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謎の写真
【武道場】
えむ「あっ!奏ちゃんだー!わんだほーい!」
奏「わ、わんだほーい、?」
奏「えっと…鳳さんもここにいたんだね」
奏「何か手掛かりは見つかった…?」
えむ「ううん、結構たくさん探したんだけど…」
えむ「う〜…怪しいと思ったんだけどなぁ…ここには何もなかったよぉ…」
奏「そっか…」
奏「じゃあ、私も次の場所に行くね」
えむ「うんっ!またねー!」
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【植物庭園】
奏「………あれ…」
奏「死体が…ない…?」
奏「…物置きに無いかな…」
奏「ないな…どこに行ったんだろう…」
奏「仕方ない…とりあえず先にビニールシートを調べようかな」
奏「犯人は、死体をスプリンクラーで濡れないように使ったんだよね…」
奏「だったら…犯人の痕跡が残ってるかも…!」
奏「…ん…?」
奏「前見た時は気づかなかったけど…端に小さなスタンプがある…」
奏「『生物室』…?」
奏「あ…じゃあこのビニールシートは、生物室から持ってきたのかな…」
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【生物室】
奏「ここが生物室…」
奏「う…け、結構寒い…」
奏「まるで冷蔵庫の中…みたいだけど…」
奏「なんでこんなに寒いんだろう…」
奏「なんか薄い冊子が置いてある…?」
奏「取扱説明書…見てみよう…」
当社のご遺体安置用冷蔵庫は、ドライアイスに替わる環境に優しい冷蔵庫なのです。
庫内には雑菌灯の他に、エチレンガスを除去するオゾン発生装置を備えております。
ご遺体を入れていただくだけで、青いランプが点灯し、自動装置が作動します。
最適な湿度、温度設定が自動に行われますので、
どなたでもお手軽に、ご遺体を長持ちさせる事が可能です。
内部のプログラムに異常が生じた場合は、赤いランプとアラーム音で知らせてくれます。
また、製品外装はステンレス製ですが、オプションで皮のシート張りにすることも可能です。
奏「これは…この冷蔵庫の説明書みたい」
奏「壁に装置が埋め込まれてる…」
奏「しかも、こっちの左半分の装置にだけ、青いランプが点灯してるな…」
奏「右半分は点灯していない…」
奏「………間違いない…この部屋は…」
奏「死体安置所だったんだ…」
奏「つまり、青いランプの冷蔵庫の中に…」
奏「犠牲になったみんなが……」
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キーンコーンカーンコーン…
モノクマ「えーオマエラ、調査の方はどうですか?」
モノクマ「あのね、頑張るオマエラに優しいボクからプレゼントがあるんだ!」
モノクマ「うぷぷ…ヒントが欲しい人は、急いで体育館まで来てくださーい!」
奏「…怪しいな…」
奏「とりあえず…行ってみよう…」
奏「……体育館、だよね」
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司「………」
奏「あ…天馬さん、青柳さん…!」
冬弥「…宵崎さんか…」
奏「…?ど、どうかしたの…?」
司「いや…なんでもない…」
奏「2人もアナウンスを聞いて来たんだよね…?」
司「…オレ達は…もう行ったんだ」
冬弥「内容を見るのは…1人ずつでしたけど…」
奏「も、もう聞いたの…?じゃあ、モノクマが言ってたヒントって…?」
司「…す、すまん…っ!!」
冬弥「宵崎さん…すみません…」
奏「あっ…!ま、まって…!」
奏「……行っちゃったな…」
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モノクマ「やぁやぁ、いらっしゃーい!最後のヒントだよー!」
モノクマ「オマエの足元にある封筒…それがヒント!」
奏「…これのこと…?」
モノクマ「ちなみに、内容に関しての質問は一切受け付けませんから…」
奏「…写真?」
奏「なにこれ…みんなの…集合写真…?」
奏「あれ…?これって…初音ミク…?」
なんで…どうして…?
どうしてみんなが…初音ミクと写ってるの…?
そもそもみんなが写ってるのもおかしいよ…
しかもお揃いの…見たことない制服で…
…いや…みんなじゃない…ここには…
私がいない…?
私だけいない…
でも…私以外のみんなは写ってる…つまり…みんなで私を騙して…っ?
