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性格
性格の悪い子には罰が当たります…⁉(怖い話です)
私は中3で美術部の副部長やってる羅々(らら)。クラスの中でも結構女子のリーダーっぽい扱いされててみんなより上って感じ?それと同時にヤンキーっぽく思われてる。
「あれ?木下さん、あの約束破ったの?ダメじゃん。」
そうやって怖い口調で言うとみんな怖がっていく。そうして…最終的には集団リンチ(いじめ)をすれば何とかなるし、先生にも言えない。
「佐野と笠井、今日の美術倉庫の掃除頼むわ。」
「「わ、分かりました…」」
おまけに3年生という先輩の立場だから身分も高い。あぁ、この生活ってとってもいい気分。
{そのころいじめられた女子達は…}
「ねえ、波木羅々っていう3年生知ってるよね?」
「知ってる!私いじめられたから…」
「あの人リーダーぶっていつも私と笠井さんに美術倉庫の掃除当番押し付けてくる…」
「許せない…許せないですよね…」
「復讐してやらない?例えばこうして…」
こうして女子たちは復讐することを決めた。
家に帰って動画を見ていたら。 ピロリンッ♬ メッセージアプリの通知が来た。開いてみると…
「え、誰?笠野って。」
そう思いながらメッセージを見てみると…。
『こんにちは、ララさん。私の名前は笠野なずな。』
『友達になろう?私、学校でリーダー格の女子なんだ。』
『ねえ、何か反応してよ。悲しいじゃん。』
この子もリーダー格の女子なんだ。いいじゃん。友達になって最後には騙してやる。
『いいよ、友達になろう。』
『ちなみになずなってどこ通ってるの?』
『〇✖中の…3年生』
〇✖中…私の通ってる学校じゃん。私の学年にこんな命知らずの子がいるなんて。でも…笠野なんて苗字のヤツはいなかったような…。まあいいか。
『なずな、明日の放課後、屋上で会わない?』
『いいよ!会えるの楽しみにしてるから。』
どうやって騙そう…
{女子たちは…}
「返事来たよ!木下先輩!」
「よし!じゃあ、次は友達関係になっていくか!」
そうやってどんどん仲良くしていくと、こんなメッセージが来た。
『なずな、明日の放課後、屋上で会わない?』
「あっちからそんな言葉がもらえるなんて⁉私たちも屋上で会おうと考えてた!」
「本当に好都合だね…!じゃあ、こう返そうか。」
『いいよ!会えるの楽しみにしてるから。』
「あとは明日…わざと遅れてみるか。30分くらい待たせたらどうなることか…」
「「あはははははっ!」」
「でも、怒らせちゃって正体突き止められたらいじめられちゃうよね。」
「まあ、そうなったときの集団リンチは本当にやってるふりみたいにするから任せなよ!」
「じゃあ、私帰りますね。また明日!」
「「「「「ばいばーい」」」」
今日の放課後はあのメッセージアプリで知り合った3年生と会う日だ。時間になったはずなのに、全然来ないな…。怯えてるとかない?すると、屋上へのドアが開いた。 キッキキィ…
「ウォォォォォォォ…」
「え…だ、誰…⁉」
「オマエヲ…コロス…」
目が、見えな、く、なって、いく…
{女子たちが屋上へ…}
「先輩起こってるでしょうかね…」
ドアを開けてみると。
「先輩いない…帰ったのかな…?」
「違う。あれを見て。あの死体は…」
「ひっ!…まさか先輩の⁉先生呼んだ方がいいんじゃない⁉」
「それよりも?なんで羅々は死んでるのか?」
「ウオォォォォォォ…」
「ちょっと、今の声誰がやったの?怖いじゃん」
みんな首を振る。
「これ以上考えると怖いから…もうやめとこう?」
「「「「「「うん」」」」」
声が1人分増えていた。
性格の悪い女の子は誰かを騙そうとした結果、ひどい目に会ってしまいました…。そして、性格の悪い女の子を騙そうとした女の子たちも…どうなってしまうのでしょうか…?