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ユメがさめた 〜1話 いつもの
もう追いつかれる。
駄目だ。無理だ。
もう........
『私の人生……終わりかぁ.......』
恐怖と悲しみの混ざった声で。
目を開けた。
いつもの天井、
いつもの布団、
いつもの部屋。
どう見ても、ここはいつも私が寝ている
私の部屋だった。
いつも通りで安心した。
.......夢でよかった。
なんてその時は思ったけど、もうどんな夢だったかも覚えていない。
多分、ちょっと変な夢だった。
なんというか不気味な夢だった。確か........
まぁ、いいや。夢の事ばっか考えてると、馬鹿になるって言うし。
そんな事を考えながら最後の一口を食べ終え、食事を後にした。
ふと時計を見た。
夢の事ばかり考えていたからだろう。
いつもより食事を終えるのが10分遅れていた。
さっきまでゆったりと食事をしていたのが
馬鹿みたいだ。
私は少し焦って急いで荷物の準備をし、落ち着きのないドタドタとした足音で、勢いよく家を出た。
学校に行く。
走って少しして、また、ふと時間を見た。
私が想像していた時間よりも1時間ほど早かった。
そうか、きっと家の時計が遅れていたのだろう。
そう思って、私は安心した。
時間に余裕もあるし、少し寄り道をしよう。
さっきよりもゆっくりとし足取りで進んだ。
少し進んで、あまり見慣れない道があった。
というか、こんな道あったっけ。
まぁ、道に迷ったらスマホのマップで戻れば
いいし、ちょっと寄ってみるか。