公開中
歳離れに恋しちゃダメですか?
はぁ…なんで…?
--- 私がブイチューバーに⁈ ---
遡ること10分前、突然琉霞さんにブイチューバーをやってほしいと頼まれた。
「私は無理矢理琉霞さんの嫁候補になっただけであって…」
「でもねぇやっぱり将来のお嫁さんとやっていった方が絆が深くなるかなと思いまして。あと俺の本名は|伊妻桐生《いずまきりゅう》だって。」
「それは、すみません。でも私なんかが上手くできるとは思えないですし仕事の邪魔になるかもしれません。」
「俺はブイチューバーを仕事とは思ってないから大丈夫!」
ええぇ…
桐生さんは「もうキャラクターイラストお願いしておいてるから!」と完全勝利された。
そしてまずは名前と挨拶を考えることになった。
桐生さんは鷹が好きで鷹野とノリで琉霞にしたそうだけど…私にはネーミングセンスがないため、桐生さんに決めてもらうことにした。
「うーん、名前は苗字付がいい?」
「どちらかと言うとないほうが好みです。」
「じゃあ苗字はなしね。好きなモノとかはない?」
好きなモノ…好きなモノ…
私は動物が好きで、特に…鳥。あのもふもふな羽毛、いつか触ってみたいといつも思う。
色は…無難な藍色。おしゃれで可愛い。あっ
「|羽藍《うらん》がいいです。」
思いついた瞬間に声に出してしまった。
「羽藍か…いいね。それにしよう。あとは挨拶だね。これは俺が決めるよ。」
え?
「だって客観的に考えた方が可愛いでしょ?」
かわいいって…本気なのかこの人は。
「『』とか?ちょっと言ってみてよ。」
声をわざと高くして言ってる。これをオタクが見たら発狂するんだろうな。
ブイチューバーって大変なんだな。めちゃくちゃ言うの恥ずかしいんだけど??
でも言わなきゃ始まらない…仕方ない。
「こんにちはーみなさーん!空から生まれた羽藍だよ~今日からよろしくね!」
恥ずかしいけど頑張って言ってみた。
少し台詞間違えたけどまぁいいか。
どうかな、と桐生さんに聞こうと見ると、呆然と座っていた。
だ、ダメだったのかな…
そう思った時、桐生さんは言った。
「……尊い( °ཫ° )尊死する…」
ええぇ…そんなに?
そもそも尊いって言うのは普通私の立場なんじゃ…?
「よしこれにしよう。絶対人気出る。いや俺とコラボした瞬間絶対に登録者数100万超える!!!」
ガッツポーズをして桐生さんは蘇った。
これもオタクがみたら発狂するだろう。
ていうかなんか本気のオタクみたい…
急いで書いたので短めで終わりました!次回もお楽しみに!