モノクマ「うぷぷ…何やらいろいろ考えてるみたいだけど…」
モノクマ「いつまでもそこに居られると困るんだよね。邪魔なんだよ」
モノクマ「だから…さっさと出ていってよ」
奏「で、でも…!」
モノクマ「言ったでしょ?質問は受け付けないってば!」
奏「…………」
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奏「何が最後のヒントなの……」
奏「余計にわからなくなってきた…」
奏「直接…みんなに聞いてみよう…」
奏「そうすればはっきりするはず…」
奏「……ううん、はっきりさせるんだ」
奏「きっと…食堂にいるよね」
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奏「あ…桃井さん達…!」
愛莉「っ…!よ、宵崎さん…」
みのり「…ご、ごめんね、私たち急いでるんだ…!」
奏「あ…!」
奏「…どうして……」
奏「どうしてみんな…私を避けるみたいに…」
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【図書室】
奏「か、神代さん…っ!」
類「…おや、宵崎さんか…」
奏「その…話があるんだけど…」
類「……………」
奏「…神代…さん…?」
類「…すまないけど…何も聞かないでくれ」
奏「あ…ま、まって…!神代さん、!」
奏「…どういう、こと…?」
奏「なんでみんな…私を避けるの…?」
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【死体安置所】
奏「…………」
奏「ん………?」
えむ「……………」
奏「あそこに倒れてるのって…鳳さん…?」
奏「お、鳳さん…!こんなところで寝たらだめだよ…!」
奏「も、もしかして…死んで…?」
ジェノサイダー「わっはっはー!!!」
奏「わっ…!?」
ジェノサイダー「さむっ!!ここめっちゃ寒いね!」
奏「お、鳳さん…ここで寝てたら凍死しちゃうよ…」
ジェノサイダー「えっ?寝てた?あたしまた寝てたの?」
奏「…なんで寝てたの……?」
ジェノサイダー「んー…わかんない☆あの子が何かしたんじゃないかなっ☆」
奏「そっか…人格変わると記憶は引き継げないんだったね…」
ジェノサイダー「そーそー!」
ジェノサイダー「それにしてもここ寒いねっ!」
奏「うん…さっきも聞いたよ…」
ジェノサイダー「じゃ、あたしはここから出るねー!」
奏「あ…ま、またね」
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奏「あれ…冷蔵庫が開いてる…?」
奏「さっき来た時は全部閉まってたのに…」
??「あー、そのせいだったんだね…」
瑞希「えむちゃんが気を失った理由って…」
奏「…!み、瑞希…!」
瑞希「遅くなってごめんね!」
奏「もう…大丈夫なの…?」
瑞希「うん、心配かけてごめん…」
奏「ううん、無理もないよ…」
瑞希「…それよりこの部屋、死体安置所みたいだね」
瑞希「それでえむちゃんは、この冷蔵庫の中を見て記憶を失ったのか…」
奏「知ってたの…?」
瑞希「知ってたというか…さっき、走っていくジェノサイダーとすれ違ったからさ」
奏「そうだったんだ…」
瑞希「えむちゃんはこの部屋を調べようとして、そこで冷蔵庫を開けてしまったんだよ」
奏「とりあえず冷蔵庫を元に戻さない…?そのままっていう訳にもいかないし…」
瑞希「奏、ちょっとまって」
瑞希「しまうのは、後での方がいいかも……」
奏「え、?」
瑞希「…これ…覆面の人の死体だよ」
奏「え、え…!?」
奏「ほ、本当…!?」
瑞希「うん。じゃあ…早速調べようか」
奏「えっ、と…私は何をすれば…」
瑞希「その辺で待ってて!終わったら教えるから!」
その辺って……
ずっとここにいるのは…寒いな…
あ…そうだ、写真のこと…聞いてみようかな…
奏「…ねぇ、瑞希」
奏「調べながらでいいから聞いてほしいんだけど…」
瑞希「ん?なに?」
奏「さっきのモノクマアナウンスの事なんだけど…」
瑞希「あー…ヒントがなんとかってやつ?」
瑞希「あれなら行ってないよ?」
奏「え、そうなの?」
