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チリちゃんの日
うぉぉぉおぉおおおおぉぉぉおおおぉ!!!!!!!!!!!!
こんにちわぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!
はい、初めまして!腐女s…腐男子!!(男子キャラ)の消兎です!
まぁこれはただのNLなので腐男子は関係ないんですが
それはさておき、今日から短編カフェ始めたんでまだ機能とかよくわかってなくて…
ミスとかあっても生温かく見守ってください
ちょいグロ、嘔吐、体調不良表現注意
今私注意喚起しましたよ?分かったうえでスクロールしてくださいね?
女の子の日のチリさんを、グルーシャさんが看病するお話。
私は症状あんま重くないんでわかんないですが、性癖を詰め詰めにしました。
苦しんでる推し様、尊いですっ!!
それでは、夢小説の世界へごあんな~い!
パルデア地方、「ポケモンリーグ」…“四天王”、チリ。
じめんタイプを操るトレーナーであり、その軽くしなやかな姿にほとんどの老若男女が
魅了されるという噂もあるという。フレンドリーで、とても親しみやすい。
そして並びに、パルデア地方「ナッぺ山ジム」ジムリーダー、グルーシャ。
こおりタイプを操るトレーナーである。過去のある出来事から、物静かで態度も冷たく
なってしまったらしいが、気に入ったトレーナーには時折笑顔も見せるという。
そんな二人の、ある恋のお話。
平日、昼。
「…チリさん?」
目の前の恋人が、不満そうな、でもなんだか嬉しそうな…そんな表情で自分を見ている。
「はは、びっくりした~?あのな、トップが忙しいから、代わりに視察して来いって
頼まれてん」
「…っ、そう、」
ふいっ、と目線を逸らした恋人…グルーシャくん。そっけない反応だけど、その顔は
ほんのり赤く染まっている。
「え~?嬉しいん?」
「は…からかわないで…」
みるみるうちに赤く染まっていく顔に、思わずふっ、と吹き出す。
「ふっ…はは!なんや、かわええやん。だって今日は会えへんと思っとったやろぉ?」
今日はグルーシャくんが仕事で忙しいから、会えない予定だった。
こんな恋人の可愛い姿を見れるなら、面倒ごとを押し付けてきたトップにも
少しくらい感謝できる。
「思ってたけど…っ、」
「けど?結局嬉しいん?」
「っ…も、もういいでしょ、視察終わり!ばいばい!!」
「えぇ~、もうちょっとくらいええやんかぁ~」
「っ、はやく帰ってってばぁ…」
こんなやり取りが一分くらい続いて、結局帰ることになってしまった。
「はー…さむ…ほな、また明日な」
「…」
黙っているグルーシャくんに、思わず首をかしげる。
「ん?どしたん?」
「あ、ぁの…」
ぎゅ、とグルーシャくんは自分のマフラーを握って呟く。
「仕事…頑張って」
そう言って、小さく微笑んだ。
さっきとは逆に、今度は自分の顔に熱が集まるのを感じる。
「ぇ、僕そんなやばいこと言ったかな…」
なんかごめん、と謝ってくるグルーシャくんに、なんで謝んねん、というツッコミと
可愛い、という感情が爆発した。
「い、いや、だいじょぶ!じゃ、チリちゃんもう帰るわ、ばいばい」
この状況に耐えきれるはずもなく、右手の甲で顔を隠しながら、左手で手を振る。
「う、うん…ばいばい」
「はぁ…」
結局、言えなかった。
今日の朝から、憂鬱感と腹痛にやられていた。
なんなら腹痛だけじゃない…気持ち悪いし、腰だって痛い。
まぁ、言ったところでグルーシャくんにはわからないだろう。
さて、これで大体の女性は見当がついただろうか。
そう、チリちゃんは今日、せーりが始まったのだ。
かといって、どうこうなるものでもない。
