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地獄の底は楽園かもしれない
やる気をだすために書き殴った作品です。
**地獄の底は楽園か?**
夢を見た。オイラが、”サンズ”が、アイツらと普通に笑っている夢。そこにいたニンゲンは、その細い瞳をさらに細めて、優しく微笑んでいた。トリエルも、アズゴアも、も、アルフィーも、アンダインも、もちろんパピルスも、みんな幸せそうに笑っていた。
でもそこに、”オレ”は、”マーダー”はいなかった。まるでテレビを見ているかのような、画面越しのような、まるで、まるで”他人事”のように、流れるその空間を、オレは疎外感を抱えながら見ていた。
「っ、は…っ……!」
ひどい、悪夢だった。
「おはよ、マーダー」
ソファに座りながら、無愛想にひらひらと手を振るキラー。オレが眠れないことを知っていての嫌味だろうか。無視して、オレはキラーとは反対側のソファに腰掛ける。
「…ねむ」
いくらモンスターだからといえど、睡眠を取り続けなければ衰弱してしまう。そんなことをわかっていながらも、オレが眠ることを極度に嫌がるのは、悪夢を見てしまうからで。
「…ぅ、ぁ…っ」
朝のアレが、脳裏にちらついて、くらくらする。せり上がる嘔吐感を飲み込むように、オレはこくりと喉を鳴らした。
「……相変わらずだね、」
けらけらと厭らしい笑みを浮かべるキラー。
「………うっせ」
オレは一言、そう返すしかなかった。
「はやくここまでくればいいのになぁ」
僕…キラーはぽつりと呟いた。
僕が思いを馳せる相手とは、僕と同じ殺人鬼…マーダーのことだ。もちろん、恋愛的な意味ではない。あんなヤツに恋心を抱くだなんて、馬鹿げている。閑話休題。
”マーダーサンズ”とは、虐殺を続けるニンゲンを止めるため、自らLvを上げることをケツイしたサンズだ。僕と同じと言っても、虐殺を行うことにした動機が違う。僕はそそのかされて、マーダーは己の掲げる正義のために。ひどく哀れで、馬鹿げていて、カワイソウ。
殺しを正当化できず、必死に正しいと思い込もうとしているのがとても惨めで、ソソるのだ。
一生そうやって苦しんで欲しいと思うが、それと同時に、はやくこっちまで堕ちてくればいいのにと思うこともある。殺しを楽しめばいい。そうすれば、罪の意識なんてさっぱり無くなって、もう悪夢にうなされなくてすむかもしれない。
「なんて…僕も相当かな」
そこまで考えて、僕は頭に手を当てた。
弱っちくて、馬鹿らしくて、ひどく愛おしい。アイツが嫌いで仕方ない。救われようなんて、思わないで欲しい。一生その”殺人鬼”の罪を背負ったままで、可哀想でいてくれ。
__そしたら、僕と一緒に地獄の底で踊ろうぜ。
「ねぇ、|シンデレラ《灰被り姫》?」
**んな訳ねぇだろ**
信じてください!!!これはキラマダなんです!!!キラマダなんです!!!!(((
ぜんぜんカプに見えないカプが好きなんですよ!!!