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5話
なあと_🎲
青さん気絶シーンあります
水さん目線
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注射が終わり、部屋に戻る。
部屋には、しょーちゃんと悠くんがいる。
珍しく、いふくん達がいないが、多分すぐに帰ってくるだろう。
「...まろちゃん遅いなぁ...」
あれから5分たち、しょーちゃんが不思議そうに言う。
「ね、どうしたんだろ....」
そんな事をしょーちゃんと話す。
悠くんの人格のゆうきくんが、りうちゃんの勉強を教えている。
ゆうきくんは世話好きで、みんなのお兄ちゃん的存在で知的学的人格。
いつも笑顔の奥に少し闇を感じるのは気の所為だと思いたい。
みんなまだ、学校には行ってないが、院内学級に混ざって勉強をしている。
いつかみんなの精神が安定するようになったら一緒に通わせてあげたい。
りうちゃん達を見守りながらいふくん達を待つ。
あれから10分たっても戻ってこなく、初兎ちゃんの表情が曇り始めるが、勢いよくドアが開く。
「ハァハァッ.....ッパクッッッ!!パクッッッッ!!!」
肩で息をしながら必死になにかを伝えようとするないちゃん。目元には涙が溜まっている。
「ないちゃん?!どうしたの!?」
それに驚き、すぐに近寄る。
「グイッ!........パクッッ!!パク!!」
白衣の裾を思いっきり引っ張られる。そのまま、ないちゃんの力にまかせて、連れてかれる。
しばらく歩くと、青い髪で白衣を羽織った人が一通りが少ない場所で倒れている。
「?!....いふくんッッッッッ!!!!!」
すぐに駆け寄り、肩を揺する。力なく倒れている彼の顔は青白く、眼鏡越しでもわかるように隈が酷かった。
「....ないちゃん、しっかりついてきてねッ!」
いふくんを背負い、全速力で走る。
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白さん目線
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大きな音をならしてドアが勢いよく開いた。
ドアが取れるかと思いながら唖然としていると、ぐったりとしているまろちゃんを背負っているいむくんが息を荒くして立っていた。
「ハァ...しょーちゃんッ!!ハァ...いふくんがッ!!」
「大丈夫!!いむくん一旦落ち着いて!まろちゃんをベッドに寝かせて!」
一旦いむくんを落ち着かせ、まろちゃんをベッドに寝かせる。
流石に、痩せていると言われても、180cmある成人男性を一人抱えているのだ。
後ろで不安そうに見つめているりうらと悠くんといむくんの後に来たないちゃんが視界の端で見えた。
「いむくん、3人を違う部屋、連れってって」
「ぅッ、うん!」
まろちゃんが顔面蒼白で倒れているところを見ていると不安になるだろう。
倒れた時に頭などをぶつけたりしてないか確認する。
「怪我はあらへんね...」
聴診器などで体に異常なところを探す。
検査したところ、専門じゃないが症状から考えるに、|血管迷走神経性失神《けっかんめいそうしんけいしっしん》だ。
症状は呼吸が少し浅いのと冷や汗くらいで、睡眠不足で血圧の低下で失神したんだろう。
ぶっ倒れた時にクリティカルヒットしなければ命に関わるようなことはないし、一時的に意識がないだけで、ほっといておけばすぐ起きるだろう。
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青さん目線
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気持ち悪い、頭痛い、頭がふわふわする。
そんなことを思いながら重い瞼を開くと、そこには真っ白な天井が広がっていた。
見慣れないその光景に戸惑いながら、起き上がりあたりを見渡す。
「まろちゃん、おはよぉ」
初兎が隣でパソコンを弄りながら、ゆっくりとしたテンポで話す。
「調子はどぉ?」
「ん.....大丈夫....」
「はい、まろちゃん これ飲んで」
そう言いながら、ペットボトルに入ったスポーツドリンクを差し出す。
「ぁ、ありがと...」
受け取り、飲んでいると、今度は少し早口で話し始める。
「...まろちゃんね、さっきないちゃんに注射打ち終わった後にぶっ倒れたみたいやで? 症状的には|血管迷走神経性失神《けっかんめいそうしんけいせいしっしん》やと思うから、塩分水分しっかり取って、できるだけでええから寝るように。それと、目眩とか吐き気とかが出たらすぐに言うてな? 俺らがいなかったらすぐに仮眠室で横になってな」
「........はい...」
俺が返事をした後に少し間を開けて思い出したかのように話し始めた。
「あ、 あと、ないちゃんが必死で呼びに来てくれたんやで? お礼言っておきなね?」
「ぇ?、ぁ、ぅん...」
少し、間が開く。いわゆる|話すことがない《気まずい》ということだ
しばらくしてから初兎が話し始める。
「......倒れたのってこれが初めてやないやんな?」
その言葉に自分でも肩が跳ねたのがわかった。
「やっぱりな....」
心の声が漏れたような声で言う
「あんな? まろちゃん、俺より医師のキャリア長いんだから、わかるやろ?」
溜め息をつき、頭を抱えながら、ゆっくり話し始める。
「んで? 症状は? いつから?」
呆れたような声で初兎に聞かれたので、ふわふわとする頭で必死に考える。
「えっと....ちょうど、ないこの注射が終わって、病室に戻ろうとした時に急になんか、目眩が来てフラっとした瞬間に吐き気が来て、耳鳴りと視界のぼやけが一緒に来て、そっから意識ない.....」
「そっか....吐き気は? 耳鳴りとかまだ続いてる?」
「ちょっと気持ち悪いのと、頭痛。」
「OK、 多分、頭働いてないし安静にしててな! 吐きそうになたら言ってな!!」
「ぅ、うん....」
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水目線
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PHSで連絡がくる。しょーちゃんからだ。
『あ、いむくん? まろちゃん起きたでー。 一応安静にさせるわー!』
「あーおけおけ! そっち行くねー! ちょい悠くんの情緒が不安定になっちゃって、今寝てるよー他の子は安定してる」
『りょー』
簡単な返事でPHSの電源を落とし、みんなに部屋に戻るように促す。
「みんなー! 病室戻るよー! 片付けしよーね!!」
ないくんとりうちゃんは勉強道具の片付けをし始め、僕はそれを手伝う。
片付けが終わり、寝ている悠くんを背負い部屋を出る。
「ほとけせんせー、あとで勉強教えてねー!」
「え〜? 僕よりいふ先生に聞いた方がわかりやすいんじゃないかなー?」
「えー、じゃあまろ先生に聞こー」
そんなゆるい会話をしながら、病室に戻る。
おはようございます!こんにちは!こんばんわ! 僕です!(?)
えー、、ここまで読んでくれてありがとうございます!
まぁ、、、、、ここは読まなくても良いんですが、まぁ、、、、、なんか、、、4回くらいデータが吹っ飛んでね....
なんか、書く気が失せてましたね...... ごめんなさい....
あと今日、リア友と納涼祭のボランティア行ってきました!かき氷のシロップかけました!!
じゃあ!! ここまで読んでくれてありがとうございました!!!!!