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【元素:ベリリウムさんに聞く】恋愛でモテるコツ!
私「今日はよろしくお願いします。」
ベリリウム「よろしくお願い致しますわ。」
私「今日は緑柱石のベリリウムさんに、恋愛でモテるコツを質問するのですが…。」
ベリリウム「あら?別にいいのだけど、お話にはなっていないわ。」
私「ー?どういうこと、ですか?」
ベリリウム「ああ、これを言ってもいいのかしら…。」
私「あ、気になるんで、遠慮せず」
ベリリウム「私のセリフを作っているのはあなたよ。だから、私はあなたなの。自分にモテるコツを聞いて、何になるのかしらね。別に、いいのだけど…。」
私「ちょっとメタすぎる発言ですね…」
ベリリウム「レアメタル?」
私「それは希少金属です。メタいっていうのは、裏側?を暴露しちゃう的な…こういう架空のキャラクターとかの世界観を崩壊しちゃうような…」
ベリリウム「ああ、ごめんなさいね。」
1月某日。
今日お話を聞く方の元へ来た。
「お家で待ち合わせしているのですが…。」
「あら。おはようございますわ。」
今日お話を聞くのは…、ベリリウムさんだ。
〈てってってーれってーてーれーれってれんてれーん〉
私「今日はよろしくお願いします。」
ベリリウム「よろしくお願い致しますわ。」
私「今日は緑柱石のベリリウムさんに、恋愛でモテるコツを質問するのですが…。」
ベリリウム「あら?別にいいのだけど、お話にはなっていないわ。」
私「ー?どういうこと、ですか?」
ベリリウム「ああ、これを言ってもいいのかしら…。」
私「あ、気になるんで、遠慮せず」
ベリリウム「私のセリフを作っているのはあなたよ。だから、私はあなたなの。自分にモテるコツを聞いて、何になるのかしらね。別に、いいのだけど…。」
私「ちょっとメタすぎる発言ですね…」
ベリリウム「レアメタル?」
私「それは希少金属です。メタいっていうのは、裏側?を暴露しちゃう的な…こういう架空のキャラクターとかの世界観を崩壊しちゃうような…」
ベリリウム「ああ、ごめんなさいね。」
---
私「5選なので、まず一つ目からお願いします《《わ》》。」
ベリリウム「1、返事を求めるとはっきり言わない。」
私「ちょっと飛びすぎですね」
ベリリウム「普通は、『好きだよ。返事はすぐじゃなくてもいいからね。』とか、言いますわよね。」
私「少女漫画でよくある、羨ましい場面ですね」
ベリリウム「それの、『返事はすぐじゃなくてもいいから』をやめましょう。」
私「え!?そこが大事なんじゃないんですか?」
ベリリウム「初手はそんなもんね」
私「本音漏れてますよ」
ベリリウム「ああ、ごめんなさいね。何でそれを無くすかというと、やっぱり男性は、女性の言ったことを|reverse《リバース》にとらえてしまうのよ。」
私「へ…?り、りばーす?」
ベリリウム「反転、って意味ね。つまり、『すぐじゃなくていい』|=《イコール》『早く答えろ』って思っちゃうのよ…」
私「なるほど」
ベリリウム「だからそういうと、プ…?プラッシャーがかかってしまうのよ。」
私「プレッシャーですね。じゃあ、その時はなんて言えばいいんですか?」
ベリリウム「考えてごらんなさい。」
私「あ!『返事はいらないよ』って言うとか?」
ベリリウム「のんのん。そもそも、言わない。返事はいらないよも、すぐじゃなくていいも言わず、『好きだよ』だけでいいの。」
私「それは発想の飛躍が必要ですね」
ベリリウム「そんなこと言っちゃあ、恋愛はそれでお・し・ま・いっ!発想の飛躍こそ、恋愛のコツっ」
私「私には言えたもんじゃありません」
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ベリリウム「2つ目は、必要なのはギャップ!」
私「ギャップ?『だめだよぉこんなの無理だよぉ』って言いながらもめっちゃ強いとか…あれですかね」
ベリリウム「まあ…それもあるんだけど、ギャップは、『何だこいつ可愛いんじゃん・かっこいいんじゃん』と思わせるためのものよ。」
私「ああ…。」
私「具体的に、どう言うギャップを?」
ベリリウム「ツンデレ→清楚 のように、補性格を使いますわ。」
私「捕性格?オリジナルの言葉ですか?」
ベリリウム「ええ。補色と同じような、真逆のように使うことが大切よ。あなたはどんな性格なのかしらね。」
私「ええ…マイペースです。天然とも言われますけど。マイペースの逆って何ですかね。」
ベリリウム「天然の逆は真面目だけど、真面目っぽい告白は、直接言う系はないのよね。だから、マイペースの逆?の簡素的な『好きだよ』だけでいいと思いますわ。」
私「ギャップ…他にありますか?」
