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都合のいい病気
気に入ったエログロ漫画の抜き書き。
元マンガがエログロのため、レーティング。本文にエロなどはありません。
デッドチューブ(マンガ)
男 「(犯人)さん、なんで、こんなこと……。弟が病気っていう話も嘘だったんですか?
犯人「いや……、弟は病気だったよ。〝怠慢〟という病……
女 「怠慢?
犯人「俺たち兄弟は、外見こそ そっくりの双子だったけど、中身には大きな差があった。兄である俺は、勉強でもスポーツでも人並み以上にできたけど、弟は何をやっても人並み以下だった。
俺はね、〝できない人間〟は責めないよ。人には生まれ持っての才能っていうものがあるからね。できないことを責めるのは差別になる。
だけど、それに甘えて努力しない人間を俺は許せない。だって、才能もない、努力もしないじゃあ……生きてる意味がないでしょ?
俺は弟に毎日のようにそのことを伝えたよ。そうしたら弟は何を言い出したと思う?「俺は努力ができない病気なんだ」って。
これ、意味わかるかい? 弟は努力できないのは病気のせいだから仕方ないって言いたいんだ。……そんなおかしな話ないよね。
俺は言ったよ。病気だっていうなら病院へ行けって。当然弟は嫌がった。だけど、そこは無理矢理にいかせたんだ……そしたら、またおかしなことに、弟には「なんとか」っていう病名が付いたんだ。
いや~、驚いた。努力ができない……頑張ることができないなんて病気があるんだね。一丁前に自己主張はするし、人一倍に飯も食うくせに、努力だけはできない。なんて都合のいい病気なんだろう。
それからというもの、弟の態度はどんどん大きくなっていったよ。「病気」という免罪符を手に入れたからさ。要らないでしょ! そんな弟。
女 「いや……だけど、それでも家族だったんだろ⁉
犯人「弟は俺に成りすまして、多額の借金もしてたんだよ。
女 「う……
犯人「もしかして、それも病気だったのかな? ひたすら俺の足を引っ張りたくなる病気とか。足手まといの弟に……、多額の借金。俺もいよいよ我慢の限界だった。
そんな時だよ『デッドチューブ』の存在を知ったのは。俺の人生を一気に取り戻す大チャンス!
俺はずっと探していたんだ。自分にそっくりな双子の弟がクズに育ってしまった場合のメリットって何かないのかって。だって、それを考えないと頭がおかしくなりそうだったからね。だけど、一つだけそれを見つけることができたんだ……
男 「? なんですか……それは。
犯人「人生で一度だけ完全犯罪ができる。
女 「イカれてる……。そんな理由でこんな手の込んだことをしたのか?
犯人「え、そうかな? ミステリー小説好きの俺からすると、結構魅力的なメリットだと思ったんだけど……。やれるものなら一度はやってみたいでしょ? 『完全犯罪』!
Dead Tube(デッドチューブ)
超エロくて、超グロいマンガ。R18指定。
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