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『馬鹿』
僕は『馬鹿』
という言葉が昔から本当に嫌だった。
だって人間の存在価値は賢さだ。
賢さが全てだ。
つまり僕が本当に『馬鹿』なら、僕の存在価値など、ない。
だから嫌なのだ。馬鹿という言葉は。
自分で言うのもなんとも言えないが、以外と僕は周りの人から賢いと言われる方の人だった。
そんな事を言ってくれて、僕が認められたような気がして、嬉しかった。
だけど両親は、
違った。
『なんてお前は馬鹿なんだ!』
『毎日15時間勉強しないと認めねぇからな』
『貴方は自分が思っているより馬鹿なのよ。』
うるさい!!!!
僕は馬鹿なんかじゃない!!!!
僕だって頑張ってるよ!なのに!!
どうして僕の努力を認めてくれないんだ!!!
毎日なんか勉強ばっかだ!本当につまんない!!!僕もみんなと遊びたいんだよ!!!
僕の両親は僕を見てくれない。認めてくれない。
ならば、家出しよう。
こんな所抜け出してやるんだよ!!!!!
そう決心して、僕は前々から準備していた家出に必要な物をリュックに入れ、
勢いよくこの家を出た。
家という名の監獄から抜け出した彼の目は、希望で満ち溢れていた。
end
久しぶりに書きました