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組長ヤチェの日常
たこさんういんなぁ
のんびりちょっとずつ更新になりますが、それでもよければぜひお読みいただけると嬉しいです。
私は吉弔八千慧。畜生界で名を馳せるヤクザ、鬼傑組の組長だ。かつて鬼傑組と争っていた埴輪兵団もとい埴安神袿姫とは、今は休戦状態にある。この休戦により、少し私の仕事が減るだけでいつもと変わらない生活がまたやってくる…はずだった。今、私はなぜか、その埴安神袿姫とお茶会をしている。
「ねえヤチェ、このケーキ美味しそうだと思わない?」>
<「へぇ、ハニワを模したシナモンケーキですか。確かに美味しそうですね。」
「一緒に注文しようよ!」>
<「私は遠慮しておきます。あんまり冒険はしたくないのでね。ミルクレープにしておきます。」
「えーそうなのー?じゃ、店員さーん!ハニワシナモンケーキとミルクレープ1つずつとアイスコーヒー2つよろしく!あ、支払いは鬼傑組の口座から引いといて!」>
<「何勝手にうちの金使おうとしてんですか…」<「というか、休戦中とはいえ対立勢力のボス同士がお茶会ですか?理由は?まさか暇だからとか言いませんよね?」
「え、暇だからだけど?」>
<「は い?」
「だーかーら、暇なんだよ!でもなんだかんだでヤチェも付き合ってくれてるじゃん!」>
<「いやいや、理由とか教えてくれませんでしたよね!?あなたの部下が神妙な面持ちでお茶会の誘いを伝えてくるから、なにか重大なことでもあるのかと思ったからきたんですよ!?」
「あはは!ヤチェはそう言う感じで誘ったらいい感じに勘違いしてきてくれるからね!磨弓にそんな感じで頼むように言っといたのよ。」>
<「はあ…まあそれはいいとして、いやよくないけど…私がいつヤチェとかあだ名で呼ぶのを許したんですか?」
「最初に言った時嫌がらなかったじゃん!何回言っても反応がなかったからこれいけるなって思って…」>
<「聞き間違えかと思っただけです。もう、あなたって人は…」
「人じゃなくて神様でーす!」>
<「ブチッ」
「あっやべ…ヒヘナハ(逃げなきゃ)!」>
つい私がブチギレそうになると、袿姫は残りのシナモンケーキを口に押し込んで逃げ出した。まったく、あの人は本当に神なんだろうか…もう少し、異変の元凶としての威厳というかなんというかを示すべきでは…金も置いてかなかったし。結局鬼傑組の負担じゃん!いや、そうはさせない。金だけは、絶対に払わせる…!私はミルクレープを食べ終えてアイスコーヒーを飲み切り、レジへ向かった。
「お会計、1,230円になります!」
<「melonカードで。」
「ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております!」
…二度とくるもんか。いや確かにケーキは絶品だったが。もう一度ここに来ると、またイライラを思い出してカフェごと破壊しそうな気がする…
私が頼んだミルクレープの400円、アイスコーヒーの115円はもちろん自腹だが、シナモンケーキと袿姫のアイスコーヒーの合計715円は必ず払ってもらう。私は会計を終えると、真っ先に勁牙組へと向かった。
<「早鬼ィ!喧嘩に付き合え!」
「そんなにイラついてどうしたんだ?珍しいじゃないか。」>
奥から現れたのは、勁牙組の組長で私の喧嘩相手、驪駒早鬼だ。まずこのイライラをなにかで発散しないとやっていられない。
٩( 'ω' )وバチコンバチコンバチコンバチコンバチコン٩( 'ω' )و
早鬼との喧嘩を終え、すっきりした私は、早鬼に礼を言うと、その足で埴輪兵団の根城ともいえる霊長園へ向かったー。