公開中
02.馬鹿野郎
※ないこちゃんの過去のお話です。ちょいとだけ現代じゃねえだろおら要素出てきますが、気にしないでください。日本のちょっと変わった世界線みたいな感じで、まじの地球 in JAPAN☆みたいなやつじゃないです。※
俺は、ちょっとだけ偉い家に生まれた。
でも学校には行ったことがない。
この国のほぼ全員の子供が学校に通ってるらしいけど、俺はそんな必要ないらしいから、行ってない。
もちろん俺自身が行きたい訳じゃなくて、言われたから行ってない。
だからと言って俺がもし学校に「行きたい」と言ったとしても行かせてくれないと思う。
まず、そもそも俺は言葉が話せない。
言葉が分からないだとか、まだ言語を理解していないだとか、舌がそもそもないだとか。そういうのじゃなくて、本当は喋れるんだけど喋れない。
どういうこと?ってみんな言うのも納得がいくけど、そりゃ生まれたその時から「喋ったらいけません」と言われていた子供が急に喋れと言われて喋れるようになるわけがない。
それと同じ、俺は今まで、今も、家族に道具として扱われていたから自分の意志が《《ほぼ》》ないのと同じようなもの。実際自分の脳で色々考えることはできるんだけど、それを意思表示することはできない。
道具として扱われた、とは具体的には俺が意思表示をしないけれど優等生であることから、うちの家族の表紙みたいに扱われたこと。俺は無駄に知識ばっかりあるから、それを家族は利用して「私の息子は賢い」とか「俺が産ませたのだから当然」とか言ってる。
ちなみに、「産ませた」っていうところから想像できるように、お母さんだって自分の意志でこういうことをしてる訳じゃない。
お父さんはとにかく家の風紀を守りたいらしく、お母さんまで躾けてる。
もしかしたら、お父さんだって俺のおじいさんに当たる人に躾けられていたのかもしれないけれど。
そのせいでお母さんは結婚前の自分のことを話したらがず、過去のことはお父さんのことばっかりしか記憶にない。
俺は家族の傍にずっといるわけだから、その分家族の知識のほぼが俺の中にあるってことも言えるかもしれない。
だから一応思考だって色々できる。
例えば、お父さんの今の地位の守り方は間違っている、とか。
普通「俺の息子は優等生」っていうより、「俺は優等生、だってこういうデータがある。」っていう風に言った方が納得がいきやすいし、本人の努力が認められて慕われやすいものじゃないのかな。
でも、お父さんの教育のおかげでこんなに考えられるようになったんだからありがたい。
正直、こんな家今すぐ抜け出したい。
どこか遠くに行きたい。
知らない場所を見て見たい。
誰かと話してみたい。
友達っていうものが欲しい。
好きなようにして、好きなものを手に入れて、好きなように死にたい。
だから、今からちょっと家を抜け出して見ようと思う。
この家の奴らは脳がちっさいからさ、警備も緩いんだ。そりゃそうだ、実際そんな威厳なんてないんだから。
今まで何人もの人に世話されてた人が一人で生きてける訳ない。
でも誰でも好きなように生きてみたいと思うもの。
今すぐこんな場所抜け出してやるよ、馬鹿野郎。
どうもちのぞーさんのエリート聴きながら小説書くと進むことに気が付いたぽとふです。
短編カフェではちょっと落ち着いた雰囲気で行こうと思いました。misskeyのあのキャラは幻覚です。おk????
最近のお話、国語の授業で与謝野晶子が出て来まして、Miしてるやつには分かると思うんですけど与謝野晶子なんですね?
んで、先生が「最終課題は短歌の鑑賞です」なんて言うから与謝野晶子の短歌鑑賞したろかごら!!って思ったら選択肢に与謝野晶子がいませんでした。悲しいですね。
あと英語の授業では「if」出て来まして、いふまろですね!!!
期末の範囲なので絶対まろは点数取りたい。
と宣言したものの前回の英語のテスト問題ちゃんと読んでなくて後からマイナス1点入りました。乙。