公開中
花言葉の旅 ⑤ 本当の楽しい誕生日
つつじの誕生日は6/7なのに
今は7/28ですよ?
なにやってるんだよ私((
季節が違いますがお気になさらず…。。
カレンダーを見て、もう6月なのか…と思う。
6月といえば…梅雨、あじさい、つつじの誕生日
えっ?
つつじの誕生日、何あげよう?!
あわてて私は菜乃花の家に行った。
「菜乃花ぁぁ!!」
「朝からうるさいのだ…」
「菜乃花。つつじの誕生日プレゼント、どうする?」
「えっ?あっ、**あああああ!!!!**」
菜乃花が一番うるさい。
自分たちの初めての後輩(?)だ。
せっかくなら、つつじが《《本当に》》喜ぶものがいいよね…
つつじに、こんな話を聞いたことがある。
「うち、ママが有名なお花屋さんで、パパが有名な会社の社長なんだよね。だから誕生日プレゼントは、いつもネックレスとか指輪とか、高そうなものなのっ。本当は、クッションとか 長く使えるものがほしいんだよねっ…」
長く使えるもの、かぁ。
ティッシュとか、クッションとか…
たしか猫が好きっていってたような。
つつじ以外の4人で、雑貨屋にいった。
「ねえねえ莉南。このティッシュカバーいいと思うのです。猫柄なのです」
「いいじゃん!安いしそれにしよ。あとは何かある?」
「これは?クッションカバーほしいなぁって言ってたから。猫だらけだよ」
「いいね!じゃあそれとティッシュカバー買おう!」
---
そして6月7日。
**「つつじ、お誕生日おめでとう!」**
「ありがとうっ!」
「プレゼントなのだ」
「なんだろ?気になるっ!」
「わぁ、ふたつも?!ひとつでいいのに…っ」
私はその様子を見て、ふふっと笑った。
「なに笑ってるのっ」
「ううん。つつじらしいなって思って」
「「「「どういうこと?」」」」
全員が声を揃えて聞いた。
「ツツジの花言葉は「つつしみ」。ひかえめに振る舞うこと、だよ。」
「確かに、つつじらしいね。」
笑い声に包まれて、誕生日パーティーがはじまった。
8月くらいにまた小説投稿します