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日替わりお題 笑顔 後悔
何で気づけなかったんだろう?
でも、今は関係ないよね。
僕のこの体はもうすぐ死ぬんだから。
今はまだ寝ているけど、このままだと見亜、死んじゃうかな。
本当に、何で気づけなかったんだろう。
白のあの偽物の笑顔に。
そこで僕の意識は、途切れた。
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🔴「……。」
思えばあの日は、白の口数はいつも以上に少なかった。
🎧🩵「白。は〜く〜。ねぇ。白ってば!」
🔴「…。あぁ。見亜か。どうした?急に大声出して。」
🎧🩵「ずっと話しかけてたよ〜。なのに白ってば全然気づかないんだから。」
👿「どうしたの〜?なんか、悩み事?」
🔴「何かが思い出せなくて悩んでたんだ。」
🎧🩵「なんかあったっけ?」
👿「次の授業って課題なかったっけ。」
🎧🩵「あ、わ、忘れてた。今からでも、間に合う、かな?」
🔴「間に合わない、だろうな。__ハハ__」
👿「頑張って〜。僕は終わったからね。」
🎧🩵「この、卑怯者〜!」
結局僕が教えてあげたんだよね。
それで、お礼にって珍しく白が家に来ないかって。
お茶とお菓子出してもらって、食べて。
話してる時、白はちょっと悲しそうな顔をしてたけど、いつも以上に笑顔が多かった気がするな。
急に眠くなったんだ。そしたら白は寝てもいいよって。
そして目が覚めたら、この様だ。
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👿「う、うぅ〜ん。」
🔴「目が覚めたか。」
👿「うん。」
🔴「…。驚かないんだな。」
👿「別に。」
🔴「お前は、これから、死ぬ。俺が、殺す。何か、言い残すことは、あるか?」
👿「僕は死んでも死なないよ。人間じゃないからね。だからまた、会いにくるよ?でも、何で僕を殺すか聞いてみてもいい?」
🔴「そうか、じゃあ、な。また会える日を楽しみにしているよ。お前を殺す理由。死ぬやつに教える必要があるかは知らんが、俺が殺し屋でお前ら2人に依頼が入ったから。それだけだ。」
👿「断れないの?」
🔴「断れないわけではないが、断ったらどうなるか分かんないからな。」
👿「そっか。じゃあまたいつか、絶対に会おうね!」
🔴「今から死ぬとは思えないほどの明るさだな。じゃあ今度こそ、じゃあな。」
グシャ
僕の体は潰れてしまった。もう、原型ほとんどないから見亜も気づかないかもね。
あはは。この体はもうダメ、か。
でも大丈夫!元の体に戻るだけ。
本当に人間界に来る時本体で来なくてよかったな。
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どこか儚いような雰囲気を持つ白い場所。
そんな広場に堂々と立つ学校。
僕が起きた場所だ。
?「優野さん、起きてください。優野さん。」
👿「うぅ〜ん。あと5分、」
?「ダメですよ!起きてください。」
👿「あれ?ここ、天人中界?」
?「そうですよ。やっと目が覚めましたか?」
👿「アハハ~。ごめんごめん。菜美。」
???「私もいるよ〜!」
👿「忌夢も、おひさ〜!」
🪽⚫️🟣「久しぶり〜!それにしても、人間界での実習、楽しかった?」
👿「楽しかったよ!本当に楽しかった!でも、」
👼🩵「何かあったんですか?」
👿「友達に、殺されて、ちょっと悲しかったんだよね、」
👼🩵「嫌いなんですか?」
👿「ううん。でも何かがあって殺すしかなかったみたいなの。」
🪽⚫️🟣「じゃあじゃあ!もう一度人間界に行こう!その子に真意を聞くためにも!」
👿「え?大丈夫なのかな、」
👼🩵「ダメですよ!勝手に行ったら。でも、許可を取ってからならいいですよ!」
🪽⚫️🟣「うんうん!せっかくだし、菜美も私も行こう!」
👼🩵「楽しくなりそうですね!」
懐かしい雰囲気を感じたのは一瞬だった。
僕が口を出す前からどんどんと話が進んでいく。
見亜や白とは違うけど、ここも僕の居場所だな。
そう思いながら、僕は笑っていた。
目から溢れるものには気づかないふりをして。
👿「僕何も言ってないよ!?勝手に話を進めないでよ!」
👼🩵「私も人間界、行ってみたいです!だから、いいですよね!」
🪽⚫️🟣「私も私も!行ってみたいよ!だから優野のせいなんかじゃないよ!先生に許可もらいに行きたいし、かわりの肉体貰いに行かなきゃだし、早くいくよ〜!」
👿「ちょっと待ってよ〜!ここからちょっと様子見てみるから!」
ちょっと確認してみた。見亜がどうなったのか。
見亜は原型を止めていない、が。見宇ちゃんや見亜のお母さん、一野さんも来たみたい。
なら気にしなくてもいいかな。見亜もきっと大丈夫。
早く白に会いに行こう。安心させてあげないとね。
👼🩵「優野さん!はやくしてください!」
👿「は〜い!」
色々あったけど、きっと僕は大丈夫。
僕は僕の道を進むよ。
白も見亜も元気でね!
また、会いにいくから!
何言ってんのかよく分かんない文章でお送りいたしました。
いや〜疲れた!目覚めたところで終わらせればよかった。
日替わりお題赤の続きですが、見亜も優野も生きてましたw
このあとのお話をシリーズにして書く予定です!
世界の裏を無くすには?ってシリーズ!
白が主人公で、見亜と優野ではない2人と出会います。
是非、お楽しみに!と言いたいところですが、しばらく書かないと思います。
いつか書くから!待っててね!
じゃあ〜バイバイ!