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えお
アビス・マーティン
「拒絶、か。」
久しぶりの感じ。
理解されない、人間ではないような、危険分子を見るような目。
嫌い。それが、大嫌い。
「痛い、痛いよ。突き飛ばされたとこも、君の言葉で傷付いた心も。」
「嫌、もうとうに傷ついてたか。」
「、、、?」
訳がわからないよって顔してるね。
そりゃそうか。
「ちょっと昔話をしようか。」
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ある所に、男でも女でもある子が居ました。
そんな一族の恥晒しのような異形の子を見て、
みんなは口を揃えて言いました。
居なくなればいいのに。
従姉妹も。
兄弟も。
侍女も。
両親も。
他の貴族たちも。
私を見て気味悪がり、罵声を浴びせました。
愛されることなく育った子はある一人のメイドと出会いました。
もう名前も覚えていませんし、顔も覚えていません。ですが、向日葵の様な明るく、可愛らしい声でした。
いつもの様に、家族は園庭で宴を開いておりました。
無礼講と言っておきながら、裏では違法な取引をしておりました。
私は知っていたのにも関わらず、誰にも言えませんでした。
異形で、存在ごと記録から消された、ジェーン・ドゥの、この私の言葉を信じてもらえる人など居ますでしょうか?
早く、コイツらがいなくなってしまえ、と。
ですがある日突然、その事が、願ってしまったことが叶ってしまった。
でも、私以外は皆殺しだった。
大好きなメイドが、アタシみたいな醜い姿になった。
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「私は、同じ様な貴方には幸せにって欲しいと望んでいます。」
「ですが、私たちは私たちが思っているよりも違い過ぎたのです。」
「今日はもう、遅いです。また来ます。」
「待ッ!」
「さよーなら!またいつか!」
ヒューン
ドン!
「メイベルナイスキャッチ!」