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あるとこの▓▓▓事件… まとめ読み
えっと『あるとこの▓▓▓事件… まとめ読み』です。
読みやすいように内容は変えず色々付け足しました
あとここだけの話も…
…さぁどうぞ。物語の世界へ…
**【プロローグ】**
|タッ…タッ…タッ…《歩く…》
|ガチャッ《ドアを開ける》
?「ふぅ…仕事疲れた」
?「久々の休日…と言っても仕事のために地方へ移動しないといけないんだよな…」
?「必要なのは…服とか生活用品に、俺の刀、探偵道具、あと名刺だな」
カバンに持ち物を詰めた
名刺に書いてあった文字は…
---
--- |刀流《とうりゅう》はぐれ ---
--- |無流《ながれ》探偵事務所所属 ---
--- 電話番号090-△△△△-〇〇〇〇 ---
---
はぐれ「行くところは…」
そしてスマートフォンに書いてあったのは…
**メノアール地方**…
はぐれ「さぁ…行くか」
---
**1-1**
はぐれ「飛行機…久しぶりに乗るな」
はぐれは近くの飛行場にいた
?「お〜い。久しいなっ!覚えてるか?はぐれぇ」
はぐれ「あっ!コイン…覚えてるよ絶対な。」
コインは俺にいつも情報をくれる親しい情報屋だ
コイン「はぐれは飛行場に何しに来たんだ?」
はぐれ「仕事のためだ」
コイン「はぐれ…休みは取れてるのか?体大丈夫か?」
はぐれ「明後日まで休みだ…移動のために使うんだがな」
コイン「休めてねぇじゃねーかっ!」
はぐれ「仕事が忙しいからしょうがないだろ」
📢メノアール地方への飛行機出発まであと15分です
コイン「急がねーと…じゃあなぁ〜」
|タッタッタッ《はぐれとコインが同じ方向に歩く》
コイン「えっ!」
はぐれ「どうした?」
コイン「はぐれもぉ…メノアール地方行くのか?」
はぐれ「そうだが。何か悪いことでも?」
コイン「…」
はぐれ「もしかして具合悪いか?」
コイン「…や…や…」
コイン「やったぁ〜\(^o^)/嬉〜」
はぐれ「は?そんな俺と一緒なのが良いのか?」
コイン「あっ…ごめんなっ!心の声が漏れちまったよぉ」
はぐれ「そう思ってくれるなら俺も嬉しけどな」
コイン「珍しいな…はぐれが喜ぶの…って飛行機に行くぞぉ〜」
はぐれ「そうだな。行こう」
はぐれとコインは飛行機の方へ歩き出した
---
**1-2**
コイン「荷物置いたぞぉ〜はぐれも準備は良いかっ?」
はぐれ「あぁ。」
コイン「よし。((o(´∀`)o))ワクワク」
はぐれ「コイン…あの…」
「ゔっうえ〜ん(´;ω;`)」
コイン「えっ!誰かなんかあったか?」
見てみると小1ぐらいの小さな子供が泣いていた
子供「飛行機落ちたら僕達死んじゃうよぅ〜」
母親「ちょ…たまたまつけたテレビで飛行機が落ちる映画見たから…大丈夫だよ!ねっ」
子供「うっう…怖いよ〜」
はぐれ「大丈夫か?君…」
コイン「う〜ん…じゃあ僕のマジックを見てくださいよっ!君!」
コインは急にマジックをやり始めた
コイン「今からこのコインを消しま〜す」
コインは手にコインを持ち、上に軽く投げた
布をバッっと勢いよく前に横切ると…
子供「わっ!コインが消えた!」
はぐれ「…(コインの能力で消したのか…)」
そう。コインはコインを操る能力がある
コインを溶かし別のものに変えたり、コインを打ち出したりなど色々だ
子供「でも…まだぁ怖い…」
コイン「え…どうしようぉ…」
?「お〜いそこの少年よ〜」
子供「えっ?」
?「飛行機が怖いのか?」
子供「うん…」
?「飛行機はな?すごく世界的に安全とされている乗り物なんだぜ」
