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東方戦闘狂ー博麗霊夢編1ー
古明地ひかり
こんにちは。古明地ひかりです。東方、大好きです。
古明地こいしちゃんとレミリア・スカーレット様を心の底から推していただいています。
全身全霊頑固同担拒否です。
博麗霊夢推しの方も、東方が好きで、見に来た方も、ご覧ください。
これを機に、東方が好きになってくれた方がいてくれれば幸いです。
博麗神社での、宴会。
ドンドンパフパフとする騒ぎ声。五月蠅いったらありゃしないけど、これがいつもの日常。
私、博麗霊夢は耳をふさぎながら、笑っていた。魔理沙がいれば、もっと楽しかっただろうに
「魔理沙、来れば良かったのに、、」
「、霊夢さん、魔理沙さんに、、恋してますか??というか、宴会準備手伝ってください、霊夢さん」
魂魄妖夢、白玉楼っていう冥界にあるお屋敷に住んでいる、西行寺幽々子ってやつの従者。
まぁ、生意気だけど、意外と人の言動で、何を思ってるのか分かっちゃう優れモノなのよね
「恋、、というか、一緒に楽しみたかっただけよ、、こういう時に魔理沙がいないの、初めてなんだから」
「へぇ、でも、確かに魔理沙さん来てないの珍しいですね。何かあったんですか?」
「、、魔女のお茶会」
へぇぇっとにまにま微笑む、妖夢。何よ、何が可笑しいのかしら。
「ま、いいですよ!幽々子様が今日は来ているのでたっくさん、ご飯作りましょ!」
「えぇぇぇ、あいつ来てるのぉ、、ご飯の用意がハードじゃない、、」
急いで、神社の本殿に戻り、エプロンに着替えて、宴会料理を作り始めた。
ヒュ~っと、北風が身体にしみる。ちょっと、巫女服で来たの間違いだったかしら
「霊夢さん、寒くないんですか?」
「寒いわよ」
幽々子は、思いっきしお酒を飲むし、、そろそろお酒のストック無事じゃ済まないわよ、、?
人里で無料でもらえる、食べ物だけど、さすがにお酒は有料。
だから、あんまり飲まずに、保存してたのになぁ、、また買うのぉ?しょぼん、、(´・ω・`)
がっくりうなだれていると、、少し紅色の粉らしき物体が空中をひらひら舞い始めた。
「、、、?」
みんなは気にせず、たっぷりお酒を飲み続けたけど、私は、辺りに飛んでいく紅色の粉をじっと見つめていた。
「はぁぁぁ!飲んだ、飲んだっと~霊夢、ありがとさん!」
伊吹萃香、鬼で、神社の近くに住み着いている鬼。お酒が大好きで、宴会には必ず来るのよね。
「、次、これ以上の量を飲んだら、どうなるか分かるわね??2度と宴会開かないわよ」
もちろん、お酒はなくなって、しばらく、生活には困らないぐらいの食材も、、すっからかん。
宴会料理に使い切ってしまった、、
「もぉ、ごめんって!霊夢~次からは自分の、持ってくるからさっ!や・く・そ・く♪」
「本当なn、、」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法の森、迷いの竹林、紅魔館、霧の湖、色々なところで一気に爆発が起きた。
気づけば、また紅色の粉があたりを漂っていて、その粉も、バン!と目の前で破裂した。
耳が痛い、、ようやく、いつものように、喋り声が聞こえるようになると、、
「自分、、??」
私、博麗霊夢と全く一緒の人物が、見えた。
赤いリボンに、巫女服、茶色の髪の色、間違いなく、私。
「霊夢、、??2人、、??」
本物は絶対に私だ。ずっと一緒にいた萃香だが、私が分身かも、、と半信半疑の状態。
「、、あんた、私に見せかけた偽物でしょ。偽物は、、」
スペルカードを取り出す
「これで戦えないはずよ!!消えなさい!」
『夢想封印』
虹色の弾幕がひらひらと舞う。当たれば大怪我の弾幕。避けるすべもないはず
「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふははははははははははははははは」
にこにこと笑う偽物の私。少し、赤に近い茶色の瞳がにたにた笑う。
萃香も、さすがに偽物と気づいたらしい。一瞬の間、凍り付いた。
『無想転生』
、、ありえない。なんで、、なんで、相手もスペルカードが使えるの、、??
虹色の、私とほぼ同じの弾幕が、相手に向かっていた、虹色の弾幕にぶつかり、ぱぁっと弾ける。
「あははははははははは!!霊夢、霊夢、博麗霊夢!!弱者!弱者!」
巫女専用の、除霊専用の札を取り出す、、あれは、人間も妖怪も、誰でも、成仏させられる、、
簡単に言えば、誰でも殺せる、札。
さすがに萃香も知っていたらしく、スペルカードを持って、凍り付く。
「大丈夫よ、萃香。スペルカードルール、相手も知っているはずだし、、スペルカードなら私が勝てる」
赤茶色の瞳でまたにたにた笑う、偽霊夢。ただ、新たに取り出したのはスペルカード、、じゃなく、
、、除霊用の札、だった。
瞬時に思った。
あいつは、私たちを確実に、殺すつもりだ。
と
「霊夢、、こりゃ駄目だよ、、私たち、あの、変な化け物に殺されちまうよ、、偽霊夢に!」
ここで、、死ぬの?私、あんな自分の見た目に近いだけの、、偽霊夢に?
死にたくない。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
、、でも、簡単じゃない。萃香を、犠牲にして、逃げればいい。
「萃香、私ね?ちょうどいい、逃げ方を発見したの」
「おっ、、なんだ、逃げなきゃ私たち、死んじまうもんな、、」
「貴方が犠牲になって私が逃げればいいの」
えっ、、、っと震え始めた萃香。私は、じゃあね、と言って、神社の階段を下り始めた。
バシュッ
札がぴたんと萃香に張り付く音が、後ろから聞こえた。
萃香は私を追いかけようと思って、、それで、殺られたんだ。私のせい??
違う。私は、自分の命のために、逃げた。だから、、悪いのは、私じゃない
私を追いかけた、萃香よ。
「ひとまず、紅魔館へ行きましょう。咲夜の紅茶を飲みたい気分だわ」
私は、空中で空を飛ぶ。目の前に、たくさんの、人たちが見える。そこに見えたのは、、
黒い魔法帽を被り、箒を片手にした、金髪の少女だった。
、、魔理沙。
だけど、魔理沙は、気づけば消えていて、私は、追うことを辞めた。
ー博麗霊夢編2ーに続くー・・・
次回へ続きます。ファンレター、送ってくれると、嬉しいです。
では、博麗霊夢編、第2編。でお会いしましょう。