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2話 光の魔法
れる達はそっと庭へ出る。彼女は杖を持っている。夜に見る花畑は美しかった。
儚げな雰囲気を醸し出す少女に見とれながら一輪の花を手に取る。れるは思わず少し
笑ってしまった。#名前#は少し驚きながらそっと紫色の美しい花を取る。その花に蝶が
ひらりひらり舞い停まる。少し驚くれるを横目に色とりどりの蝶が踊り狂う。でも
美しい舞は終わってしまった。外には怪獣がいて、もう襲いかかろうとしている。
#名前#は杖を持つと杖の先を怪獣に向ける。
「光の魔法、屈折雷光!」
外には雷の光が轟き怪獣に攻撃が当たる。でも怪獣はまだいて、こんな時に無力の
れるに嫌気が差す。
「光の魔法、虹色蝶・輝き!」
当たり一面虹色の蝶が現れ輝くような舞を踊る。洗脳されるように虚ろな目になる。
「光の魔法、愛唄春光!」
春のような暖かさに少し光が差す。どこからかピアノの旋律が聞こえる。
「光の魔法、恋蓮華!」
色とりどりの花が咲き乱れる。少し睨むような瞳に大きな月のハイライトが映える。
れるは#名前#へ駆け寄る。れるを庇いながら百体ほどの的に立ち向かっているから
れるはすごいと思っている。
「大丈夫なん!?」
れるはそっと手を取る。白く美しい脚を見ると怪我をしている。
「立てるか?」
れるはそっと手を差し伸べる。そっと手を取ろうとするが
「い゙っ…。」
足を抑えしゃがみ込む。れるは
「揺れるで」
と言いながら姫抱きをする。少し怯えている#名前#に大丈夫と声をかけながら
#苗字#国の国王様の元へ連れて行く。怒られないだろうか。心配しながらドアを
ノックする。
「失礼します。」
れるはドアを開けながら歩いていく。国王様はそっと駆け寄り
「また無理したのか…。」
そう涙を流し呟く。
「れるは…、すぐそこに居たのにっ…、なにも、なにも出来なかったんです!」
涙を押し殺す。国王様は
「れる、君が君を責めることではない。逆に連れてきてくれてありがたかった。」
そっとれるの頭を撫でる。国王様も優しく頭を撫でてくれた。ただただ頭を
撫でてくれる。たったそれだけで嬉しいんだ。単純なことで喜べるようになったな。
「国王様っ…、魔法は…。」
れるは#名前#を守れるような魔法を使えるでしょうか。人を幸せにできるような
魔法はっ…?
「君が#名前#の側にいる。それがきっと魔法だよ。」
穏やかな笑みで言う。それが魔法なら、いくらでもかけれるよ。
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「ん…。」
私は目を覚ます。部屋のベットに寝かせられている。昨日は花畑に居て、怪獣が
居て、そっか。誰かに助けられたのかな?隣にはれる王子が居てきっとれる王子が
運んでくれたということに感謝する。
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「れ…、る王…、子」
途切れ途切れに名前を呼ばれる。
「き…、のうは、あ、あり…、がと、うごっ…、ござい…、ます。」
少し怯えながらいう#名前#をみてからそっと頭を撫でる。
「ええんやで」
二人はそのまま眠りについた。
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