り、|東通《セイリュウ》、|西通《ビャッコ》、|南前門《スザクモン》共に限界警備体制ですので。」
??「、、よし、わかった、、、白鷹はもうくるか?」
○○「はい。白鷹は現在安全に警備圏内に入ってきております。もう時期到着すると思われる見込みです。」
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のあ(いつまで運ばれるんだろ)
のあの背中にいる白い大鷹は、みじろぎもせずにただ一つの方向に一直線に向かっている。
眼下に広がるたくさんの街。
のあ「、、、本当にどこに国だ、ここ?」
のあは外国が好きで、よく上空夜景写真など外国の写真をたくさん持っているが、この街並みは見たことがなかった。
白大鷹が向かっている方向には、大きな白い宮殿。
のあから見て右側が海。
左側が険しい山脈。
そしてずっと飛んできた方向をチラッと振り返ると、三日月湖がうっすら見えた。
再び頭の向きを変えて宮殿を見る。
のあ(立派な白壁造だなぁ、、。)
某夢の国(フロリダのディ○ニーランド?)の城に似ているが、横に広く、何よりも特徴的なのが空中に大きな部屋があることだ。のあの真下らへんに、大きな石造りのアーチが見えた。
のあ(間も無く着くな、これ)
鷹はゆっくりと高度を下げ始め、クルクル旋回しながら降りていく。
やがて普通に走るぐらいのスピードになると、石造りのアーチをくぐった。
のあ「うわ」
アーチから見上げるお城はそびえるほど大きかった。
上空から見ていたのでわかりづらかったが、相当な広さがありそうだ。
さらに、アーチの先にはすごい数の人?がいた。
おそらくここは日本で言う城下町みたいなものなのだろう、市場があってみんなが食料品や服、そして雑貨などを購入していた。
もちろん肩に鷹がいて運んでもらっているのあと同じような境遇の方はいなくて、みんながのあがアーチをくぐった瞬間、ずっとのあのことを物珍しそうに見ていた。
その時、鷹が一声鳴くとスピードをあげ、人ごみを抜けて空へ舞い上がった。
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??「、、、来られたようだ」
○○「ええ、そのようですね。、、どうされますか?ホールで総出で出迎えはできますが」
??「そのようにしてくれ。ずっと飛んでいて疲れているだろう。『選ばれしもの』は、休息を必要としている。◎◎、『選ばれしもの』を総出で出迎えるのだ。そのまま休憩をとらせてやれ。」
◎◎「仰せのままに。」
◎◎がスッと後ろへ下がり、扉を閉めて後は○○と2人だけになった。
??「○○、『選ばれしもの』を迎える。そちは食事係を監視するように」
○○「、、、了解しました。」
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のあ「うわあ!?」
さらに高い高度へと白鷹は切り替え、ぐんぐん登っていく。
いく手には宙に浮かぶ部屋だ。
ギ、ギギイイイ、、
宙に浮かぶ部屋の大きな扉が開いた。
その中に向かって鷹が一直線に飛び込んでいく______
ぶつかる____!!
と思ったが、対面の壁に触れた途端、鷹は雲散霧消した。
のあ(び、びっくりしたぁ、、、)
ゆっくり部屋を見る。
白壁の落ち着いた雰囲気を保つ中くらいの四角い部屋だ。
窓際には茶色の箪笥らしきもの。
対面には周りが錆びた大鏡が壁に立てかけてある。
のあが正面衝突しかけた壁には、ラピスラズリらしき宝石が光るネックレスがかかっていた。
◎◎「、、言葉が通じますか?あなたに直接話しかけています」
のあ「!?」
後ろを振り向く。
スラリとした長身の男の子が立っていた。
のあより背が高い。
頭には猫耳らしき獣の耳。髪色は紺色。
日本で言う幕末の袴みたいなものを履き、上に羽織りを羽織っている。
のあは学校や人と話すことが嫌いだったので、なかなか男子と目を合わせる機会がなかったが、この時のあは(ああ、多分イケメンってこう言う人のことを言うんだろうなぁ、、)と心底思った。
肌は白く、目は紺色だ。白い尻尾がゆらゆら揺れている。
◎◎「こんにちは、言葉が通じますか?」
のあ「、、、はい、、」
ゆっくり返事をした。
男の子はにっこり微笑みかけると、さらにこう言った。
◎◎「ようこそおいでくださいました。長旅で疲れたでしょう、王との会見の前に少し休息をとった方がよろしいですよ。こっちに部屋がありますんで、一緒においでください。」
のあに向かってそっと右手を差し出した。
のあ「あ、はい、、」
タジタジになってしまう。だって普段から喋らないから、、、
男の子はのあの手を右手で握ると、左手で雲を作り出した。
◎◎「これに乗ってください。」
一緒に雲に乗り込む。乗り心地は最高だった。
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どこかへ移動途中で、男の子は言った。
◎◎「申し遅れました。僕の名前はルーモスと言います。、、あなたの名前を教えてもらってもよろしいですか?」
のあ「る、ルーモスさん、私、、、のあです、、時雨、のあ、、、、です、、」
のあ(い、言えた!知らない人相手に自己紹介!)
ルーモス「しぐれ、、、のあ、、いい名前ですね。」
のあ「あ、ありがとう、、」
雲は宙を浮かぶ部屋から出て、宮殿の正門にスッと流れるように入った。
❹へ続く、、。
今回長かったなぁ
ルーモスくん多分イケメンだと思う、、、
のあちゃん、大丈夫か、、、?
(この話は恋愛系にはならないので安心してください。)