面接だってあるし、他にも仕事がたくさんあるんやから。
全国の女性が頑張ってるのに、自分だけ休むなんてズルいにも程がある。
そう言い聞かせて仕事に行った結果がこうだ。
今自分は、トイレに籠っている。
もちろん朝より体調は悪化していて、我慢できるほどだった吐き気も確実な嘔吐気に
変わっていた。
ちゃんとナプキンは持ってきている。
変えようとズボンをおろせば、下着につけたナプキンに赤黒い血がべっとりついている。
毎月思う…生理の血って、なんでこんなに気分を害するのだろうか。
そんなことを思いながらぱぱっと付け替え、早足に個室を出ようとする。
だが、その歩みは痛みによって止められた。
「い゛っ…ぅ…」
痛い。
そこで、明らかに何かがせりあがってくる感覚。
やばい、吐く…
背を向けていた陶器に顔を突っ込んで、うぇ、とえずく。
だが、出てきたのはほんの少しの半透明な液体だけで。
あぁ、たしかに今日はまだなんも食べてなかった…
ぼんやりする頭でそう思い出し、理解も追いついたところで顔を上げる。
そのままレバーを引いてから、今度こそ個室を出た。
『面接通知』
スマホに表示された一つの通知だった。
あぁあかん、早くいかな…
誰にも気づかれない程度にお腹を摩りながら、いつもよりも遅い足取りで面接会場へ
向かう。
やっとの思いでたどり着いた面接会場には、もう男の子がスタンバイしていた。
✞
今日は忙しい…と思っていたが、予定していた仕事がキャンセルになった。
こうなるなら、チリさんに会えたのに…
そう思いながらアルクジラを撫でていると、スマホから着信音が鳴り響いた。
「…はい、もしもし。グルーシャです」
『グルーシャさん。お久しぶりです。先ほどチリを視察に向かわせたのですが…』
電話の向こう側にいたのは、ポケモンリーグトップ…オモダカさんだった。
「あぁ、ちゃんと来ましたよ。」
『そうですか、よかったです。ところで本題なのですが…』
「ぇ、見学…?」
『はい。たまにはそういうのもいいかと…それに、自分の恋人が働いているところ、
見たくありませんか?』
チリさんが、働いてる…
って…
「なんで恋人って…」
『そりゃぁ、チリがずーっとグルーシャさんのこと話してますので』
「はぁ…」
何やってんだあの子は…
まぁ、その提案にはもちろんOKを出した。
「グルーシャさん。お待ちしておりました。」
「あ、どうも…」
ポケモンリーグに入ると連れていかれたのは、パソコンが並んだ部屋だった。
「今ちょうど、チリが面接をしているところです。そのまま入るわけにもいかないので、
ここの監視カメラから見てください」
「わかりました」
たしかにパソコンの画面には、挑戦者らしき男の子と、眼鏡をかけたチリさんが。
いつもと違う恋人の姿に見とれていると、ある異変に気が付いた。
「オモダカさん…」
「はい、なんでしょう」
「チリさん、顔色悪くないですか?」
そう、チリさんは明らかに顔色が悪い。
おまけに喋り方もコガネ弁と混ざっちゃってるし、男の子も呆気にとられている。
「…言われてみれば…グルーシャさん、行ってきてください」
「……はい?」
「なんで僕…」
オモダカさんが自分で行けばいいものを…
そうぶつぶつと文句を言いながらたどり着いた、「面接室」と書かれた部屋。
もう、いいや。諦めよう。
そう思い、一思いに扉を開ける。
するとそこにいたのは、机に突っ伏しているチリさんだった。
「ち、チリさ「えぇ!?グルーシャだ!!」
僕の声は、男の子の声にかき消された。
「ええ!!僕大ファンなんです!!」
「はぁ」
ファン…僕のファンになってなんの得があるのだろうか。
そうも思ったが、一番思ったのは「目の前でチリさんがしんどそうにしているのに
なにも考えずに大声で喋るな」ということ。
