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突然異変学園【第九話】復活!
そうして私が来ていたところは春真の病室だった私は春真の隣の椅子に腰を掛けた。
今春真の顔を隅々まで見るとやっぱりはるまと見ている部分が多いなと思った。
この黒よりの深い紫色の髪
私と似ている目の色、猫みたいに綺麗な黄色の瞳
口をよーく見るとちっちゃく生えている八重歯
でも外見だけが似ている…中身は全然違う人だ
性格も春真は低い声でオラオラ系だけどはるまは高い声で優しい
比べたらいけないと知っているけど、どうしても比べてしまう。なぜだろう目から水滴がこぼれる…泣いちゃだめなのに、またあの日々に戻りたいと思ってしまう。もう二度と戻れないのに…私は今春真を傷つけてしまいそうで怖いため春真の病室から逃げるように出た…
ー寮ー
桃華:「あ!雫おかえり〜」
ダンッ!!
桃華:「グハッ!!」
桃華:「タックルしてきてどうしたの?」
私がそう言いながら雫の顔を見ると雫は泣きそうな顔をしていた。
桃華:「何があったか話せる?」
雫は首をコクッっと縦に動かした。いや可愛すg(((殴 ⇐はいすみません
雫:「実は…」
桃華:「大丈夫だよ、私が雫と同じ状況だったらそうしてるし」
雫:「そっか〜」
桃華:(なんか普段より可愛くなってる…)
雫:「抱っこして!(上目遣い)」
桃華:「ガハッ!!」
雫:「大丈夫?」
桃華:「だ、大丈夫!私のライフがゼロになっただけだから…」
雫:「なんかよくわかんないけど大丈夫ならよかった!ニコッ」
桃華:「…」
雫:「も、桃華?」
雫:「え?息してない…」
ー数分後ー
桃華:「はっ!!」
桃華:「し、雫は?」
雫:「すぅ~すぅ~」
桃華:「こ、これはカメラに収めないと…」
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ(連写)
桃華:「よし!これを朔に見せるか!」
ガチャ(扉を開ける音)
朔:「お前らいるか〜?」
俺が大声でそう言うと急に桃華が音も無しに走ってきて…
桃華:「お前静かにしろ!(小声)」
朔:「え?なんでや?」
桃華が小声で話しかけたから俺も小声で一応返した。
桃華:「こっちに来て」
朔:「?わかった」
桃華:「これを見たまえ」
朔:「雫の寝顔がどうかしたの?」
桃華:「お前まじか…」
桃華:「この可愛さを見ろ!自然と鼻から鼻血が出るだろ!」
朔:「え、えぇ〜(引き気味)」
雫:「んん〜」
雫:「あ、桃華おはよ〜」
桃華:「お、おはよう!」
朔:(え?なんか桃華から今から見てろよ?という視線が…)
桃華:「ねぇ雫〜」
雫:「ん〜?」
桃華:「抱っこしてあげようか?」
雫:「いいの✨️?」
桃華:「うんいいよ!」
雫:「わぁ〜✨️高い!」
朔:(なんか、可愛い…って何思ってんだ俺!)
ー寝ぼけてるところから覚めた雫ー
桃華:「雫〜抱っこしてあげようか?それともハグ?」
雫:「もう忘れて///」
桃華:「いや〜新鮮で可愛かったよ!」
雫:「だれか私を◯して…しかもよりにもよって桃華とかほんと災難」
雫:「しかもさっきからなんで朔黙ってるの!なんとか桃華を止めて!
