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2-1 学校にとある異変が
1-1
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1-2
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1-3
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沙奈「ファァァ」
雷夏「大きなあくびだな」
沙奈「昨日マジで課題終わんなくてさ…あぁ、、眠…」
実を言うと、昨日課題が終わらなかったわけではない。実は無茶な任務をまた真央に押し付けられた。恵那と昨日二人で行ったか、恵那は体調を崩した。
沙奈「ん?教室が騒がしい…」
雷夏「そうだな、いつも以上にうるさいな。」
沙奈「は?」
そこには私の事について、黒板に書かれていた
沙奈「沙奈はぶりっ子、沙奈は誰でも付き合える、沙奈は男は誰でもいい、沙奈は本当は殺し屋…か」
雷夏「おい、誰だよこれ書いたの」
沙奈「あ、いいよ雷夏君!別に大したことじゃないし」
雷夏「でも、萩原‥!!」
沙奈「私のことは気にしないで!」
雷夏「いやいや!こんないじめのような事されといてそんな平気でいられんのか?!」
沙奈「大丈夫だよ!!慣れてるし!!!それに、雷夏君が庇ったら、雷夏くんまでイジメられるよ?」
雷夏「そんなのどーでも良いんだよ!!」
??「そうだよ雷夏君、沙奈ちゃんの言う通りだよ!」
声のする方を見ると、そこには真鍋佐苗がいた
佐苗「佐苗も言ってることだしぃ?関わらない方がいいんじゃなぁい?」
完全にぶりっ子。こいつが犯人じゃん…私がターゲットと仲良くしてるからターゲットが格好良く見えたって事?ばっかじゃないの…
雷夏「うるさい、お前には関係ねぇ」
佐苗「いやいや、沙奈が言ってるんだよぉ?なのに何でそれを信じないのぉ?まさか、実は沙奈、スパイとかの類って書かれてるけど、本当だったってことぉ?w」
やっば。。。バレる…
真央「いい加減にしな、佐苗!!」
佐苗「ハァ?何いってんのぉ?沙奈がぁ、雷夏君に関わらなくていいよって言ってるんでしょぉ?だったら私が関わってもいいよねぇ?ねぇ、雷夏君、いいよねぇ?いいんだよね?」
真央「佐苗、ちょっとこっち来て、それに、雷夏君の顔、見てみな?ちょーぜつ嫌そうな顔してるよ」
佐苗「そんな訳ないじゃない!!このクラスで一番の美少女のぉ、佐苗様がわざわざ言ってるんだよぉ?」
沙奈「真央、よろしく★」
真央「はいはい、ボソッめんどくせぇ。。よりによってこいつかよ。。。」
佐苗「聞こえてますけど?」
真央「あーはいはい、わざわざ聞こえるような声で言ったんです〜」
タタタタタタ
雷夏「何か、、、すまん」
沙奈「いいよ、もとはといえば佐苗が悪いし、『あとは真央に任せとけば、佐苗は大丈夫かな』」
雷夏「所で、、この噂、かなり広まってるけど」
沙奈「え?」
雷夏「SNSでも拡散されてるんだけど、、、」
沙奈「うっわ、マジかぁ、、、『本当に殺し屋だから、バレるとめんどいなぁ。。事情話して恵那とはちょっとの間、離れとかなきゃじゃん...あーあ、だからめんどいんだよなぁ、佐苗って』」
〜空き教室にて〜
真央「あのさぁ佐苗!!あんた何バラしてんの?!今度の今度こそ首にしていいわけ?!」
佐苗「わかった、わかったって!ごめんごめん!『まぁ、SNSであの情報、拡散してるし私の勝ちぃ!』」
真央「どーせあの黒板の文字、SNSで拡散してんでしょ?」
佐苗「ギクッそ、そんな訳無いじゃん!!何いってんの?組織の長がさぁ。」
真央「組織の長。だったら何?」
佐苗「気付かないの?組織って、組織の利益になるためなら、人を切り捨てるって!」
真央「ハァ。わかった。あんたが居なくなってほしいのは、沙奈」
佐苗『良し!これで邪魔者は消え去る!!』
真央「そして私達が最もいらないと思っているのは、あんたよ、真鍋佐苗」
佐苗「そうよね!!…え?わ、私?」
真央「えぇそうよ、さて、最後の任務」
佐苗「な、何?」
真央「組織の長である私を殺してみなさい」