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生徒会長も恋がしたいです!【1】
「 」セリフ
( )心情
( 効果音
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成瀬「 生徒会の事で話したいから、近い内でいつ空いてる? 」
玲奈「 今日の放課後は空いてるわよ。 」
成瀬「 じゃ、今日で!よろしく笑 」
玲奈「 了解です。 」
女生徒1「 成瀬くんと玲奈ちゃんって、いつ見てもお似合いだよね〜! 」
女生徒2「 ね!絵になるよねっ! 」
男生徒1「 あの2人付き合ってんのかな? 」
男生徒2「 付き合ってないらしいぜ 」
男生徒1「 ひゃー、まじか! 」
廊下で玲奈と隣を歩けば言われる決まり文句。横目で流しつつ、よく飽きないなと思う。
実際、お互い恋愛感情などは抱いていない。
強いて言えば、腐れ縁がある程度のもの。
類「 5時間目に提出の課題やった? 」
秋冬「 あ、やばい やってないw 」
類「 笑い事じゃねぇだろ笑 」
そんな事を考えていると、廊下の向こうによく見る顔があった。一つ下の学年である秋山類と、その友達の宮秋冬だ。友達でも何でもないが、個人的に気になる人である。
玲奈「 ちょっと、見過ぎじゃない?( コソッ 」
「 バレるわよっ( ゞ 」
成瀬「 え!俺、そんなに見てた!? 」
玲奈「 ええ、かなり。 」
成瀬「 あはは、は ... 」
玲奈の一言に苦笑いを浮かべながら、視線を他へと向ける。自分自身では中々気づかない事もあるようで、分からないものだ。
チャイム( キーンコーンカーンコーン
昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り、廊下に居た生徒たちはガヤガヤと動き出した。俺たちもその波に乗り、自分の教室へと入っていく。
少し名残惜しく感じ、直前で類くんと秋冬くんが居た方を見る。2人はまだ楽しげに話している。俺もあそこに混ざれたらな、そんな気持ちを抑えて、元に戻った。
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次話もお楽しみに^ ^