今も一人で長々と語っている奴は無視して、チリさんに声をかける。
「チリさん…」
✞
「チリさん…」
面接の途中で力尽いたとき聞こえたのは、紛れもないグルーシャくんの声だった。
あぁ、幻聴でも聞こえとるんか。
だって、こんなとこにぐるーしゃくんがおるわけ…
「チリさんっ」
「…へ、」
…素っ頓狂とは、まさにこのことだろう。
自分でもわかるくらいに、間抜けな声が出た。
「だ、大丈夫…?」
「な、なんで…」
「あ~…見学。それより、面接終わってもらおう」
もう、何が何だか分からなくなってきた。
「ぇ、でもまだ終わってへん…」
「なんで。この子さっきの質問間違えたじゃん」
「いやぁ、僕もっとチリさんと喋りたくて~」
今は男の子の声でさえも頭に響いて、思わず目を瞑る。
「はぁ…はい、もう面接終わり。ついてってあげるから出て」
「えぇ!ついてきてくれるんですか!やったぁ!!」
わちゃわちゃしながら出て行った二人。
見えなくなったところで、「い゛っっっ、たぁ…」と呟く。
まさか、面接ですらこなせないなんて。流石に思ってなかった…
しかも、グルーシャくんがここにいるのも驚きだ。
見学…って言ってたっけ。
すごいな、オモダカさん。あのいつも何にも動じないグルーシャくんにOKを
出させるなんて…一体どんなことを言ったのだろう。
そんなことを考えていると、不意にふぉん、と扉があいた。
「ぐるーしゃく「チリさんっ…!」
戻ってきたグルーシャくんは、なんだか怒っていた。
「ぇ、」
「もう、なんでこんななる前に言わなかったのっ、無理しちゃダメだって…!」
「ご、ごめん…いおうとおもっとったんやけど、いえんかって…」
そう、ちゃんと言おうとは思っていたのだ。
「ごめ…っ、」
謝ろうとしたとき、思い出したかのようにお腹に激痛が走る。
「はぁ…とりあえず、今日はもう帰るよ?僕の家で…いやダメか。じゃあチリさんの
家行くからね?」
そういい、グルーシャくんは…
――チリちゃんを、お姫様抱っこした。
「ぇ、ちょ、まって…」
「待たない。早く帰ろ」
「ちょ、あの…治まったら、あるけるからっ…」
必死に抵抗するが、もうもはや意味はない。
そのうち、なんだか抵抗するのも疲れてきて、グルーシャくんに体重を預ける。
そのまま眠気に任せ、重い瞼を閉じた。
「…りさん、…チリさんっ」
「んぅ…」
いつまで眠っていたのだろうか。気が付けば、そこは自分の家の前だった。
「ぅ…ごめ、おもいやろ…おろしてええで…?」
「いや、全然重くないし。むしろ軽すぎ…スノボの板と同じくらいだよ?」
さすがにそれは言い過ぎだろう。
こう見えて意外と食べてるし、普通の女の子やってるつもりなんやけど…
「…じゃなくて、鍵。どこに入ってる?」
そういいながら、チリちゃんの前にカバンを上げる。
「ん゛…え、っと…なかの、ポケットに…」
「あ、これか。…僕、上がってもいいの?」
…自分が勝手に連れてきたのに、今更なんだ。
「んー…ええで、だいじょぶ…」
二つ返事でOKをすれば、そのまま部屋へと連れられた。
「…ぐる、しゃくん」
「…どしたの」
隣に座っているグルーシャくんに話しかける。
「ごめんな、なにからなにまで…」
「大丈夫。恋人が体調悪かったら、誰でも助けるでしょ?」
謝れば、なんだそんなことか、というように言った。
「…ていうか。今から買い物行こうと思ってるんだけど…体調悪いの、心当たりってある?」
「…」
やっぱり聞かれるか。
本当はただの風邪だといいたいところだが、こんなに迷惑をかけてしまっているのだ。
もう隠すこともないような気がする。
「ん~…チリちゃんもな、女の子やねん…男の子のグルーシャくんには
わからんやろなぁ」
「…それは、心当たりがあるって受け取っていいの?」
「ふふ、あるで?けどグルーシャくんに言ってもあんま意味ないやろなぁ」