朔:「いや、俺も可愛かったって思う…」
雫:「え…」
桃華:「おやおや?雫さんお顔真っ赤になっておりますよ〜」
雫:「そ、そんなことない///」
桃華:「こんな雫初めてだわ〜」
雫:「うっ」
それから私達は春真が居ない何月を過ごした。毎日お見舞いしていたのは桃華だったお見舞い時間限界まで病室で一人座っていた。
授業中でも桃華の口から”春真”という単語はなかったけど桃華は頭の中で春真のことを考えてるのが私達にはバレバレだった。春真が居ない日々がこんなに静かだって分かんなかった。朔は朔でどっか行くし大変だ…今日もお見舞いに行こう
ー春真が眠っているときの春真視点ー
あれ?ここはどこだ?何故かあたりが真っ暗だ、光が急に眼の前に出てきたと思ったら俺の父東雲賢斗が立っていた…
**グサッ**
春真:「は?」
あぁこの音は俺が一番いやなほどわかる音だ
春真:「ゴフッ」
俺の口から血が流れていくのがわかる。
春真:「お、お前な、何を、ゴホッゴフッ」
呼吸したくてもできない状況のなってしまった…なぜだろうなんだか眠くなってきた…そこで俺はあのときのように自分の意識を手放した…
目が覚めるとさっきと**同じ場所にいた…**
俺は、怖くなって逃げようようとしたら後ろから俺と同じ声が聞こえた。
春真?:「逃げようとしても無駄だよ〜」
春真:「っ!!お前誰だ?そしてここはどこだ?」
春真?:「俺はもうひとりのお前だよ。そしてここはお前の記憶処理場だよ。」
春真:「っ…」
春真?:「そんなに警戒しなくていいじゃんもっと楽に行こうよ〜」
春真:「そんなことはどうでもいい。俺を元の世界に戻してくれ。」
春真?:「しょうがないな〜教えてあげるよ」
春真?:「ここはお前の記憶処理場だ、もちろん嫌な記憶だけしかない、」
春真:「まさか!!…」
春真?:「勘がいいな、そこでお前の父が出てくる。でも今回の試練内容はそれだけじゃない。お前が刺す側じゃなくて、刺される側だったらどうする?それが元の世界に戻る方法だ。」
春真:「わかったやってみるわ。」
春真?:「では、俺は見てるからせいぜい頑張れよ」
それにしても俺が刺す側じゃなくて刺される側なんて…なんかうまくいえないけどこれだけはわかる。これって今やばい状況なんじゃ…
**グサッ**
おいおい急にとか分かんねーだけど…あぁ、また意識が…
ー3ヶ月後ー
そろそろ元の世界に戻らなきゃやばい。感覚的に3ヶ月経ったのではないだろうか?
でもこの3ヶ月で全体強化はできたのではないだろうか…
新しい武器生成魔法や1 km先の気配も気けるようになったのだ…おっとそんな話を心の中で思っていると俺の父の気配が近づいてきたここ3ヶ月で痛みを減らす魔法を研究をしていたから今その魔法をかけよう…
ー30秒後ー
**グサッ**
春真:(計算通りニコッ)
春真:「あばよ!クソ親父!」
賢斗:「っ!!春真っ!!!」
春真:「気安く俺の名前を言うんじゃねぇ!」
そこで俺の意識は途絶えた…
ー病室ー
桃華:(今日も春真が起きないから私は病室を出ようかな?)
私が扉に手をかけると…
**バッ!!!**
桃華:「え?」
春真:「ん?あれ?ここは現実?」
桃華:「え?は、春真!?」
春真:「あ、お、おはよ?」
桃華:「お前何ヶ月目覚めなかったと思ってるんだよ…(涙)」
春真:「大丈夫か?」
桃華:「大丈夫じゃない〜(泣)」
春真:「はぁ、しょうがねぇな」
サスサス(桃華の背中をさする音)
春真:「これで平気?」
桃華:「うん」
ガラララッ!!
雫:「..........お取り込み中失礼しました★」
春真:「おいおいおいおい待て待て待て誤解だ!」
ー落ち着いてー
雫:「はぁ、そういうのはよそでやってくれますか?」
桃華:「いやいやいや昨日朔とイチャついてたじゃん!!!」
雫:「え?い、いやあれは///」
桃華、春真:(顔真っ赤だ…)
雫:「まぁとにかく!私は帰るから桃華も帰るよ!」
桃華:「はいはい〜」
雫:「春真はまだ安静にしてて明日からリハビリ始まると思うから」
春真:「わかった」
雫:「じゃあまた退院後!」
桃華:「じゃね〜」
春真:「あぁまたな!」
ー1週間後ー
雫:「桃華!大変!」
桃華:「そんな急いでどうしたの?」
雫:「春真が退院して今日来るって!」
桃華:「まじ!?」
ガラララッ
教室の扉が勢いよく開いた
春真:「ちょっ!一週間ぶりだな!」
雫:「春真が完全に復活した…」
春真「ふふーん俺復活!」
雫:「そう言えばウチら学園長に呼ばれてるんだった…早く行こ!」
春真:「退院してそうそう呼ばれるとか嫌な予感しかシないんだけど…」
桃華:「まぁまぁ行きましょうよ!」
次回:突然異変学園【第十話】番外編!
えーっとどうも主です!なんと次回10話記念ということで番外編です!まぁ結構やばい内容なんですけどね…でも私はリア友からアンケート取ったので内容はリア友が考えてくれたやつで書いたのが私なんですけどね…まぁ普通にR18にするつもりなんで、というかR18にしなかったら結構やばい内容なんで、というか私が初めて知った言葉もありましたよ!もともとあれは知ってたんですけどね〜では皆さんまた次回お会いしましょう!ちなみに私も番外編では出てきます。