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出てくる人
出てくる人を適当にまとめたけど多分わかりづらい。
人物
・壱
刀鍛冶の娘。兄は父に弟子入りしている。母親が遠く仕事へ離れたことをきっかけに家出。小野の反物屋を手伝い、彼岸花に見出される。
流されやすい。状況を把握することには長けているが、人の気持ちを考えるのは下手。しかし、人を救わんとする優しい心を持つ。その気持ちは、六話の事件を機に復讐心へと変化していく。二十一歳で長より権利を譲られ、頭目となった。小町と名を変える。まえとは旧知の仲。
・小野
反物屋の娘。尾張訛り。一人っ子。初めて会った人には人見知りがあるが、何度か会って打ち解けると相手に信頼をおく。人見知りのない相手にはよく喋る。意外と勇気ある行動をし、危なっかしい人物。扱いづらい人ともいえる。彼岸花の諜報活動に興味を抱き、壱を連れて長の間に立ち入ってしまう。そこで提案されたのは、死か後継となるかだった。
・長
本編時空における「先代」。反物屋の常連である。~~小野をあることに利用しようと考えた。そのために、彼女を引き渡すまいとする両親を連れ去り、一人になったところをうまく乗せようとした。が、計算違いで壱が来る。壱も引き取り、いつか消そうとしている。が、途中で小野よりも壱に興味を抱くようになる。~~
→組織の仕える萌木家の若君、信秋が城下町を散策中、小野に一目惚れする。そして、小野を連れてこいと信秋は組織に命令。長は小野を怪しまれず誘うため、親二人を拐かし、身寄りをなくした上で組織に加入させようと目論む。しかしそこに計算外の壱が現れ、二人を同時に引き取った。
小野と壱が一対一をさせる。勝った方を組織の後継者として育てる。
反乱の芽は摘むタイプ。小野と壱の決闘でもその思考だったが、のちに反乱を起こす小町を育てるのは皮肉ともいえよう。←この外伝より20年くらい後、本編時空よりちょっと前の話。先代(外伝時空での長)と長である小町(壱)との間で組織内で派閥が形成されてしまい、争った結果小町派の勝利となり、彼は小町により反乱の首謀者という建前で処刑された。小町は小野の仇討ちを成功させている。
・萌木大次郎信秋
若君。小野を組織に連れるように命令した張本人。だが、心移りして壱を妾にしようとする。女好き。当主としての器を持ち、統和国を下剋上させることはなかった。壱が小町となり組織長となったあとも、小町へ信頼をおく。四十年来の昔馴染みとなる。息子で次期当主となる萌木信実は、実は小町との間の子供である。本編時空で主役となる萌木アヤメは、信秋と小町の孫にあたる。