少しからかうように言ってみれば、む、と口をとがらせ始めた。
「僕、なんでチリさんがしんどいのか知りたいだけなんだけど…これでも結構
心配してるんだよ?」
「はは、わかっとるよ…チリちゃんなぁ、生理やねん。やからしんどいねん」
正直に言えば、目の前のグルーシャくんは一瞬驚いていた。
…もしかしたら、やっぱ女の子として見られてへんのかもしれへん。
そう思ったが、どうやらちゃんと理解はしてくれたようで。
「…そっか…わかんないけど、とりあえず色々買ってくる」
「んー…ありがとなぁ~、ほんまおおきにぃ…」
グルーシャくんを見送って、ガチャ、と鍵を閉める音が聞こえたと同時に
布団にしがみつく。
一人なら、どれだけ声だしてもへーきや…
「う゛~っ…いったぁ…」
…なんて思ったのに、思い切って出した声は掠れ、そして小さかった。
まったく、今日はグルーシャくんに頼りすぎやったな。
多分、あそこでグルーシャくんが来てくれんかったら、今頃一人でやられてた。
結局、チリちゃんはグルーシャくんがおらんとなんもできひんのかもしれん…
そう薄々と感じ始めると、不意に視界が滲んだ。
「っ、ふ…ぁーあ、あかんなぁ、ちりちゃんは…」
呟く途中にも、どんどん零れてはシーツを濡らしていく。
うぁ、と声をあげて、ひたすらに泣きまくった。
そのあと戻ってきた睡魔に押しつぶされて、また眠ってしまった。
「…ふぁ、」
目が覚めたころには、もう外は暗くなっていた。
グルーシャくん、帰ってきたかなぁ…
そう思い立ち上がろうとすると、痛みとともに感じた不快感。
「っ、」
これ、絶対漏れてる。
明らかに、腰のあたりが湿っているのがわかった。
はやくきがえて、それから…
回転の速い頭とは裏腹に、体は全く動かない。
「い゛ぃ……ぅ、」
一人でうずくまっていると、ガチャ、と扉が開いた。
「…あれ、チリさん?起きたの?」
「ぅ…おきたよ…」
「…おかゆ作ったけど、食べる?」
「ぇ、たべる…」
普段料理なんかしないグルーシャくんが作ったおかゆ…!
めちゃくちゃ楽しみ…やけど、今起きるのは…
だって今布団の中には、染みのついたシーツと、汚れた自分のスラックスがあるから。
「食べるなら起きれば…?」
「…っ、ちょ、ちょっと待ってや…」
どうしよ…
食べたい、けど、見られたくない…
「…なんかあった?」
「んぇ、」
「僕には、言えないタイプ…?だったら、ここ置いとくよ?」
…さすが、理解が早くて助かる。
でも…
「ここ、おれへんの?」
「え、でも…」
「みられたくないけど、おらんくなんのは…」
いやや。
思ったことを言ってみれば、グルーシャくんは戸惑いながらもベッドの隣に座った。
すると、グルーシャくんが言いにくそうに話し出す。
「…ごめん、なにがあったか、言える…?」
「……血ぃ漏れてん」
「もれるとかあんの…?」
「えぇ?あるで?」
「…そーなんだ…」
知らなかった、と呟くグルーシャくんに、思わず笑いが溢れる。
「ふは、知らんかったんや、素直やなぁ」
「…素直で何が悪いの」
「悪いとは言うてないやろ~?」
そんな会話を続けていると、先ほどまでの少しの緊張はなくなっていた。
「っ、ぐるーしゃくん…」
「ん、どうしたの」
「あの、きがえたいんやけどさ…」
「ぇ 、でも動けないんじゃ?」
「そうやねん…」
今すぐ着替えたいけど、体が思うように動かないのだ。
「…チリさんがいいなら、僕が手伝おっか?」
「…へ?てつだうって…」
手伝う?着替えを?
「僕が着替えさせる」
「…は、つまり、グルーシャくんがチリちゃんを脱がせて、服着せるってこと?」
「そうだよ」
「…!?いや、あかんやろ…」
だって、普通の男性が20代の女の子を脱がせる…
もはやセクハラやろ!!
