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裏拍手
私たちは夜道を歩いていた。
結月「はぁ…」
結月「初心者が軽い気持ちでキャンプなんかするんじゃなかった…」
一歌「キャンプ場どこだろうね…」
`パチパチパチ`
一歌「ん?」
`パチパチパチパチ`
音がした方を見ると女性がこっちを見ながら拍手をしていた。
_手の甲で
一歌「ねぇあれってもしかして助けを求めてるとかじゃない?助けてあげようよ!」
結月「逃げるよ!」
一歌「え ちょっと!」
私たちは全力で走った。
結月「ハァ..ハァ..ハァ..」
結月「ここまで離れれば大丈夫だと思うけど…」
一歌「ねぇなんで急に走ったの?」
結月「あれは『裏拍手』って言って、死んでる人がする拍手のこと。あの人はもう死んでるの」
一歌「そうなんだ〜」
`パチパチパチ`
一歌「よくそんなこと知ってるね〜すごーい。」
`パチパチパチパチ`
そう言って笑いながら手を叩く彼女は、
手の甲で拍手をしていた