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不死身。ただそれが良いことばかりではないように。
冬の交差点の道
「ふぅ....」
と手袋に向かって息を吐く
手がじんわり暖かくなるのを感じて
少し、心がほっとする。
「ピロロロリーンピンピンポン」
聞きなれた交差点の青信号のメロディを聞いて
一歩踏み出す
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「よお、連!久しぶりだな~」
久しぶりに幼馴染の翔太の家に行った
「さ、玄関だと寒いだろうから中に入りな!」
「うん、ありがとう。」
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「今日はこんな突然来ちゃってごめん」
少しおどけた感じで謝る
....これが出来るのも大親友だからだ
「ううん、平気だぜ?今日、俺も暇だったからな!」
「良かったニコッ」
翔太がお茶を取りに行くのを狙って
翔太の部屋を見回してみる。
5年振りなので、当時の部屋とは全然違う
当時はゴミ屋敷みたいな感じだったけど
今はきちんとしていて綺麗だ
....大きなおもちゃ箱のようなものが部屋の隅に置いてあった
中を開けてみるとこんな本の台紙が見えた
「平松の政治論」
政治家の人...?どうして翔太が...?
「ボソッ__まぁいいか__」
時々L〇NEでやり取りしているのだが
『今の職が楽しくなってきた😊』
と言っていたので、ようやく生活に余裕を持てたのだろう。
「ん、お茶!」
目の前に置かれたお茶を一口飲む
「最近どう?翔太」
「えー、今お菓子開発の職なんだけどさ_____
そうして僕らはこたつでぬくぬくとしながら
深い話に入り浸った__
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8:26
「もう夜の8時か....」
「はえーな、連といるとあっという間に時間が過ぎちまう」
「僕もw」
翔太がもうすっかり冷えてしまったお茶を片付けながら
こんなことを話しかけてきた
「夕飯、どーするよ?俺ん家で食べてくか?」
ありがたいが、流石にそれは翔太に迷惑をかけてしまう
どうしようか........
「別にお前が居たって迷惑にはなんないぜ?昨日の残りの焼きそばあるから」
「......本当か?」
「........マジ、w」
「じゃあ食べてこっかな」
「うい~」
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翔太Side
えーと、焼きそば焼きそば....
少し散らかっている冷蔵庫の中を探る
連はさっき付けておいたお笑い番組を見ているようだ
「これをレンチンと.......」
『ノコリ3フンデス』
「.....__はははははwwwww__」
どんだけおもろい番組なんだか.....
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『チーン アタタメオワリマシタ トリダシテクダサイ』
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連Side
「へ~い、翔太の簡単焼きそば!!」
キッチンの方から明るい声が聞こえてくる
「ありがと、」
「じゃ、食べようぜ!いただきまーす!!」
「ズルズルズル」
「そばみたいに食うなよw」
「ふへへww」
そうして楽しい夕食タイムは終わりに近づいていった
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「焼きそばありがと!そろそろ帰るわ!」
9時....たまにはタクシーで帰るか
「駅までついてくわw」
「りょw」
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「ふぃ~さむ...」
夜なのでより気温が下がっていてかなり寒かった
「ここの信号、渡るか。」
その瞬間だった
キィーーーーー
前からトラックが迫ってきて
「翔太危ないッ!」
ドンッ
誰かから背中を押され
バランスを崩し
道路に倒れこんでしまった
後ろを向くと
`不気味な笑顔を浮かべた翔太がいた`
キィーーーーー....ドンッ
.....ブーン...
「あ”なんで.....」
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目が覚めると白い部屋でベットに寝ていた
「..........ここ........は........」
引かれたであろうところを触ってみると
「いてっ!!!.....」
思わず服を脱いでみると
「..............ひっ!」
心臓が見えていた
それとともにドアを開ける音がした
「不死身は楽しいだろ?」
ジャンル : ヒューマンサスペンス