公開中
勇者「え、魔王かわよ。家帰って監禁するか」魔王「ぶち殺すぞ」
はい。単発。
番外編執筆中の息抜きですね。
ではどうぞ。
俺は、なんのために旅をしているのか?
そんなの簡単だ。魔王を倒すため。
なら、なんのために魔王を倒すのか?
それも簡単。人々の平和を守…
勇者「んなわけねぇだろコラァ!!!」
魔法使い「うっさいわね、何よ急に大きい声だして。」
戦士「何だ?日々の鬱憤?ストレスか!?ストレスなのか!?」
盗賊「やっと本性出しやがったなこいつ」
俺達は旅の途中。しっかり魔王城手前だ。
もうあと2〜300m歩いたら魔王城着くくらい手前だ。
てかあれ声のせいで門番戦闘態勢になってない?しっかりと邪魔者を排除しようとしてない???
いやそもそもさ。魔王城手前からモンスターが強くなりすぎなのよ。
今まで行って精々サンドゴーレムとかだったんだよ???
今目の前にいるのなぁに?
魔法使い「ケルベロスですねー」
勇者「おかしいだろ。いやお前が心を読めてることもおかしいんだが。急に格が上がり過ぎだろ。何で魔界と地獄の門番が魔王城入る前にいるんだよ。」
魔法使い「道中うっかり拾った魔導書が心を読む魔法のやつで。」
勇者「んなもんうっかり拾うなよ。落とした人もびっくりだよその魔法への適応速度が。」
魔法使い「( ・´ー・`)どや」
勇者「そこドヤらんでいい。いやまあそれはそれとしてだが。本題に戻るとだな?俺たちは一体何のために魔王を倒そうとしているのか、何だよ。」
戦士「ほうほう。つまり勇者殿は旅の意義を問いたいのですな?」
勇者「そうそう。いや俺等が魔王を倒す意味ってあんのかなーってさ。」
盗賊「だって魔王倒さないと永遠に魔物出るじゃーん」
勇者「でもそれってぶっちゃけ俺等に関係なくね?」
魔法使い「さらっとクズを出さないでもらって?」
勇者「だからね、今から魔王城に行って和解してこようと思うわけよ。人間と魔物の平和のために。」
魔法使い「そこはしっかり大義名分付けるのね。クズ以下な気がする」
戦士「しっかし魔王ってどんな感じなんでしょう。意外と美少女だったり?」
盗賊「ないないww そんな美少女だったら持って帰って監禁しよ」
魔法使い「女子がいるのにそういうのを言う時点でこのパーティは終わってるんだなーって思いました」
勇者「まあとりあえず…行くか!魔王城!」
3人「おー!」
--- 10分後 ---
魔王「ハッハッハ、愚かな人間界の勇者度もめが、のこのこと敵の本拠地にやってくるとは笑止千万!ただしその勇気に経緯を表し、貴様らにはここで確実に死んでもらおう!」
勇者「……www」
魔王「何だ?そんなに妾が怖いか?」
魔法使い「…」
戦士「まぁじかよ…」
勇者「え、魔王クソ可愛いやん」
魔王「んな?!お主等ここは戦場だぞ!?そんなことを言っている場合か!?」
盗賊「なぁみんな、俺がここ入る前いったこと覚えてる?」
魔法使い「あー。あれマジでやるつもりですか?」
勇者「やるだろこれは。やるしかねぇぜこのビックウェーブ」
魔王「何を意味不明なことを話しているんじゃお主等は…頭大丈夫か?」
勇者「あー。おじいちゃん系ツンデレ白髪ロリっ子かー。やばいね色々と。」
魔王「何がじゃ!?」
勇者「まあとりあえず今から君家連れて帰って監禁するから。よろしく」
魔王「はぁ?」
勇者「まあまあ。やられてみたら分かるよ^^まずはお前を倒すところからだねー」
魔王「ふ、ふん。少し予定とは違ったが、やはりこうなるようだな。果たして愚かな下等種族共にこの魔王を倒すことができるかな?」
勇者「あーごめん、言ってなかったね。」
魔王「む?」
勇者「うちの魔法使い、最強なんd」
魔法使い「禁呪拘束魔法」
魔法使い「魔法無効魔法」
魔法使い「魔力減少魔法」
魔法使い「監獄魔法」
魔法使い「転移魔法」
魔法使い「種族能力喪失魔法」
魔王「え、は、ちょ、まっ」
シュン
勇者「あー、言い終わる前に終わっちゃった。やばいね相変わらず。」
そう、俺がケルベロス前にあんな軽口を叩けたのもぜーんぶこれのせい。
多分こいつにかかればどんな敵でも一瞬で殺れる。
魔法使い「あ。旅、終わりましたけど。」
戦士「それもそうだなー」
盗賊「よし、魔王見に行こうぜ」
勇者「そうするかー。特にやることもないしな。」
魔法使い「あ、縄で縛るの忘れてた。多分今頃自由ですよあの人」
3人「え」
勇者「ちょ、早く行こう」
魔法使い「大転移魔法」
---
ー勇者の家ー
勇者「魔王!」
ドアをバタンと開けると、そこには魔王がいなかった――――
わけではなかった。
魔王「おうお主等、掃除終わったぞ」
勇者パーティ「…はぁ?」
ー続くー
思いの外書いてて楽しかった。
ちなみにこの後はラブストかな〜。
番外編は…今から書くか(筆は乗ってるうちに書いとけ)
ではでは。