子供「え…でも…」
?「国の安全基準に基づいてちゃんと整備されてるし、操縦士もちゃんと訓練を受けているんだぜ」
?「しかも少年。後ろの席に今座っているんだな」
子供「うん。そうだよ」
?「一般的に、後部座席の方が生存率が高い傾向があるんだぜ」
子供「なんかよくわかんない…けどとりあえず僕達は死なないってことだよね?」
?「そうだぜ」
子供「ありがとう!お兄ちゃん達っ!」
はぐれ「おい…お前は誰だ?」
?「え…僕の事かい?」
はぐれ「そうだ」
?「名乗るなら…|車刺 歩土《しゃし あゆと》だぜ。君らは?」
はぐれ「刀流 はぐれだ。そしてこいつはコインだ」
コイン「こんにちは〜さっきはありがと〜」
歩土「いえいえ。泣いている少年がいたら助けるだろ?」
はぐれ「まぁそうだな…てかなんでそんな飛行機のことを知っていたんだ?」
歩土「僕は機械が得意なんだぜ!」
はぐれ「なるほど…お前もメノアール地方に行くのか?」
歩土「もちろんだぜ!」
コイン「じゃあ途中までよろしくなぁ〜」
|コツコツコツ…《誰かが歩く》
執事「お嬢様お入りください」
?「ありがとう執事さん」
コイン「すごい…あっ!」
はぐれ「誰か知っているのか?」
コイン「世界的に有名なすごい企業のお嬢様だよっ!名前は…」
キャス「ファリア・キャスですわ!」
はぐれ「すまんな…知らん」
コイン「えっ〜!はぐれ…本当に言っているか?」
キャス「|私《わたくし》のことを知らない庶民もいるのですね」
執事「お座りください。お嬢様」
キャス「ありがとう」
コイン「やっぱ…はぐれはちょっと世間を知らないなぁ」
はぐれ「コイン…お前失礼だぞ」
コイン「あ…ごめんごめん」
📢もうそろそろ出発します。席におすわりください
はぐれ「…座るか」
---
**設定資料集(1−2段階)**
キャラの名前:**|刀流《とうりゅう》 はぐれ**
性別:男
年齢:20
性格:頭良い
一人称:俺
二人称:お前
三人称:お前ら
見た目:とりあえず…なしで
職業、立場:探偵
武器:双剣
武器の説明:上弦月光刀下弦の月光刀があり、どちらも六芒星のつばに月の形をした持ち手。
能力:?
趣味、特技、好きなものなど:汽車、夜空、謎解き
キャラの過去:?
モチーフ:歯車、月、刀
キャラの名前:**コイン**
性別:男
年齢:未成年者、10代
性格:陽気、ばk(((殴
一人称:僕
二人称:君
三人称:君ら
見た目:とりあえず…なしで
職業、立場:情報屋
武器:銃
武器の説明:コインを打ち出せるシンプルな銃。銃弾も一応打ち出せる
能力:
コインを操る能力
コインを溶かし別のものに変えたり、コインを打ち出したりなど色々
趣味、特技、好きなものなど:金になるもの、事、コイン、趣味はコインをコレクションすること
キャラの過去:?
こいつ情報屋なんで名前も本名じゃないし、年齢も出さない
キャラの名前:**|車刺 歩土《しゃし あゆと》**
性別:男
年齢:未成年者
性格:少しイキってる
一人称:僕
二人称:君
三人称:君ら
見た目:とりあえず…なしで
職業、立場:整備工場
武器:?
武器の説明:?
能力:?
趣味、特技、好きなものなど:機械いじり
キャラの過去:?
キャラの名前:**ファルス・キャス**
性別:女
年齢:16
性格:お嬢様気質
一人称:私わたくし
二人称:庶民、あなた
三人称:庶民達、あなたがた
見た目:とりあえず…なしで
職業、立場:有名なすごい企業のお嬢様
武器:?
武器の説明:?
能力:?
趣味、特技、好きなものなど:お喋り
キャラの過去:?
