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大喧嘩
朝時間になって目を覚ました私は、すぐに食堂へと向かった
桐谷さんの件を、もう一度話したいから
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?「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
奏「な、なに!?悲鳴!?」
奏「食堂から、聞こえたよね…」
絵名「か、奏!大変だよ!!」
奏「絵名…!何があったの…!?」
絵名「あ、あれ…!」
絵名の震えた指の先には
奏「…!花里さん!」
みのり「う…うぅ…」
奏「だ、大丈夫!?どうしたの!?」
絵名「ジェノサイダーだよ!!」
絵名「そこのジェノサイダーが…みのりちゃんを殺したんだよ!」
えむ「いやいやいやいや!殺してないよ!まだ生きてるじゃん!!」
えむ「ほら、どっからどーみても死んでないじゃん!」
奏「なんで…こんなことに…?」
絵名「みのりちゃんとえむちゃんが、急に取っ組み合いになって…」
絵名「その時、テーブルにあった胡椒が倒れて…」
奏「それで鳳さんは、くしゃみをしてジェノサイダーになったってこと、?」
えむ「心配するくらいなら、早くみのりちゃんを運んであげたら?」
えむ「じゃないと〜…あたしが切り刻んで切り刻んで切り刻んで切り刻んじゃうからね!」
奏「えっと…と、とりあえず、花里さんを保健室に連れて行こう、!」
絵名「そうね…!みのりちゃん、立てる?」
みのり「ご、ごめんなさい…」
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そして、保健室で簡単な応急処置を済ませた頃、
花里さんも、ようやく落ち着きを取り戻していた
奏「…大丈夫…?花里さん…」
みのり「大丈夫だよ…!ただのかすり傷だから…!」
みのり「絵名ちゃんもありがとう…叫び声あげてくれなかったら、奏ちゃんもすぐ来てなかったと思うし…」
絵名「私は全然…いいけど…」
奏「それで…一体何があったの…?」
みのり「…ちょっと、口論になっちゃって…」
奏「口論?」
みのり「うん…遥ちゃんのことで…」
みのり「最初は無視してたんだよ…相手にするだけ無駄だって思って…」
みのり「でも…あんまり酷いこと言うから…」
みのり「つい…カッとなっちゃって…」
奏「そう、だったんだ…」
みのり「自業自得、だよね…でも、どうしても我慢できなくて…」
みのり「だって………だって…」
みのり「大事な友達が…悪口言われてるんだよ……?」
花里さんの目には、いつのまにか大粒の涙が溜まっていた
それがこぼれ落ちそうになった時、
保健室のドアが、勢いよく開いた
遥「みの、り……?」
みのり「あ…は、遥ちゃん…!?」
遥「その傷…どうしたの…?」
みのり「えっと、これは…大したことないから…気にしないで!」
遥「宵崎さん…東雲さん…これ、どういうことですか…?」
絵名「わ、私は何もしてないわよ!ジェノサイダーがみのりちゃんに傷をつけて…!」
遥「なんで…みのりが傷つけられないといけないの…?」
遥「私じゃなくて…みのりが…」
遥「そんなの……!!」
みのり「お、落ち着いて遥ちゃん!」
みのり「私は大丈夫だから!」
遥「絶対に……許せないよ…!!!」
みのり「遥ちゃん…」
遥「なんで…貴方達が憎いのは私のはず…狙うなら私を狙えばいいのに…!!」
絵名「私は別に…桐谷さんを憎んでるわけじゃ…」
遥「なんで…!!!」
絵名「ッ…!!わ、私、もう部屋に戻る…!!」
絵名は足をもつれさせながら保健室を出て行った
そして、その直後…
?「どうしたの?」
瑞希「何かあったの?大丈夫…?」
絵名と入れ違いにやって来た…瑞希が、
保健室のドアの前に立っていた
奏「み、瑞希…」
瑞希「遥ちゃん…?…一旦落ち着いて…!」
遥「……大丈夫、私は貴方達に危害は加えない」
遥「ただ………」
遥「けじめを付けるだけ……」
奏「…けじめ?」
遥「…またね」
みのり「あ…は、遥ちゃん!待って!」
桐谷さんの後を追うように、花里さんも保健室を飛び出して行った
そして、その場に残されたのは…
瑞希「……」
奏「……」
奏「あの…瑞希…」
瑞希「…………」
奏「怒ってる…よね、そうだよね…」
瑞希「……もう、いいよ」
奏「え、?」
瑞希「その話は、もう大丈夫だよ」
奏「…!許してくれるの…?私が秘密を話さなかったこと…」
瑞希「うん…遥ちゃんの件を、隠してたんだよね」
瑞希「言わなかったのは、遥ちゃんの事を思って…でしょ?」
奏「…うん…ほんとに、ごめんね…」
瑞希「いいよ、忘れることにするから」
瑞希「それに…ボクも、怒りすぎたかなって…思ってるし…」
奏「…ありがとう」
瑞希「えっと…あ、他に話したいことがあるんだけど…」
瑞希「…話す、というかついて来てほしいんだよね」
奏「?…わかった。案内してほしいな」
瑞希「うん…!じゃあこっちに来て!」