公開中
File2-2 零の鬼、出陣
🎸「うーん、、」
木を切りながら考える
☔️「どうかしましたか?」
🎸「いや、、」
🎸「妖乃と俺ってあんまり接点ないなーって」
☔️「そう、ですね…」
苦い顔をして俯く妖乃に俺は首を傾げる
☔️「…うり様だから、言わせていただきます」
🎸「え?あ、うん」
急に真面目な表情で見つめられ、木を切る手が止まる
☔️「…私は、人ですが鬼です」
🎸「…え?」
🎸「ちょっと待って、それって簡単に言うとヒビキ達と同じ人鬼ってこと?」
☔️「そうなります」
☔️「…現実では、生前の兄のように殺人鬼なんです」
殺人鬼
小説でしか聞いたことのない単語が降ってくる
🎸「…そっか、じゃあ…その刀とか扱えたりするの?ピストルとか、」
☔️「そうですね…一応遠距離もいけますが、兄様ほどではないので」
☔️「私はどちらかというと毒殺ですね。」
そう言いながら妖乃は試験管に入った謎の液体を見せてくる
☔️「…うり様」
それをしまうと、近づいて俺に一言言った
☔️「私は兄様を倒して死にます。誰がなんと言おうと変わらない。」
☔️「それが私たち兄妹の宿命です。」
見つめ合う時間
その瞬間
雷の音がこの世界に響き渡った
---
🪼「始まったね、」
🍗「だな」
洞窟に潜りながらそう呟く
💡「おーい、石炭集めてきたぜー」
石炭をどっさりと抱えためとが帰ってきた
🪼「ナイス!じゃあこれ松明用と鉄焼く用に分けといて!」
💡「はぁー!?俺のことコキ使いすぎだろ!!」
⚡️「文句言っとる場合か!!はよしろや!!」
💡「じゃあたつやも手伝え!!」
2人で文句を言いながら分けていく
🍗「なんだかんだ仲良いよな」
🪼「ねw」
そう言いながら俺たちは鉄を掘り続ける
---
沙鬼「さってとー、皆んなどこかなー?」
広い草原を見渡しながらどっちに行こうか考える
カナタ『あーあー、沙鬼聞こえるかー?』
沙鬼「かなち様!✨聞こえますっ!」
耳元でかなち様の声が聞こえて思わず笑顔になる
カナタ『おお!一生懸命作った甲斐があるのぉ!』
死灰『そんなこと言ってないで早く指示しなきゃでしょ!』
カナタ『え、えぇ?あー、、頑張れ』
放棄された…
まぁ言われなくても頑張るけどね!
沙鬼「あれ?」
あっちに誰かいる!
沙鬼「おっともだち!おっともだちー!♪」
---
🫘「じゃっぴ…あの、、」
🦖「あず…あずぅ…」
🫘「良い加減木から降りろや!!」
🦖「だって怖いんだもん!!!」
🎐「私の真似するからこうなるんだよ、恐竜」
莉音の真似するべきじゃなかった…
🍫「じゃっぴ…w」
えとさんにも失笑されるし…
俺、、やっぱりヘタレかも、、
じゃないわ!!!
?「ねえねえ何してるのー?」
🦖「木登りだよぉ…って誰?」
?「えへ!」
眩しいくらいの笑顔を向ける少女
待て、こいつ
あの動画の中の…
1人…?
