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金欠
夜桜七星
みなさんは、金欠になったことありますか?ありますよね(圧)???
わたしはいま、絶賛金欠中!!かなしー…
そんな中で思いついたので書きました!
財布の中には、85円しかなかった。
中学生の僕は、お小遣いを使い果たして絶望していた。
今日は、ずっと好きだった幼馴染の華観ちゃんと初めての夏祭り。
「たこ焼き、奢るね!」なんて大口を叩いた過去の自分を殴りたい。
「神様、せめて500円……」
泣きそうになりながら、自分の部屋の引き出しをひっくり返した。
奥から出てきたのは、小学生の時に使っていたねずみの財布。
チャックを開けると、小さく折りたたまれた1万円札が入っていた。
「よっしゃあああ!!」
叫んだ。奇跡だ。これでたこ焼きどころか、お面もカキ氷も全部奢れる。
興奮して広げると、そこには汚い字でこう書かれていた。
『未来のオレへ。これは将来、絶対に、ガチで、好きな女の子とデートする時まで使っちゃダメな “男の1万円” だ。小1のオレより』
過去の自分が残してくれた、最高のヘソクリ。
当時の自分にとっては全財産だったはずだ。
未来の僕の恋を応援してくれていたのだ。
自分の男気に、不覚にも目頭が熱くなった。
小1の僕、ありがとう。君のおかげで、今日のデートは大成功だ。
涙を拭い、僕は1万円札を握りしめて夏祭りへ走った。
華観ちゃんと合流し、ドヤ顔でたこ焼き屋に並ぶ。
「好きなだけ食っていいよ」と、店主にお札を差し出した。
店主はそれを手に取り、じっと見つめ、裏表をひっくり返した。
そして、ものすごく哀れみのこもった目で僕に言った。
「ボウズ……これ、おもちゃの『億万円札』や。しかも裏にカレーのシミついてるで」
……よく見ると、福沢諭吉の顔が、自分で描いた落書きのゴリラになっていた。
小1の僕へ。
お前の「男の1万円」のハードル、低すぎないか?
あと、好きな子の前で最大の恥をかかせるな。
結局、華観ちゃんが「私、半分出すよ!」と苦笑いで500円玉を出してくれた。
情けなくて泣きそうになりながら、私の85円を足して、2人で1つのたこ焼きを分け合って食べた。
目頭とともに僕の心も熱くなるのを感じた。
どうでしたか?男子目線という人生で初めての設定で恋愛の話を作ってみました。
自分自身、恋愛経験ないんですが…(笑)
笑っていただけたら、うれしすぎます!