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3 能力
花宵 まつり
カーレル「ここが泊まっていただく特別室でございます。」
そこの部屋はとても広かった。
海愛「ありがとうカーレル。」
カーレルは部屋をでた。
宙「広すぎー!」
海愛「一つ忘れてたことがあるんだけど。」
宇良「なになに?」
海愛「あなた達に能力を与えようって思って。」
宙「なんか楽しそう!」
海愛の手に光が宿った。
海愛「剣技か魔術を選んで。」
宙「剣技がいいな!」
宇良「じゃあ魔術で。」
海愛の光がそれぞれの元へ向かった。
宙「わぁ!」
宇良「力がみなぎってきた!」
海愛「じゃあこれでマットレアに探しに行きましょうか。」
---
街にはニュースが流れていた。
アナウンサー「ピアティリー姫がバーディス星との契約を結んだとのことです。その影響でこの星に危機が迫っているとのことです。」
宇良「どこに仲間なんているんだろーね」
海愛が誰かにぶつかった。
?「すみません、すみません」
海愛「大丈夫でしたか?お嬢さん。お名前は?」
ルフィア「わ、私の名前はルフィアで、です。大丈夫です。あー!もうこんな時間店の人に怒られちゃう…」
海愛「お店をやられているんですか?」
ルフィア「は、はい。」
海愛「よければそのお店に行かせてもらえませんか?」
ルフィア「は、はい!いいですよ!」
---
宇良「ここがそのお店!」
ルフィア「遅れてすみません…」
?「いいよいいよルフィア」
ルフィア「ありがとうございます!」
リアンネ「私はリアンネよ。客人さんよろしくね!」
海愛「私は海愛。」
ルフィア「ええええ!あ、あの伝説にある海愛神様!?!?」
海愛「ま、まあそんなとこかしら。」
リアンネ「海愛神様が来てくれるなんて光栄なこと…!」
宙「あっ!そうだ!」
宇良「どうした?宙」
宙「リアンネさん、ルフィアさん。手伝ってほしいことがあります!」
リアンネ「どうしたの?宙ちゃん」
宙「今、この星で離れた親を探してるんですが、この星で協力してくれる仲間を探してて…」
リアンネ「で、私たちに仲間になってほしい、とね」
宙「そうです!」
海愛「宙にしてはいい案だな。」
宙「みあ、聞こえてるからなっ!」
リアンネ「うん。なるよ。仲間。」
海愛「ありがとうね!」
宙「あの、今のこの星が危険と言う噂を聞いたのですが、詳しく教えてくれませんか。」
リアンネ「ええ。教えるわ。ピアティリー姫様がバーディス星のビアリスと契約結んだんだって。ピアティリー姫様は発明の神だけどビアリスは悪の神。バーディスの王よ。あんまりいい噂は聞かないやつよ。」
海愛「ビアリスが動き出すとは…。」
宇良「ビアリス、か」
海愛「ああ…ビアリスは人を魅了させる能力を持っている。言い方を悪くすれば洗脳。」
宇良「ってことはピアティリーさんは洗脳されてる…?」
海愛「その可能性が高いだろう。ビアリスは確実じゃないと行動しない。ピアティリーを手に入れてフライアーを自分のものにするということだ…!」
そこの店にいた一同が黙り込んだ。
--- 前日 ---
ピアティリー「ビアリス様…」
ビアリス(ふん。洗脳の効果が出てきたじゃないか。ピアティリーを手に入れることができたらフライアーは容易か。フライアーはピアティリー頼りだからな。)
ピアティリー「ビアリス様…ご指示を。」
ビアリス(思ったより進行が早いな。もう計画を始めるか。)
ビアリス「ピアティリー。僕のために発明をしてくれ。なんでもいいから、今からフライアーを僕たちのものにするために役立つ物を。」
ピアティリー「わかりました。今すぐお作りいたします。」
ビアリス「ああ。いい子だ。」
ピアティリー「お褒めいただき光栄でございます。」
ピアティリー(私にはビアリス様しかない。ん?何かおかしいような…いいえ、何もおかしくはないわ。私はビアリス様だけのために尽くす…そう決めたのだから。)
ビアリス「この発明品次第でこの星は変わる。その発明品で僕がこの星を変えてやろう。いいか?ピアティリー。僕は救いだ。ピアティリーにとっても、この星にとっても。」
ピアティリー「承知しております。ビアリス様に尽くすためだけに生まれてきたのです。」
ビアリス「そうだ。よくわかっているじゃないか。」
そんな場に後ろから誰かが入ってきた
??「久しぶり。ビアリス。」
ビアリス「お、久しぶり。」
??「海楽がフライアーに来たわ。おびき寄せも完璧。」
ビアリス「久しぶりの仕事だったのにありがとな。」
ピアティリー「この方は…?」
()は考えていることです。