**世界観、設定**
**世界**
地球ではあるが、色々違う
治安結構悪い
なので探偵や警察の仕事が稼げる
国のことを地方という
日本→メノアール地方
ちなみにはぐれがいたとこはアメリカ設定
**用語集**
能力
中学生になると一人1つ能力が出てくることがある
中学生になるまでは能力のことは誰も知らない
地方
現代で言う国のこと
メノアール地方
現代で言う日本
だがメノアール地方で生まれた人は神を信仰しないとだめというルールがある
---
**1−3**
はぐれ「そういえば…この飛行機色々すごいらしいな」
コイン「なんか部屋とかあるらしいとなんとか言ってたようなぁ」
歩土「おい君ら二人とも知らないのか!これ最新の機能と内装を施した飛行機なんだぜっ!」
はぐれ「え…__後ろからそんなでかい声で言うなよ__…そうなのか?」
歩土「話してやるよ…まずこの飛行機は大きく分けて三つのルームがある」
コイン「確かに入るときになんか三つの機体が通路で引っ付いたみたいな見た目だったな…」
はぐれ「ダサかったな」
歩土「はっきりダサいって言った…__まぁ僕もそう思ったが…__」
歩土「ルームはロビー&個人席とフードコートと個人部屋があるぜ」
コイン「どんなルームなの?」
歩土「まずはロビー&個人席。今いる所だ。まぁここは普通の飛行機と同じ内装をしているぜ」
歩土「次はフードコート。美味しいご飯が食べられるらしいぜ」
歩土「最後は個人部屋。宿みたいな内装の部屋ががたくさんあるってさ」
はぐれ「ここで生活できるじゃねーか」
歩土「まぁメノアール地方まで3日間かかるからな。そのくらい当然だぜ」
📢昼ご飯の準備ができました。昼ご飯の準備ができました
コイン「おっ!ご飯ご飯〜♪」
---
はぐれ「ここがフードコートか…」
普通の定食から、麺類、パン、デザートまで色々なものが揃っていた
コイン「全部美味しそう!…でもまずは定食から食べようかな」
歩土「このラーメン辛さがガツンときて美味い!」
はぐれ「もう食べてるのか!俺はうどんにしよう」
パクパクモグモグ…
---
誰もが寝静まった夜…
?「`…始メルカ`」
?の手には…ナイフがあった
?「`サア…面白クナルゾォw`」
---
**1-4**
キャー!
はぐれ「はっ!何だよ朝っぱらから」
はぐれ「明らかになんかないとこんな声出さないよな…」
はぐれは探偵服に着替え声のもとへ急いで向かった
---
声がした所は個人部屋の1つ
そこには人だかりができており
歩土とキャスがいた
キャス「なっ!何なのよ」
はぐれ「どうした!」
子供「…?」
はぐれ「は…?」
目の前にある冷たくなった体を触り俺はやっと状況を理解した
はぐれ「…事件だ」
周りを見るとスマホを取り出し警察に連絡しようとする人…
状況を理解できず固まっている人…
事件が起こっていると分かり叫ぶ人…
歩土「電話が繋がらない…」
キャス「なんですって!?もしかしてこのまま私も…」
はぐれ「お…落ち着け。これはやっぱ事故死じゃない…殺人だ!」
歩土「そう言われると更に落ち着けないって」
コイン「おいっ!どうした!?なんかあったのか?」
はぐれ「殺人が………人が死んだ」
コイン「え…じゃあこの目の前にある人は…」
はぐれ「…あぁ…でもこれはただの殺人じゃない。意図的にされた物だ」
コイン「意図的…?」
はぐれ「通信も途絶えて…しかもここは密室なはず」
歩土「なんで分かるのか?」
はぐれ「この部屋全部ほぼ密室なんだ…親と子の部屋は繋がっていないし鍵がかけれるのは母親だけ…」
はぐれ「第一発見者は誰だ?」
キャス「あの子供ですわ」
はぐれ「発見した時なんかあったか?」
子供「僕が起きて…隣の部屋の…グスンママを呼ぼうと思って部屋を出てグスン…ママにグスン声をかけても何もかえってこなかったから…怖くなって…グスンだっていつもは起きててグスン僕を呼んでくれるもん
大人の人が声をかけてくれて…ドアを開けてくれたけど…」
はぐれ「うん…ありがとう。怖かったよな…大丈夫だ。あとは俺がなんとかする」
そう…死んだのはあの時の子供の母親だった
---
俺はこの事件の後、状況を整理し怪しい人物を絞り出した
最初に話さなきゃいけないのは部屋の構造
この部屋は6畳のフローリング
部屋に入れるのはドアと窓と小さなダクト
窓はあるが割れた形跡もいじった形跡もなし
というか飛んでる飛行機の外に行けるのなんて超人しかいないな
ドアもちゃんと鍵がかかっていた
ダクトは赤ちゃんも入らないくらいの小ささ…
うんやっぱちゃんと密室だ
そして俺が怪しいと睨んでいる人物は三人いる
まずこのドアを開けれる管理人…鈴木さん。42歳、男性
管理人ならドアを開け閉めできるから密室にできる
次は能力持ちだった…はるかさん。23歳、女性
この人の能力はリセット。壊したものを元に戻せる能力なので密室殺人ができる
最後にキャスの執事…64歳男性
この人はキャスから聞いたがなにかのために何でも持ってるらしい
だとしたらドアを開けれるくらいできるのでは?