瑞希「このタイミングでヒントって…ボク達を惑わそうとしてるに決まってるじゃん」
瑞希「それに、ヒントなんか無くても、ボクは自力で謎を解いてみせるよ!」
奏「そっか…」
じゃああれは…やっぱり罠だったんだ…
よかった…
奏「…あ…ビニールシートが置いてある…」
奏「これ…植物庭園にあった物と似てるな…」
奏「スタンプもあるし…あのビニールシートは、やっぱりここの物だったんだ…」
奏「そういえば…ランプが付いてる物には死体が入ってるんだよね?」
瑞希「ランプが付いてるのは全部で21個の内…9個だね」
瑞希「それはそうと奏!調べ終わったよ!」
奏「は、早いね…どうだった?」
瑞希「死体の傷口や出血の跡を調べたんだけどさ…」
瑞希「腹部の傷も、後頭部の傷も死後に受けた可能性が高いみたい…」
奏「え…?」
瑞希「死体が焼けたせいで分かりずらくなっていたけど…間違いないよ」
奏「じゃあ…本当の致命傷って…?」
奏「残る可能性は全身の数多くの傷だけど…それって古傷だったよね…」
瑞希「…古傷だなんてどこにも書いてないけど?」
瑞希「モノクマファイルには、ここ数日のものではない傷って書いてるだけだよ」
奏「それと何が違うの…?」
瑞希「全然違うよ!特に言葉の印象がね!」
奏「え…?」
瑞希「もしあの死体が殺された事自体、ここ数日じゃなかったとしたら?」
奏「…!?」
瑞希「可能性の1つとして考えられるはずだよ」
瑞希「それと、死体に関して知りたいことがあったら今の内に聞いといた方がいいよ」
瑞希「多分、死体を調べられるのは今の内だと思うし…」
奏「あ…!思い出した…!」
奏「さっきファイルを見た時、初音ミクの身長とかが載ってたんだけど…」
瑞希「身長158センチ、体重42キロ。スリーサイズは53、46、82でしょ?」
奏「よ、よく覚えてるね…」
瑞希「まだ測ってなかったから測ってみようか!」
奏「うん…そうだね」
瑞希「………」
瑞希「あれ……違う…?」
奏「え…ミクじゃないの…!?」
瑞希「うん…違うみたい…」
瑞希「えっと…聞きたいのはそれだけ?」
奏「あ、う、うん…ありがとう…」
瑞希「それじゃあ行こっか。ここすっごく寒いし…」
奏「え、死体は戻さないの…?」
瑞希「あ…忘れてた…」
奏「忘れてたの…!?」
瑞希「じゃあそろそろ解散に…」
奏「あ…み、瑞希!」
瑞希「ん?どうしたの?まだ聞きたいことでも…」
奏「本当に…この学園に来てから、1回もお姉ちゃんと会ってないの…?」
瑞希「…え?」
瑞希「…どういうこと…?」
奏「寄宿舎の2階にロッカールームがあったのは知ってるよね?」
瑞希「うん…」
瑞希「だけど、あのロッカーは本人の電子手帳じゃないと開かないはずだよ?」
奏「それはそうなんだけど…わたしは緊急用の電子生徒手帳を使ったんだ」
瑞希「学園長室にあったあの電子生徒手帳か…それで…何か手掛かりはあったの?」
奏「手帳なんだけど…でも私が見る限り、瑞希の物としか思えなかったんだよ」
瑞希「…………」
瑞希「……なんで?」
瑞希「さっきも言ったけど、あれは本人のじゃないと開けられないはず…」
瑞希「それに、あそこに入れるようになったのも最近の事…」
奏「確かにそうだけど…でも書いてあったんだよ…!」
奏「学園長の事を…お姉ちゃんって……」
瑞希「……!?」
瑞希「も、もしかして…」
瑞希「じゃああの映像も…本物なの…?」
奏「あの映像…?」
瑞希「奏……全部繋がってきたよ」
瑞希「それも、最悪な形でね…」
奏「どういうこと…?」
瑞希「ボクは今からロッカールームに行ってくる」
瑞希「奏の言ってた事を確かめたいんだ」
奏「それじゃあこの電子生徒手帳を…」
瑞希「それは必要ないよ。ボクのロッカーなら、ボクの電子生徒手帳で開くはずだからね」
瑞希「…これ、奏に渡しておくね」
奏「これ…って…DVD…?」
奏「……第78期生…緊急面接…!?」
瑞希「奏が居なくなった後、隠し部屋から見つけたんだよ」
瑞希「詳しく説明してる暇は無いから、代わりに見てきて!」
瑞希「そうすれば、ボクの知らない場所で手帳が置いてあったって分かるよ…」
奏「うん…わかった」
