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軽々しく人は”シニタイ”と。 に
ひゅー。
風が吹く。髪を靡かせる。私は後ろを見る。
ひゅー。
風が吹く。頬を掠める。どこか痛いような冷たさ。
ひゅー。
風が吹く。私を嘲笑うように。勝手な妄想を広げる。
ひゅー。
ひゅー。
痛い、風はやまない。
*
居候を初めて早3ヶ月。時がたつのは早いもので、私は放課後閉店までの時間働くことを条件に、ファミレスの休憩室に寝泊まりさせてもらっている。
「あら、莉杏ちゃん。ところで親御さんとはどうなったの?」
「……あはは、それが、上手くいかなくて」
「そう。……早く、ここから出れるといいわね?」
常連の家族の母親を適当にあしらう。お辞儀をして見送ってから、声を漏らした。
そんなこと、
「わかってるよ……」
わかっている。私の存在はここで迷惑でしかない。接客は苦手なままだし、そして、働いている人にとっても休憩室が一部屋乗っ取られていることは鬱陶しいだけである。
「……だって、あっちには居場所がないんだよ」
「莉杏ちゃーん!お客さんお願い!」
「……はい、今いきます!」
*
学校へ行っても居場所はない。人付き合いが苦手で話すことも得意ではなく、自然と友達も消えていく。
家に帰っても居場所はない。あそこに私を歓迎する人はいない。
少し前までは、一つだけ居場所があると思っていた。まぎれもない、ここに。私を入れてくれた店長さんがいるから、まだ、生きていてもいいと思った。
「なにそれ、滑稽すぎて笑える」
1人、自嘲の笑みを。
*
シニタイ。シニタイ。ああ、うるさいほどにその言葉は絶えない。
シニタイ。シニタイ。どこかでまた誰かが呟く。
シニタイ。シニタイ。
「もう、しんじゃいたいな」
自分の口から出たのは、今までずっと避けてきたはずのこの言葉。
私は、25時の空気を切って、当てもなく走り出した。
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こんにちは最近なんだかんだ人生が楽しいみはなだです。推しが尊い毎日。楽しい学校。そして、地獄のような塾の宿題(訪れる現実)。
さて、今回はえとなんだっけな、そうそうRIAちゃん編ですね。この子一番闇浅めなんですよ。うん。
それではー誰も望んでいない主の近状報告コーナー。ぱちぱちー。うわー22時にこれを1人で書いてる自分悲しすぎる。
さて、わたくしちょい前にテラーっていうチャット系小説投稿サイト(かなり有名)に手を出しました。垢作りました。いっぱい性癖丸出しの小説書きました。塾の宿題を放棄しました(おい)。
なのですが、たくさんの方が読んでいるっぽいことを知り、急に謎の恐怖が湧き上がり(?)現在なにも公開出来てません。短編カフェくらいの隠れ家的小説投稿サイトのほうがまだ性に合ってますね。いつもありがとうございます運営様。
はい、これだけで368文字行きましたね(小説書く気わかなくてこれ最初に書いている人)。このへんで自制しますそれでは!
長々と読んでくれてありがとうございます(雑談で現在460文字)。