公開中
ふぁんがく人狼ゲーム
妾
何人かにしにます
最初は**未菜視点**です
-ここ、どこだ?
目が覚めるとホテルの中にいた。それに能力も使えなくなっているようだ。
「とりあえず、外に出てみよう。」
廊下に出てみると色々な先生や生徒、関係者がいた。ここに連れられたのはあたしだけじゃないんだ。
「みっなさーん♪お集まりいただきありがとうございま〜す♪今回の主催者、██ ██ と申しま〜す♪どうぞよろしく〜♪あ、ちなみに今回は「人狼ゲーム」をします!みなさんで殺しあって人狼を見つけてくださ〜い♪」
名前のところだけバグってききとれなかった。
その放送が終わったあと、私たち《《参加者》》は机と椅子が人数分あって、壁にモニターがある部屋に移動した。
「じゃ、役職を配るのでスマホを見てくださーい♪」
主催者がモニター越しに話した。
師匠に似ている…?気の所為か。
「わ…っ本当に届いた」
隣にいたあおが喋った。
「あたしは……███か。」
全員役職を確認したようだ。
「今回の人狼ゲームには占い師1人、霊媒師1人、パン屋さん1人、狂信者2人、人狼2人でーす♪あ、あと一夜に1人以上はしんでもらいまーす♪」
一日に1人以上は死ぬのか……死にたくないな。
「じゃ、夜に移りまーす」
夜になった。夜はまたホテルの部屋に戻されたようだ。この施設のシステムはどうなっているんだろうか。明日の朝死んでるかもしれないのかな。
「夜が明けました〜♪朝へ移りまーす♪今日も美味しいパンのやける匂いがしますね!」
「あ、リハネ、おはよ」
リハネがいたので話しかけた。
「あ、未菜!よかったぁ、生きてたんだね…心配したよぉ」
リハネは安心した様子で喋っていた。そういえば誰か死んでいるのか。誰が死んでいるのだろう。
「そういえば今日、まだ《《飛禍廻先生》》のこと見てないんだよね。どうしたんだろ」
リハネがそう言った。そういえば今日未琉も見てない気がする。どうしたのか気になる。あたしはリハネと部屋へ向かった。
「先生〜、入るね」
入った瞬間血だらけな飛禍廻先生が横たわっていた。その隣で未琉がいた。
「ぁ…み、未菜…ちゃん。せ、せんせいがぁ…」
未琉は酷く悲しんでいる。部屋は元は白かったはずなのにほとんどが血の赤色に染ってしまっている。
「嘘…でしょ?」
隣でいたリハネも驚いたようにしゃべっていた。そりゃぁ、昨日まであんなに元気だった先生が今日死ぬなんて。
「本日の犠牲者は、飛禍廻 燈でした〜♪」
じゃ、次も楽しみに〜