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2 恐怖の2日目
2日目の朝。
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みんなで始めた朝の会。
ゆる~い感じでここっちゃんが進める。
「じゃあ立って~」
「今日移動教室多いからみんなにアピールしよ~」
そんなふわふわここっちゃんに
みんなは昨日の怖い校長先生のことなんか
忘れていた。
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「なにか連絡とかある人いる~?」
ふわふわイオンが出ているここっちゃん。
その中で1人。
手を挙げたものがいた。
つっちーだった。
「本ッ当ごめんっ。」
泣きながら喋ったつっちー。
全員の顔が困惑に変わった。
「ど‥どうしたの?つっちー。」
ここっちゃんも何故か泣きそうになりながら聞いた。
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聞いてみると、
つっちーの家では学校でなにがあったか、なんの勉強をするかを報告するのが
ルールらしく、口を滑らせて**「先生がいない」**ことを喋ってしまったらしい。
そしてつっちーのお母さんが
「学校に苦情を言った」らしいのだ。
「本当にごめんッ」
つっちーは悪くない。
みんながそう思っていた。
「大丈夫だよ」
真剣なような優しい笑顔でここっちゃんが慰めた。
その顔につっちーも元気をもらえたようだった。
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「じゃあ授業始めない‥?」
たかはなが言った。
「今日たかはなの班の歴史じゃーん」
「がち?めっちゃ楽しみ」
それぞれの意見があったが
みんなたかはなの班の授業が楽しみなようす。
「じゃあはじめまーす!」
「はい!」
良き