🫘「じゃっぴ逃げてっ!!!!!」
ドカァァァァァァァァァン
木が粉々に砕け散る
砂埃が舞い、目が痛くなる
🦖「う…げほっ、げほ…っ」
🎐「おい!大丈夫か!!」
莉音が駆け寄り、支えてくれる
なんとか飛び降りたからそんなに怪我はしていない
?「わあ!凄いね!今の攻撃避けれちゃうんだー!」
砂煙の中、幼い笑い声が聞こえる
?「でも、逃げるってことはお友達なってくれないのかな?」
🍫「あ、あなたは…?」
沙鬼「私、夜桜沙鬼!よろしくね!」
沙鬼「ねえ!私とお友達になって!」
突然の言葉に思わず驚いてしまう
🦖「急にな、、っげほっ…げほ…っ、!」
くっそ、息がしづらい…っ
沙鬼「あれ?じゃぱくんだいじょぶそ〜?w」
🦖「は、?なんで名前…」
沙鬼「てか、りおちショートカットかわちい!」
🎐「…なんで」
莉音の目が鋭く光る
沙鬼「事前に知らされてるもん!」
沙鬼「あとの2人は、えとちにあずちだよねっ!」
🫘「なっ…!?」
そんなに情報が回ってるなんて、、
🎐「え、こいつほんとに鬼?なんか…鬼にしてはうざくね?」
沙鬼「えぇ…!?りおち酷いよー!」
むーっと頬を膨らませて怒る沙鬼
その表情からパッと笑顔に直して彼女は言った
沙鬼「ねえねえ!お友達になろうよ〜!」
さっきからずっと友達になろうって言ってくるな…
🍫「お、お友達って…鬼と友達なんて無理だよ、!」
沙鬼「…え?」
🫘「大体、あんた敵やろ?敵と友達なんかなれるわけないやん」
あずがそう言った瞬間、沙鬼の笑顔が消えた
沙鬼「そっか、」
沙鬼「`じゃあ死んで?`」
シュッッッッ
🦖「え!?」
消えて…っ!?
ドカァァァァァンン
🍫「なんも見えない…!」
沙鬼「いけ!**夜桜**!(・'・*:.。.」
🎐「技か…!?」
辺りが暗くなり、夜になった
桜の花びらが風に舞い、何も見えない
🦖「3人とも!!どこにいんの!?」
🫘「分からん!!なんも見えん!!」
ザシュッッッ
🍫「が…っ、!?」
🎐「えとっ!!!!」
生々しい音と莉音の叫び声が耳に響く
やがて夜桜が晴れた
🫘「これはあかん…っ!!一時退散しろっ!!!」
俺たちは全力で走って逃げた
🍫「う…っ、、」
🎐「えと…っ!!」
莉音は怪我を負ったえとさんを抱えながら
沙鬼「あーあ、行っちゃった」
沙鬼「また遊ぼうね〜!」
---
🐉「…聞こえなくなりましたね」
朔夜「ふう…死ぬかと思った…」
いきなり夜桜舞うし…
ふざけんなっつうの…
カエデ「はあ…人殺しなんて愚かだわ…」
カエデ「人間も鬼も、皆んな仲良くなれば平和なのに…」
あ、
朔夜「それ、僕も同じこと思った…」
🐉「2人ともそんなこと思っているんですか?」
朔夜「うん、鬼と人間が仲良く暮らせてたらこんな事しなくてもいいのに、って思ったの僕だけじゃなかったんだね」
朔夜「僕さぁ、今までいろんな鬼見てきたけど、みんなを襲うの、何か理由があると思うんだよなぁ…。」
そう言うとカエデが「うんうん」と頷く
🐉「私も一応鬼ですけど…」
カエデ「なんだか龍さんは鬼とは思えないです」
カエデが優しい笑みを浮かべて言う
カエデ「優しいですし…ちょっと抜けてますし、、w」
🐉「えぇ!?」
カエデ「とにかく、龍さんもヒビキさんも…私からしたら味方です!」
🐉「そうですか、、嬉しいです」
朔夜「…」
---
沙鬼「んー、いないかぁ…」
止月『沙鬼殿。あやつらは鬼と"オトモダチ"になど到底ならぬ様だ…』
止月『早めに潰すのが身の為であるぞ。』
そんなこと、、
沙鬼「とっくに知ってるよ…」
でも、
沙鬼「お友達、作りたいから…」
沙鬼「ん?」
あれって…、?
あ、
沙鬼「みーつけた!」
沙鬼ちゃんかわええのう…!!
おっと、私の中のカナタが出てきてしまった(?)
誰が見つかってしまったのか…!?予想してみてください♪
おつなこ!!!
あと、、自主企画の質問募集してます、、
見てくれいいい!!!