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夜
ファンレターもらうとめっちゃ突然投稿頻度あがるかも…?(うるせえ)
朝より、夜のほうが好き。
夜の外の匂い。湿っぽい甘い匂い。
ちょっとだけ、その匂いを嗅ぐと落ち着くような気がするから。
街のひとが夢を見ているとき、夜の外を歩くのは少し特別な気分がする。
特に、雨上がりの夜。
水溜りに映る闇は、暗くて怖いのにどこか優しくて。
闇の中で控えめに輝く月は、「そのまま」のわたしを受け入れてくれるような感じがして。
夜は、朝でも昼でも感じられないような優しさを纏っているような、気がする。
*
「……」
水溜りに揺れた闇を見つめていると、金色の瞳をした猫がすり寄ってきた。
ねえ、あなたもひとりなの?
尋ねたわけじゃないのに、猫は、返事をするようににゃお、と鳴く。
夜みたいな子だな、って思った。
本当に生きているのか、と心配になるほど体温は低い。月みたいな目に、真っ黒な体。
「……ふふっ、」
わたしは、夜の公園も好き。
*
明るさを強要されるような朝も、
取り繕うしかない昼も。
全て、居心地が悪くて。
夜が怖い。そういうひともいるのはわかってるけど。
それでも、わたしは夜が好き。
「あ……っ、」
今日は、満月だっけ。
「綺麗、だね」
にゃお。猫はわたしの足に体をまとわりつかせる。
これは、小さな、わたしだけのある夜のはなし。
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