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もう一度笑ってよ
好きな花は何?
そう聞かれた時、迷わずに紫陽花と答える。
理由なんてない、と言いたいけれど、それだとあまりにも雑なので、少し考えてからこう言う。「雨の中でも咲けるから」と。
頭痛がするだの気分が下がるだの、いろいろと言われている梅雨の季節、紫陽花を見ただけで幸せになる。なんて綺麗なんだろう。
紫陽花に似た人になりたい――いろいろな面で。
紫陽花の美しいところをあげてみよう。
まず、長く咲く。長い梅雨の中ずっと咲いている。花瓶に生けておけば、数日経ってもしおれずにきれいに花を咲かせている。もしかしたら、母の生け方が上手なだけかもしれないけれど。
色とりどりなのもいい。薔薇のようにはっきりした色ではなく、あくまで淡い色。それが桃色やら紫色やら青色やら......ときには白もある。
それから、花の集まりであること、生き物が寄る場所であること。
これらを人に例えると、わかると思う。
紫陽花みたいと言ってくれた彼女に対する、気持ちが。
『うぅん、紫陽花じゃない? 色は......白が一番しっくりくるけど、全部かな』
いつか......。
「自分って何の花に似ている?」そう聞いた時、紫陽花と言われる日が来ますように。
もっとも、今のままだと百合とか|瑠璃唐草《ネモフィラ》とか言われそうだが。
ありがたい褒め言葉だけれど、やはり紫陽花が良い。
それだけは変わらない。
あの日からずっと。
こういう雰囲気の小説......書きたかったんだよな......
裏設定も考えてありますが、とりあえず、書く予定はないです。
希望があれば張り切って書きますよ☆
ヒント この話の主人公の、性別は......。
♢宣伝♢ 自主企画かいさいちゅーです!!