ちなみに持ってる道具は能力の収納で小さいバックに全部しまえるらしい
整理したあと俺はこの飛行機に乗っている人を全員集め(運転してる人は除く)
話をするつもりだ…
さぁ…早く行動しないとな
---
**1-5**
はぐれ「…凄い静かだな」
コイン「そりゃぁあんな事件起こったからな」
はぐれ「全員集まったか?…それじゃぁ始めようか」
はぐれ「今からこの殺人事件の犯人を推理するため、話し合いを始める」
歩土「なんか会議の名前ダサ」
はぐれ「俺が怪しいと睨んでいる人物はこの3人」
---
さっき整理した時に考えてたことを話す…
---
はぐれ「なのでさっき話した人達…アリバイを話してくれ」
管「じゃあ私から…私はずっと管理室の前の受付でニュースを見てたんだが…途中で通信状況が悪くなったから、小説を読んでたよ」
はぐれ「う〜ん…怪しい所はないか…」
キャス「通信状況が悪くなったのはやはり犯人のせいかしら…」
は「次は私ですね。えっと…私は自室で趣味の絵を描いていました。その後はフードコートでチャーハンを食べてました」
歩土「確かに…はるかさんはフードコートにいたよ」
はぐれ「証人がいるし…流石に違うか」
執事「私わたくしはキャス様の世話をしていました」
キャス「あぁそうよ!ずっと近くにいてくれたわ」
はぐれ「ここも証人がいるか…」
**キャー!**
はぐれ「なっ!なんだ!?」
---
モブ「な…なんだよこれ!?」
はぐれ「ま…マジかよ」
そこには時限爆弾と手紙が置いてあった
手紙には…
---
`よぉw殺人事件の犯人だ。お前らの呼び方ではな`
`ここに時限爆弾を仕掛けた。止めるには俺、まぁ犯人を見つけてみろ`
`さぁ後3分…せいぜい頑張れよw`
---
コイン「う…絶対舐められてる!」
キャス「…このままだと…いや考えすぎですわよね」
子供「怖いよ…グスン…能力でなんとかできないの?」
コイン「それなら…俺の銃で…」
歩土「やっちゃえ!コインならできるはずだぜ」
モブ「が…頑張れ〜!」
…いや…まずい!
はぐれ「駄目だ!犯人はここにいるはずだ…だから何をされるかわからない!爆弾を爆発されたらやばい」
コイン「そ…そうか。確かに…焦り過ぎだったな」
ん?あの言動は
はぐれ「ふ…見つけた…犯人さんよ!」
みんな「え!」
ザワザワ
はぐれ「犯人は…」
---
**1-6**
はぐれ「**お前…だな?**」
はぐれが指したのは…
あの**母親を殺された子供**だった
…静まり返る
凄い緊張感の中コインが声を発した
コイン「なんで…なんでなんだよはぐれ!」
子供「どうして…グスン…なんでよ!」
はぐれ「俺も正直嘘だと思った…だが徹底的証拠が見つかったんだよ」
コイン「え…ゴクン…」
はぐれ「まず子供くん…**『怖いよ…グスン…能力でなんとかできないの?』**って言ったよね?」
子供「うん…?」
はぐれ「能力のことは…中学生以下は知らないはずなんだよね」
コイン「ハッ…まさか…いやそれだけじゃ…」
はぐれ「それ以外もある。事件が起きたダクトからコレが見つかった」
はぐれが出したのは小さなスピーカー
