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ふたりはゴリキュア 🌧️第2話「壁ドン覚醒 キュアスマッシュ 見参!」
6月の雨の日、図書委員会の鹿茸(ろくじょう)エリンはおっとりした目で外を眺めていた。
エリン「雨水が滴る葉、綺麗。」
???「何を見てるの?」
エリン「?!!!!!あぁ、びっくりしたぁ。|榴華《りゅうか》さんじゃないですか。」
榴華「そうだよ〜(^^)本読みに来たらエリンがいてさ〜!何を見てるの?」
エリン「詩を作りたくて…、雨水が滴る葉が、綺麗だなと…。」
榴華「たしかに綺麗!雨水が透き通ってる。」
榴華「試しにこれ見て詩を作ってみてよ〜!」
エリン「じゃあいきます。」
--- 【雨に濡れる葉のうた】 ---
--- しずく、しずく、葉先から ---
--- そっとこぼれる雨の声 ---
--- 緑の指先が空を撫で ---
--- 光を抱いて揺れている ---
--- ひと粒、またひと粒 ---
--- 透明な夢が地に落ちて ---
--- 土は微笑み、芽吹きを待つ ---
--- 静けさの中に、命が息づく ---
--- 風は囁き、時を運び ---
--- 葉はただそれを、受けとめる ---
--- その姿の美しさに ---
--- 私はそっと見とれていた ---
---
エリン「…どうでしょうか……?」
榴華「え…?!すごくいい!」
エリン「えへへ。///ありがとうございます///」
榴華「将来は詩人かな?」
エリン「おだてても何も出ませんよ〜///」
榴華「本気ですごいと思ってるんだよ〜!」
ガタガタガタッ(揺れる音)
榴華「ッd、大丈夫?!アタシに捕まって!」
エリン「うん…!」
ガシャン!ゴロゴロゴロ(建物が倒壊し、床が崩れる音)
榴華「足場が…ッ…!エッ、エリン!しっかり捕まって!手を離さないで!」
エリン「わっ、わかった!」
???「また会ったね。`*キュアマッスル*`さん。♫」
榴華「ッh、お、お前は!」
???「ここで筋力を吸い取ったら、どうなるかな〜♫」
榴華「やめろっ!変身!」
榴華「たくましい筋肉がほとばしる、ムキムキパワー全開!キュアマッスル!」
ピューン(落ちる音)
エリン「榴華さん!これは、どういうことでしょうか?!榴華さんが、とてつもないムキムキのゴリマッチョに…。…てか、私死ぬんですか…?!」
マッスル「詳しいことはまた後で話す!」
ドン!(マッスルが思いっきし着地をし、床がバッキバキになる音)
マッスル「早く遠くへ逃げて!」
エリン「…っ、分かった…!何かあったら呼んでください!」
---
???「やっと二人で戦えるね。まあ、戦ったところで僕の勝ちは確定してるk、」
マッスル「話している暇あるんだったら戦えよ(冷酷)」
ドン!(???に顔面パンチを喰らわせる音)
???「っ、ってそれ、ずるくない?」
マッスル「油断してる方が悪い。ずるくない。」
???「はぁっ、もう怒った。本気出す。」
ドカン、ドカッ、ドゴッ、バキッ、ゴキッ、ゴンッ、ガンッ、ベシッ、パシッ、(マッスルが一方的にやられる音)
???「強がらないで、もう僕の勝ちで良くない?筋力吸い取らせてよ〜」
マッスル「ま…まだ…たっ…倒れてないっ…か…から…セ…フ、」
---
エリン「榴華さん、大丈夫なの…?行きたいけどあの榴華さんでも無理だから私に勝ち目は…」
???「あるよ。」
---
エリン「えっ、ここはどこ…?」
???「私が作った領域。あ、申し遅れたね。私の名は」
ウォール「ウォールだよ。よろしくね。エリン。」
エリン「なんで名前を…?」
ウォール「それより、マッスルを見ててピンチだって思ったんでしょ?助けに行かなきゃ。」
エリン「でも今の私に勝ち目は…」
ウォール「じゃあこのスマッシュバングルを持って。自分の思った変身セリフを言ってみて。」
エリン「変身!すべてを守る壁、すべての守護神に私はなる!ときにはどんな壁でも打ち砕く!キュアスマッシュ!」
ウォール「全身にムキムキパワーを巡らせて、自分の考えた技と技名を言ってみて。」
スマッシュ「わかった。ありがとう!とにかく今は榴華さんの方に…!」
マッスル「お前なんぞに筋肉なんかを…!」
???「いいんだぁ。じゃあ」
`*|貧弱領域《よわよわわーるど》*`
スマッシュ「危ないっ!その筋肉のように繊細で硬い壁で仲間を守れ!|守護壁《スマッシュウォール》」!
そうスマッシュが言うと、苔の生えた石の壁が出てきた。
マッスル「助けに来てくれたの?」
スマッシュ「困ってる仲間は、放っておけないもん。」
パワー、ウォール「二人で心を一つにして、|`合言葉`《奥義》を言って!」
スマッシュ、マッスル「分かった!」
`*「ゴリキュア!|爆発的筋力成長《ライジングベンチプレス》!」*`
そう言うと、けたたましい光とともに、筋肉がムキムキになった街の人がいた。
???「ちっ、今回はこの辺にしておいてあげよう。」
〜ファンファンファン〜(建物や人が治る音)
マッスル「というかさ、プッw」
スマッシュ「なんか変なものでもついてる?」
マッスル「いや、清楚なエリンちゃんがその姿だと…プププッw」
スマッシュ「ねえウォール、変身の解き方を教えて、」
ウォール「いや、面白いからそのm、」
スマッシュ「お゛い゛」
ウォール「スイマセン、スグオシエマス」
次回のゴリキュアは…!
静けさと筋肉、まるで正反対のふたり。
でも、ページをめくるたびに、少しずつ心の距離が縮まっていく。
筋肉と静けさが織りなす、心あたたまる午後のひととき。
次回、『静寂の 図書館 詩大会!』