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荊棘夢想曲
一瞬の間広がり出すは
荊棘の螺旋どこまで続く
回るわ回る
道に迷えど
ランタンの光 照らす足元
終わりは未だ見えぬまま
覚めぬ御伽は夢のまま
時計の歯車どちらに回る
告げる針は何処を指す
歩いて走って 螺旋階段
無音の空間 響く靴音
壊れた窓から見える空
月の明かりに手を伸ばした
どこまで行けど変わらぬ温度
進む己は何探す
荊棘の園に絡みつく螺旋
謎の御伽は夢の中
巡るは巡る
溶けゆく終焉
1輪の花の影 落とす輪郭
手がかりは古びた本棚
埃を被る硝子箱の中は
機械仕掛けの歯車回す
動き出すのは|自鳴琴《オルゴール》
進んで戻って 螺旋階段
流音の空間 響く音色
割れた窓には蜘蛛の糸
星の形に夢を描いた
どこまで行けど変わらぬ風景
進んだ先には何がある