はぐれ「歩土にこのスピーカーで話した内容を解析してもらったんだよ」
歩土「あぁ…大変だったけど内容は衝撃だったぜ」
はぐれ「今から流してやる」
---
ピー
?「ガガッ…ターゲットを殺したか?」
子供「あぁ…今からだ」
**子供の声と大人っぽい声が混じりながら子供らしき声は話していた**
ガシャン
---
はぐれ「…これが証拠だ」
子供「え…でも…あんな所からママを殺すなんてできないよ!」
はぐれ「能力を知っているなら…能力を持っているのでは?」
子供「ウッ」
はぐれ「俺はお前の能力を大きさ変化と読んでいる…」
はぐれは刀を取り出し子供を切ろうとした
はぐれ「乱暴で…ごめんな」
|シャッ《刀で切ろうとする》
子供「な…何をするの…?」
シャッ
子供「でも能力でどうやって大人から子供に…」
シャッ
はぐれ「俺はそこまで言ってないぞ?」
シャッ
子供「アッ」
シャッ
子供を壁まで追い詰めた
シ…ャ…ッ…
切っている途中に…
コイン「な…大きさが…」
**子供の大きさ**が変わったのだ
子供「あ…あ…グスン」
はぐれ「…さぁ。証拠を用意したぞ。犯人さんよ」
…
子供?「`バレタナラ…ショウガナイ!`」
複数の人の声が混じったような声で子供は話し始めた
子供?「`私ㇵ…マァ、『キラー』トデモ読ンデ貰オウカ`」
はぐれ「やっと本当の姿を表したのか…」
キラー「`アァ。後爆弾ハ止メナイヨw面白イカラネ!`」
はぐれ「約束は?」
キラー「`約束ハ破ルタメニアルダロウ?`」
コイン「はぁ?おかしいだろ!」
はぐれ「コイン…下がってろ。俺がどうにかする」
シャキーン
キラー「`怖イジャナイカ…ハグレ。刀ヲ取リ出シテ。戦ウノカイ?`」
はぐれ「あぁ…正々堂々とな!」
時限爆弾のタイマーは後1分半…
はぐれ「30秒でけりをつける!」
はぐれ「月光げっこう!」
はぐれの刀が徐々に光っていく
シャキーン…ガッ!ガガガッ
キラー「`地味ニ強イジャナイカwソウダ!|炎華《かえん》…`」
ボッ…ボボボ
歩土「…まずい!ここにいる人全員別室へ行け!火が来るぞ!」
はぐれ「くっそ…|碧羅の天《へきらのてん》」
周りが晴れてきた
キラー「`火ノ粉ヲ無効化シタ?マァ火傷ヲ追ッテイルケドナ`」
はぐれ「消すのが遅かった…歩土のお陰で他の人は大丈夫だったが…」
キラー「|乱破《らんは》!」
ボカーン!ボカーン!
飛行機の機体が揺れる
キラー「`サァ…追イ詰メタゾw`」
はぐれ「まずい…手こずって30秒を過ぎた!」
このままでは死ぬかもしれない…
はぐれ「星のささやき…」
キラーが凍っていく…炎でとかそうとしているが
はぐれ「この一撃で決める…能力…|炎雷神《ほのおいかずちのかみ》」
コイン「|д゚)チラッ はぐれの能力…初めて見た…」
刀流家の能力は代々…炎雷神ほのおいかずちのかみなのだ
効果は色々強化するらしい…適当だけどはぐれによるとそう巻物に書いてあったらしい
はぐれの刀に黄色と青と赤のオーラみたいなのが周りについてゆく…
はぐれ「|月光參乱刀流舞《げっこうみつらんとうりゅうまい》!」
ズババ…
シャキーン!
