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息をするように1/wrwrd
なんかすごい変かもです…ごめんなさい…誤字あっても見逃してください…
それに歌詞ぶっ飛ばしてるとこあるし解釈全然違うし…それでも読んでやるぜこんちきしょー!ってかたはどうぞ!
『実験体No.100。お前は記念すべき100体目だ。お前に名前をやろう。そうだな…
ショート・ピースだ。』
「ショート・ピース?」
私は名前を授かりました。ショート・ピースと言う名前をいただきました。
この腕の線はなんでしょうか?
縫い目のような模様が私の体に張り付いて取れません。
『あとはお前に任せる。くれぐれも丁寧に扱うように。頼んだぞ"チーノ"』
「わかりました!」
チーノと呼ばれた人は、私のもとへ駆け足できました。
「今日から俺がお前の世話係になるチーノや!
よろしくな!」
「ショート・ピースです」
「長いなぁ。う〜…」
チーノさんは何かを真剣に考えていて、ハッと思いついたように私に話しかけました。
「"ショッピ"」
「…ショッピ?」
「そや!お前の名前を略してショッピや!」
「…」
私はその時、自分が人間ではないことを知っていましたが、なぜか温かくなりました。
彼は私に何を教えてくれるのでしょうか。
「それにしても、ショッピ腕ツギハギだらけやなぁ。なんか長袖着せたいな…」
ながそでというものを探しているのか、箱の中や、大きな扉のついた箱の中を探し始めました。
「これなんてどうや?」
「…もふもふ?」
「せや!これな、ここにあるチャックって言うやつを下に引っ張って…ここに腕通してや」
言われる通りに私は、服に腕を通しました。
「うん!ショッピ顔がいいから似合うな〜」
「顔がいい…?」
「カッコいいってことやで!」
「なら、チーノさんも」
「あー堅苦しいの苦手やねん。敬語外してええで」
「敬語…ってなんですか?」
「そういうなんですか?とかチーノさんとかですとか!」
「…わかった」
「よし!あ、あとチーノって呼んでええで!」
「うん。改めて、よろしくチーノ」
---
今日、新しい実験体No.100に名前がつき、ショッピという名前らしい。
名前はほとんどここの施設ではつけない。つけて出来がいいものくらいだ。
前につけたのはいつだったか…たしか
No.055にコネシマやったかなんだったか。なにかそいつに名前をつけて以来誰にもつけていない。過去も、今も。
「ショッピ〜?起きとる?」
「起きとるよ。」
「今日さ、ショッピくんに会いたいって言ってる人がいてさ。ショッピくんと一緒で機械なんだ。昔のNo.055の実験体。」
「い、いいですけど…先輩ってことですよね?」
「そういうことになるね〜。呼んでくるね!」
---
俺の45番前の人?ってことだよな。
どんな人だろうか?男性か?女性か?
身長は?声は?目の色は?髪の色は?
そんなことを考えるけれど、ちゃんとこんにちはできるだろうか…
「ショッピくん連れてきたで!」
「おーお前がショッピっちゅーやつか!
俺はコネシマや。お前のまぁ先輩やな」
びびりのまんまの俺じゃだめだ。
いままでの俺を捨てるんだ。怖い、けど___
俺は恐る恐る彼に声をかける。
「ショ、ショッピっす、よろしくお願いします…」
そっと微笑んだ彼を見て、俺は安心した。
《《まだ》》間違った選択はしていないようだ。
世界は夢を見ている。俺らを置き去りにして。
---
いつか、この世界が目を覚ましたとしよう。
この世界に日が昇り、世界は燃える。
そしてまた夜を迎える。なんだ!全然いいじゃん!みたいに思うかもしれない。
けれど、この研究所は暗いおかげで隠れているらしい。だからチーノはここにいられると言う
「ショッピくん。No.055はどうだった?」
「…優しそうな人でした。」
「そっか。」
「なあチーノ。俺思ったんやけどさ、いつ世界は日が昇るんや?」
そう俺が問うとチーノは俯いて黙り込んでしまった。なにかいけないことを聞いただろうか?
なぜだろう…と考えていればチーノが口を開いてボソボソと小さく話した
「…なんでショッピくんみたいな子がここに生まれたんやろか…」
俺らそのとき絶望した。
俺は、生まれたらここの人たちに迷惑だった…?俺はチーノと別々の道を歩まないといけないのか??この生まれた命をありがたくもらって過ごそうと思った、今までも一回だけそんな話を聞いたことがあった、
チーノからもそう思われていたなんて…
「チーノ、」
「どした?」
「俺のこといらないやつやと思っとるんやろ。
」
「えっ、なんで、?」
「隠しても無駄やで。俺が生まれたのは、いや生まれてしまったのは誤差だったんだろう!?
だから俺は失敗作なんだ!!チーノやここの研究所、研究者には俺なんていらないんやろ!!」
目から水がぼろぼろと溢れ出てくる。それでも俺はそれをどうもしないまま叫び続ける。
「きっと出来が良かったのは、あいつだけなんだろ!?No.055!だからあいつは別に特別な数字でもないのに名前をつけた!そうじゃないのか!?俺は別に特別やないんやろ!?!?」
ぎゅっ、と抱きしめられ、頭を撫でられる。
「大丈夫、大丈夫…ショッピには俺が居るから。大丈夫…」
「ああああぁぁっっ…」
「大丈夫、ショッピはできるやつやから。」
小さい子を扱うような優しい声で彼が俺に語りかける。俺はその言葉に甘えててしまっている。そんなに弱いやつが本当にいるやつだろうか。
「チーノはっ、俺、のこといらんと、思っとるんやろぉっ、!」
「思っとらんよ。」
もう、なんど彼に迷惑をかけしまったんやろうか。なるべく、なるべく彼が喜べるような最大のお返しを今、この場でしたい。
「チーノ、これが俺にとっては最後かもしれないし、今後チーノがいつか出てったらチーノのことを忘れるかもしれない。」
「うん」
優しく相槌を打ってくれる彼にまた目頭が熱くなってしまう。
「やから、今、最後になるかもしれない言葉をお前にあげるから。また会えたときに頂戴や!」
「約束、するな。」
「うん、ありがとう。
また、俺と親友になってや。」
「「おやすみ」」
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『○月×日、120年ぶりに日が昇りました!
そのめでたいニュースの中、○○区の路地裏に怪しい研究所がありました。
その中では人に似せた機械を作っていたようで、地下の牢獄の中に失敗作のような人形が幾つも転がっていました。ですが、研究室004番では、一つの機体が残っていました。その機体はまだ電源がつくので動くようです。
ですが、未だに見つかっていないのはNo.055番で____』
プツッとテレビの電源を切る。
「そっかぁ〜」
「ショッピくんまだ|電源付《生 き て》いたんやな〜。」
無意識に涙が一雫溢れた。
「お返しの言葉、考えておかなきゃね。」
彼にあげるプレゼントも用意しておかないといけないね。
ん…?どんなものをあげるのかって?そうだな、ヘルメットとかどうや?あいつバイク初めて乗ったとき楽しそうやったからさ!
「楽しみやなぁ…」
ふっと微笑む彼を思い出すように笑う。
おはよう。
いやーsypくんとciくんメインでしたね!
次はコミケ組です…!shaちゃんメインです!
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