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ベリリウム「ありませんわ。3つ目は、告白の仕方ですわ。」
私「仕方はいろいろありますよね。ありきたりなのだと、屋上に呼び出して告白とかですかね。それ以外になんかあるんでしょうか」
ベリリウム「たくさんありますわ。ラブレター、LINEで告白、友達に伝えてもらう、告白せずに全力でアピールする…アピールに関しては、後で説明しますわ。とりあえずこれくらいね。」
私「ああ…。友達にヘルプって手もありますね」
私「告白の仕方にも性格は絡んでくるんですか?」
ベリリウム「もちろんよ。天然の逆は?」
私「真面目?」
ベリリウム「そう。よくわかってるわ。真面目って、どんなものを想像する?」
私「んー…真面目は真面目でも、いろんな真面目がありますし。授業をちゃんと受けるとか、ルールを破らないとか。」
ベリリウム「いろいろありますわね。真面目って、文系か理系か、どちらを想像いたします?」
私「とっさに思いついたのは、文系ですかね」
ベリリウム「なら、ラブレターで告白しましょう。」
ベリリウム「それも恥ずかしかったら、友達にヘルプもいい手ですわ。天然だからこそ、ギャップが入らない時もあるのよ。」
私「難しいですね。」
ベリリウム「そうよね。他には、清楚ならやっぱり、呼び出したりせずに、直接…がいいですわ。」
私「じゃあ、ギャルとか、印象激しい人は?」
ベリリウム「その人らしい告白の仕方はいらないのです。呼び出して告白が一番いいですわ。」
私「あの…LINEで告白して、あとで冗談っていう手はあるんですか?」
ベリリウム「するどいわね!それもとってもいいわ。清楚系の人か、天然の人がやるといいわ。」
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私「4つ目お願いします。」
ベリリウム「4つ目は、アピールに大切なことよ。」
私「あー。告白の仕方の時、ちらっと言ってましたね」
ベリリウム「そうよ。可愛くするとか、相手のタイプ聞くとか、そう言うものじゃないのよ。」
私「じゃあ、なんです?」
ベリリウム「趣味を合わせるのよ。」
私「相手の趣味を聞くと言うことです?」
ベリリウム「まさにそうなのよ。相手に趣味を聞いて、その趣味が同じだったら最高なのだけど、趣味を裏でバレずに研究するのが真のアピールだわ。」
私「性別は絡みませんか?」
ベリリウム「特に絡みませんわ。」
私「私の体験談、話してもいいですか?」
ベリリウム「是非聞きたいわ。」
私「私には、好きな人がいるんです。」
ベリリウム「あら。今でも好きなのかしら?」
私「はい。それで、その子の趣味が、ボカロと、五等分の花嫁というアニメなんです。」
ベリリウム「まさか、趣味が二つも一緒だったの?まあ!」
私「そうなんです……。アニメの推しは違ったんですけど、よく一緒にトークしてて、これも自然にアピールになってたんだな、って…。告白はしてないんですけどね。」
ベリリウム「いいえ。アピールしているつもりがなかったらアピールではないわ。告白も、頑張ってくださいね。」
私「いつか…。頑張ります。」
ベリリウム「告白って言うのも、勇気がいるものですわね。失敗したら、それから気まずくなってしまうのよ。そして、今までの関係が壊れてしまうから、振られたらトークも何もできなくなってしまうかもしれないわ。」
私「どっかで聞いた頃あるセリフだな」
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ベリリウム「5つ目はありませんわ。」
私「ネタ切れですか?」
ベリリウム「筆者がネタ切れなんだけど、とりあえず、あなたの面白い体験談があると聞いたから、それを話してもらうわ。」
私「これは私の体験談ではなく、友達の体験談なんですけどね。」
私「私の一歳年上の友達の話なんですけどね。好きな子がいて、その子にラブレターを書いたらしいのです。だけどその頃、かっこよく見せたいのか何だかわからないけど、全部英文で書いたらしいんです。」
ベリリウム「その本文は?」
私「それは分からないんですけど、おそらく|I've always liked you Please go out with me.《ずっとあなたのことが好きでした。付き合ってください。》だと思います…」
私「その後に近くの公園に呼び出す予定だったらしいんですが、その前に手紙を解読されたらしく…。」
ベリリウム「あらま。」
私「それで終わりです。」
ベリリウム「そう。それでは今日は終わりでいいかしら。」
私「はい。」
ベリリウムとは…
元素。118個の中で4番目に軽い。別名、緑柱石。緑色の宝石。第二族(アルカリ土類金属)の一種。