瑞希「そういえば、奏が居なくなった後に考えたんだけど…」
瑞希「整理は付かなかったよ…むしろ、ますます分からなくなっちゃった…自分の気持ちもね…」
それって…お姉ちゃんのことだよね…
瑞希「だけど、これだけは確かだよ。ボクは黒幕を許せないって…」
瑞希「ボクのお姉ちゃんを…みんなのことを殺したのも黒幕のせいだよ…」
瑞希……見た事ないくらい怒ってる…
そりゃあそうだよね…
瑞希「…ボクは…黒幕を絶対倒してみせる…!」
瑞希「…あははっ…無駄話はこれくらいにしよっか!」
瑞希「もう残りの時間は少ないし…またね、奏!」
瑞希「また…最後の学級裁判で会おうね…」
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【視聴覚室】
奏「…よし、これで見れるはず」
奏「…………」
私がそこで見たものは
あまりにも目を疑うもので
唖然とした
奏「…まふ、ゆ…?」
画面の前に映るのは、久しぶりに見るまふゆの姿
少し強張った表情をしている…
そして……
???「じゃあ…面接を始めようか」
大人の、女性の声…
???「悪いけど、この面接の様子は録画させてもらうね」
???「この映像はある意味、契約書代わりだけど…君達を信用してない訳じゃないよ」
???「ただの保険だから、安心してね」
まふゆ「……………」
???「じゃあ早速、本題に入るけど…」
???「君は…これからの一生をこの学園の中だけで過ごす事になるかもしれない…」
???「それを了承してくれるかな」
まふゆ「りょ、了承するもなにも…」
まふゆ…困惑してる…
そうだよね…急にそんなこと受け入れられるわけ…
まふゆ「…分かりました」
え……?
???「そっか…ごめんね」
???「それなら、私も全力で君を保護する事を約束するよ」
学園長「希望ヶ峰学園、学園長の名にかけて…ね」
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そこで映像は終わった…
…わからない
まふゆは…ここから出たかったんじゃないの…?
それなのに…
この学園での一生を受け入れるなんて…
奏「あ…まだ映像が続いてる……」
奏「……っ!?」
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学園長「宵崎さん、面接を始める前に言っとくけど…この面接の様子は録画させてもらうね」
奏「は、はい…」
なんで…私が映ってるの…?
こんな面接…受けた記憶なんて…
学園長「早速本題に入るけど…」
学園長「宵崎さん。君はこれからの一生を、この学園内だけで過ごす事になるかもしれない…」
学園長「それを…了承してくれるかな」
奏「…………」
奏「分かりました…」
………!?
今…分かりましたって…言ったの…?
学園長「ごめんね、こんな思いをさせて…」
奏「いえ…だって、仕方ないですし……」
学園長「だけど、君がこの学園にいる限り…私が全力で守ってみせる…」
学園長「希望ヶ峰学園…学園長の名にかけて…」
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その後も、星乃さんや東雲さん達の面接が流れていた
みんなここでの生活を受け入れてて…
それに、瑞希の面接の様子もあった
瑞希もここでの生活を受け入れていた…
そして、瑞希の面接が終わりそうになった時…
突然、映像が止まった。
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奏「あれ……?」
奏「付かない…なんで…!?」
モノクマ「おやおや、どうやら故障してしまったみたいですね…」
奏「こ、故障…?」
なんでこんなタイミングで…
絶対わざと壊したに決まってる…っ
…………
奏「さっきの映像…」
奏「私もみんなも…忘れてる…?」
キーンコーンカーンコーン…
モノクマ「…………さてさて…」
モノクマ「終わりの学級裁判の始まりだよ!」
モノクマ「いつもの場所で!また会いましょう!!」
奏「……始まる…」
奏「始まってしまう………」
奏「最後の学級裁判…」
奏「これが…最後……」
奏「………行こう」