コイン「目にも止まらぬ速さで…キラーを切り抜いた」
キラー「`グ…グハッ!ナゼダ…ナゼナンダ…`」
はぐれ「そんなのはどうでもいい…速く解除の仕方を教えろ!」
キラー「`残念ダッタナ。モウオ前ラハドウセ死ヌ`」
はぐれ「!?…なんでだよっ」
キラー「`コノ爆弾ニ解除方法ハナイ…後15秒デコノ爆弾ハ爆発スルヨw`」
はぐれ「後45秒じゃなくて!?」
キラー「`早ク苦シム顔が見タカッタカラナw`」
はぐれ「あ…どうしよう…」
キラー「`下手ニ壊スト爆発スルヨ`」
--- 後10秒… ---
--- 9… ---
--- 8… ---
--- 7… ---
--- 6… ---
--- 5… ---
--- 4… ---
--- 3… ---
--- 2… ---
--- 1… ---
--- `**ボカーン!!**` ---
はぐれ「…い…生きている!?」
---
**1-7**
はぐれ「…い…生きている!?」
キラー「`バ…馬鹿ナ!`」
はぐれの目の前には飛行機のドアを開け外を見ているキャスの姿があった。
はぐれ「キャス…なんで…何が起こった?」
キャス「…私がいて良かったわね。庶民達」
コイン「あ…あれ?爆弾は?」
あとから入ってきたコイン達も状況を理解できていないようだ
キャス「あら。分かっていないようね…助かったことを」
はぐれ「…残り10秒で爆弾は処理できないはずだ。キャスから爆弾まで距離があったからな」
キャス「能力があれば?」
はぐれ「…なるほど」
キャスは詳しく話し始めた
ーーー
キャス視点
爆弾爆発まで15秒
扉の向こうから声が聞こえた。
キラー「コノ爆弾ニ解除方法ハナイ…後15秒デコノ爆弾ハ爆発スルヨw」
執事「お嬢様…準備はできました。速くお入りください」
この人が10人程度入るシェルターは執事と乗客が30秒で作り上げた…
凄いですわ…我ながら私の執事は
キャス「庶民と執事は先に入ってなさい。私は爆弾を処理するわ。」
コツ…コツ…コツ…
執事「お嬢様…」
会話をしていたら後爆発までおおよそ7秒という所…
キャス「|animal・illusion《アニマル・イリュージョン》…|cheetah《チーター》」
ダッ!
キャスは勢い良くドアを開け音という音をたてず爆弾へ走った
キャスは代々の能力の|animal・illusion《アニマル・イリュージョン》を持っていたのだ
|animal・illusion《アニマル・イリュージョン》は各動物の特徴を自分に入れ込み、使う能力
でもこの能力は自分の体が動物の特徴についていけないと体にとても負担がかかる
キャスは体を毎日鍛えているので負担がかからない
といっても普通に鍛えてもダメなんだとか
キャス「上手くいくかは…わからないけれど」
後5秒…
爆弾を持ち飛行機のドアを開け、キャスは空へ飛び出した
キャス「|animal・illusion《アニマル・イリュージョン》…|hawk《ホーク》」
キャスは小さな羽が生え空を飛んだ
キャス「ここらへんなら良いかしら…」
あと3秒…
キャス「|animal・illusion《アニマル・イリュージョン》…|ostrich《オーストリッチ》」
バッ!
キャスは爆弾を真上に蹴った
ボカーン!!
爆弾は綺麗に空中で爆発した
キャス「|animal・illusion《アニマル・イリュージョン》…|hawk《ホーク》」
キャスは飛行機内に戻った
ーーー
はぐれ視点
キャス「そして今ってわけ」
はぐれ「お前の能力があったからできた技だったのか…ありがとう!」
キャス「貴方にお前と呼ばれる理由はないですわ!」
はぐれ「さっきまで俺のことを庶民と呼んでたくせに」
キャス「うるさいですわ!…まぁ貴方は少しは頑張っていらしたし?」
コイン「これがツンデレってやつかな…」
📢ピロリンピロリン。この度はメノアール地方行きプレミアム飛行機に
乗っていただきありがとうございました。
メノアール飛行場に着きます。もう少しお待ち下さい
歩土「…こんな大変な事件起こったのにありがとうございましたなんてw」
キラー「`通信障害ヲ解除シタカラ飛行場ニ着ケルヨウニナッタンダロウナ…`」
はぐれ「お前…そんなペラペラ喋れんのか?致命傷与えたのに」
キラー「`マァコレガ才能ッテヤツ?`」
キャス「才能があるなら貴方。負けないはずですけど?」
キラー「`(´;ω;`)ウッ…`」
…せっかくの休日だったのに事件なんてなw
最悪で面白い休日だったよ
はぐれ「さぁ…メノアール地方へ行くか」
終わり
?
---
???
?「…やっとくるのか…可哀想に。探偵さん」
親「お〜い?そら。ご飯だぞ!」
そら「はーい…」
そら「ふわぁ…ネット見てたらあの探偵さん強いんだな〜」
シャキーン
そら「巻き込みたくない。あの探偵さんを」
そら「きっと後悔するだろうから」