公開中
幽霊船
ゴーゴー幽霊船
歌詞改変
病弱な17歳。
枯れたインクとペンで希望を描く。
継いで剥いでまた
「うまくいかない」
夜は何度も泣いて
「また、明日」
いつも見る夢。
回る発条のアンドロイド。
僕の声と頭はがらんどう。
「いつも最低な気分だよ」
『君に嫌われたくない』と願っていたい
---
ずっと病欠と謳う少女。
曇らない空を恨んで空き缶を蹴る。
空の雷管とペーパーバッグ。
莫迦みたいに深い溜息を吐いた。
相も変わらないアンドロイド
君を本当の嘘でだますんだ。
「僕は幽霊だ。本当さ」
私の目には何も映らない。
太宰「そんなこんなで謳っては
行進する幽霊船だ」
善いも悪いもいよいよ無い。
珍しく閑静な街を往く
電光板に映った文字。
意味なく見える其れの意味を探せ
沿線上の扉壊せ
「見えない僕を信じてくれ」
少年兵は声を紡ぐ。
届かないよう世間は出口を隠す
遠い昔の物語を
あまりに急に思い出した。
「とうとう思い出しちゃったか」
一寸病欠な少女は
今日も現実でもない世界で
愛も何もない景色だ。
「そこでどんな夢見てもしょうがないか」
回る発条のアンドロイド
汚物ヤンキー公害メランコリー
全部知ったうえでも嫌いにならないでくれるかい
そう
「そろそろ君を気づかせないと」
---
「そんなこんなで謳っては牙を剥く幽霊船だ」
前も後ろもいよいよない。
なら全部忘れて!
太陽系の奥へ進め!
飛び込め早く間に合ううちに。
沿線上の凡て壊してでも
「僕の言葉を信じてくれ」
偏桃体の奥で叫べ
普「ほら。そんなに泣かないでよ」
遠い昔の物語が
あんまり急に終わるから。
普「ハッピーエンドなんていらないよ」
長年積もった恨み放て
跳べ跳べみんなで拡声器を持って
目の前の障害は全部壊して
「本当のことだ。信じてくれ」
|幽霊船《一枚の頁》は怒ってもいいのに
「君は正しいと思ったことをしてよ」
遠い昔の呪いが今
「あんまりな嘘と知るのさ」