…でも、早くおかゆを食べたい気持ちもある。
けど、やっぱはずい…
「うぅ…あんまみんとってな…?」
「わかってるよ」
そういい、グルーシャくんはチリちゃんの下着が入ってる引き出しを開けようとする。
「っ、ちょまって、そんくらいじぶんで…」
「無理して動いたら余計悪化するよ?」
「…」
正論を突き付けられて、なにも言えない。
「わ、わかった…じろじろ見んの禁止な…」
「わかってる」
指示を出しながら、さっきまで忘れていた痛みと闘っていた。
いたい…けど、今声を出すのはいけない。
戻ってきたグルーシャくんが、手で「こっちおいで」と合図をした。
されるがままに彼の目の前へ行くと、慣れた手つきでスラックスに手をかける。
明らかに、自分の顔に熱が集まるのがわかった。
そのまま脱がされ、露わとなった足にひんやりとした空気が当たる。
さむ…なんて思っていれば、グルーシャくんは赤く染まった下着に触れた。
思わず、その手を弱々しくぎゅ、とつかむ。
「さ、さすがに下は自分で…」
「しんどいんでしょ?いいって」
「ぅ…」
こらあかんわ。何言うても正論で返される。
もう諦めようと、ふい、と視線を逸らす。
だが、グルーシャくんが言った。
「ね、あってるかわかんないから見ててよ」
「…それ、もういじわるやない?」
「不安なだけだよ」
しかも、いつもの真顔じゃなくて少し笑った…いたずらっぽい笑顔を浮かべながら。
あ、と気づいた時にはもう遅かった。
もう自分の下着は、床に置いてあるタオルの上に。
下を見れば、太腿を伝う血液を拭き取ろうとしているグルーシャくんの水色の頭が見えた。
自分の足に触れたタオルは何故か濡れていて、「ひゃぁ…」と思わず変な声が漏れる。
「な、なんでぬれてんの…」
「…?いや、なんかこっちのほうがいいかなって」
「どーゆー理由やねん…」
もうどうこう考えるのもめんどくさい。
そのうちに血は拭き終わったようで、グルーシャくんはチリちゃんに下着を着せようとする。それも、赤ちゃんみたいに。
太腿の真ん中くらいまで上がってきていたそれをひったくる。
「あぁもう、恥ずかしゅうてたまらんっ…あとはチリちゃんがやるわ!」
「?そう…」
おかゆ取ってくるね、と呟き、部屋を出て行った。
一気に、顔が熱くなる。
「うわぁぁぁ、もぉ…」
はずかしい。
もうその単語しか頭に浮かばなくて、ササっとスラックスをはいて布団に潜る。
いつのまにか、痛みのことなんて忘れて。
ガチャ、と音を立てた扉に目をやると、おぼんを持ったグルーシャくんが。
「あれ、ベッド戻ってる…しんどかった?ごめんね」
謝りながら、チリちゃんの肩に手を置く。
「ん…いや、あやまらなあかんのはこっちやで、ほんま…」
「?なんで…」
分かっていない様子のグルーシャくんは、小さく首を傾げた。
「…ほんま、ごめん…ありがと」
できる限りの笑顔で、肩に置かれた手に唇を触れる。
部屋には、「ちゅ、」と可愛らしいリップ音が響いた。
ちなみにグルーシャくんは、口を小さく開いたままフリーズしている。
その時間、約30秒。
急に動いたかと思えば、ばっ、と手を離す。
「あ~っ、」なんて面白半分で呟いてみると、追い打ちをかけてしまったのか、
「~~~~っ…!!!」と顔を隠してしまった。
だが、ちらりと見える耳はこれでもかというくらいに真っ赤に染まっていた。
「ははっ、昼ん時より赤いやん!ほんま素直やなぁ」
「ば、ばかにするな…チリさんのせいじゃん…」
「なはは!せやなぁ!でも、ちょっとは嬉しかったんちゃう?」
いつもはせぇへんやん、と問いかけると、指の隙間から水色の瞳が覗く。
「ぅ、嬉しかったけど…けど、けどぉ…」
どんどん小さくなっていく声に、「けどぉ?」と続きを促してみる。
「っ、…これじゃ、僕もしなきゃいけないみたいなムードになっちゃうじゃん…」
「だって、自分さっきチリちゃんに恥ずかしいことしたやん」
…ほら、正論やろ?
こんなん、平等やないやろ。
じゃあ、チリちゃんにだってさせてくれてもええやん。
「な、これでおあいこやろ」
「…夕方のあの死にかけてたチリさんはどこに行っちゃったの…」
「ははっ、どこやろなぁ!」
おかえりなさいませ~っ!
どうでしたか…まぁ聞くまでもなくクソなんですけど!
これが今まで書いてきた小説で初めて完結した奴なんです…!
ぜーんぶ途中で終わってるんで…(´;ω;`)
はい、これからこんな感じの性癖詰め詰め体調不良小説バンバンあげようと企んでるので
私と同類の体調不良癖(?)をお持ちの方!ぜひぜひ見ていただけると嬉しいですっ!
改めまして、こんなところまで読んでくれてありがとうございます!
これからよろしくお願いします…!