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神様が、人間界で。 10鈍感八神様と家無し
上野 星華
あらすじは、500文字でおさまらないので、このシリーズをチェック!!!
「今日はお集まりいただきーありがとうございます。」
俺、八神朔は司会者っぽく振る舞っていく。
今、寮の仲間に集まってもらい、今後の会議をする事に。
なんと、俺がいい案を思いついて、会議をする事にしたのだ。
「最近、魔族が一向に減らなくて、家を無くした人が多すぎる件について、俺は考えました」
こくん
みんなが息を飲んでいるのが分かる。
「家を無くした人のためのシェルターや、食べ物を上げるのはどうかと」
「「「「おおおお~!」」」」
「確かにいいですね」
俺と同じ寮の魂魄妖夢が言う。
「そうですよね!」
今言葉を吐いたのがユアというやつだ。
俺の優秀な右腕で、いつでも冷静な右腕だ。
「賛成!」
この子はフランドール・スカーレット、無邪気な感じの子。
「じゃ!やっていこ~!」
この子が優奈、俺とユアの親友で、いつでもハイテンション!(疲れてるときは静かだが)
「オッケー。早速作っていこうか」
「魔王に勝つためにも、みなさんにいろいろと有力の技や魔法は、知ってもらっていたほうがいいんじゃないですか?」
ユアが提案をしてくれる。
さすがユア
「そうだな、創造系の|有技《うぎ》や魔法も知っていたほうがいいかもしれない。てか、優奈は使えたよな?」
「もっちー使える~」
「おk!じゃ!訓練はじめていきまーす!と言おうと思ったが、失敗したときのために広い所でしたほうがいいよな」
---
「完璧!!!」
「じゃ!早速作っていくか!」
「「「「り!!」」」」
「「ァ サーヴァ アック ロァ!」」
2人がシェルターを作る。
「おk!いい感じ!」
2人が冷蔵庫に食べ物も入れといてくれたし。
あとはー
「家を無くした人にシェルターの話をするぞ~!」
「「「「おー!!」」」」
---
~どさっ~
「やっと、終わった………………」
八神様が寮のソファーにスライディングする。
「おつか…………れさまで…した」
私もよろよろ声で言う。
そりゃあ、1人25人ぐらいに声を掛けて、説明して、シェルターを拡張してとか、色々と大変だった。
「ユアが一番へとへとだぞ。ちょっとこっち来い」
八神様がソファーに寝転がっていたが、体を起こし、横につめてくれた。
「ありがとうございます」
私がソファーに座るとー
八神様が私の頭を八神様のひざに置いた。
「へ………………。///えええええ!?」
ボンッとほおが熱くなる。
「イチャイチャ…楽しそうじゃん?」
ゆ、優奈!?
優奈って、警戒しないといけないコだったかも………………
「そうですねえ~青春?って感じですねえ~」
いたずらっぽく妖夢も言う。
妖夢も!?
「もうっー////ぅぅ///ふぇっ//」
八神様、私のほっぺたをツンって指で!?
「え!?照れてるユアちゃんかっわいい~!」
フランちゃんも!?
「八神様!八神様!//」
「??」
え?みんなの声聞いてなかった?しかも、鈍感系!?八神様が!?
うん。どうしようっ!!
めちゃくちゃ大混乱しているときー
八神様が頭を撫でてくださっているっ!!
「ちょっ///ふぇっ//ぅ//」
八神様!許しません///
今も妖夢はいたずらっぽく笑ってるし、
けど、なんか、眠く………………
「よっっと!」
「え?えええええ///////」
や、八神様が、私をお姫様抱っこを………………////
「ユアが眠そうだったから…つい//…………やっちまった」
「や//がみ//様!?やっちまったじゃありませんょ////」
「まあ、まあ、開けるぞ~」
「はい」
~どさっ~
八神様が私のベットの上で降ろしてくれた。
「八神様!ありがとう(?)ございますぅっ//」
さっきの事がよみがえってきて私はほおを赤くする。
「どういたしまして!おやすみ。」
「おやすみなさい」
~バタン~
八神様が私の部屋のドアを閉める。
「もうっ//眠気が覚めちゃいましたよ//八神様………………」
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「はあ、」
昨日は大変だった。
みなさんも察しただろう。例の件についてだ。
ちなみに、お昼休みにシェルターに食べ物を渡しに行くということ。
「あ、ユア!人間界でな、決めたんだ!」
「??」
「俺は、人間界を楽しみながら、ここを平和にする!!」
「……………………そうですね!」
ここで私は思った。あ、私たち、戦闘狂なんですけど。
やばいですよね………………
そう思いつつも、私たちはシェルターに食べ物を渡しに行った。