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兎は羊に口説かれる。
どうも。ご指名いただきました俺です
今回はですね、ななもりさんに風邪ひいていただきました。
ななもりさんはなにかと無理してそうで怖い。
体細すぎますって、もっと食べてください…
ほんとに無理しないでほしい、リーダーだから頑張るんじゃなくて
リーダーだからこそ頑張りすぎないでほしい
申し訳ございません、取り乱しました
まぁとにかく、そんな無理しちゃうななもりさんとそんなななもりさんに
頼ってほしいジェルさんのお話なのです
それでは、いってらっしゃいませ
「…おーい、なぁくーん、?」
社長室をノックしながら、そう呟く。
もうすぐ撮影始まるから、呼びに来たんやけど…
なーくんの声は帰ってこない。集中しすぎやろ…
小さくため息を吐きながら、ドアを開ける。
「なーくん?もう撮影…ぇ、」
パソコンとにらめっこでもしているのかと思っていたが、そこにいたのは
机に突っ伏したなーくん。
「ちょちょちょちょ、なーくん⁉」
「ん゛…じぇぅ、く…?」
…どうやら、ぶっ倒れていたわけではないようでとりあえず一安心。
いや、全然安心できんけど…
「なーくん…もう撮影始まるけど、もしかして忙しかった…?」
「ぇ………っあ、ごめ…時間見てなかった、!もう始まる⁉ごめんちょっと
まって、まだ終わってないやつが…」
まだどこかふわふわしながら、なーくんは消えていたパソコンの画面を
つける。
「ちょ、なーくん⁉今寝とったよな⁉もうええって…」
「いっいやでも…これ、撮影の前に終わらせるって…」
「言われたん?それなら俺が言っとく…」
「いや、俺が決めてた」
「はぁ⁉」
い、いやいやちょっとまって…?
仕事大好き人間っていうのは知っとったけど、自分で決めたこと終わるまで
やる社畜系や…あかんあかん、今すぐ止めな。
「な、なーくん!!それ、どうせ今日やらなあかん量以上やっとるんやろ!!?
もうええから!撮影いこ⁉な⁉」
「あぇ、ちょ、引っ張らないで…っ!」
俺はまだ仕事を続けようとするなーくんを、半ば強制的に連れて行った。
「ななもりと!」
「ジェルと!」
「るぅとと!」
「莉犬と!」
「ころんと?」
「さとみでーす!」
「せーのっ、」
「「「「「「すとぷりでーす!!」」」」」」
撮影が始まった。
今回は実写撮影で、久しぶりにかくれんぼ企画。
俺、意外とこの企画好きなんよなぁ…
そんなことを考えながら、鬼が決まった。
最初の鬼は…
「俺かよ。」
そう、俺ジェルだ。
最初くらいは隠れたかった…なんて思いながら、10秒数えてみんなを探し始める。
「えぇ、みんなどこぉぉぉぉぉぉ!!?!!??!?」
まじで見つからない。一人も。
そんなことある?みんな難しすぎん??それとも、俺が下手なんか…
前者だと信じたい。うん。
きょろきょろしながら、社長室へ向かう。
まぁ、ここあんま目立たんから誰かはおりそう…
そう信じて中へ入ると、デスクの下に縮こまっている莉犬がいた。
「あー!莉犬みっけぇ!!!」
「うわぁ見つかったぁ!!(´;ω;`)」
よし、やっと一人目…この流れでもう一人!!
なんか力が湧いてきた気がして、さっきまで探していたところへ戻る。
「うぉぉぉぉおお!!!どこやぁぁぁぁ!!!」
大声に任せていると、何やら遠くに影が見えた。
「お!?だれやぁぁぁ!!!」
走っていくと、そこには…え?
「な、なーくん…⁉」
なーくんが、今度こそぶっ倒れていた。
---
朝から、体調が悪いのには気づいていた。
頭痛いし、気分悪いし、喉痛いし。
考えてみれば症状なんてたくさん出てきて、なんだかよりしんどくなった気が
した。
ふるふると頭を振りながら、目の前のパソコンに向き直る。
今日やらなきゃいけないのは…いつもより多いけど、まぁいけるでしょ。
そんな思いに任せて、俺は仕事を進めた。
「なーくん⁉」
ジェルくんの声で、目が覚めた。
どうやら俺は眠っていたらしい。
もうすぐ撮影が始まる、そう言われたけど、俺にはまだやらなければいけない
ことが…
すぐにパソコンを開いたのだが、ジェルくんに思いっきり止められて
連れていかれた。
今日の企画が始まって、俺は仕事のことを考えながら隠れ場所を探した。
いい場所が見つかって、小さくしゃがみ込む。
今も頭の中は仕事のことばかりで、ジェルくんの探している声なんてほぼ
聞こえていなかった。
これ終わったら、あれ終わらせなきゃ…そういえばあれやったっけ、
あれ、え…?
気づけば、目の前がぐるりと回転する。
__「え、なーくん…?」__
遠くに隠れていたさとみくんの声が聞こえた気がしたけど、その声に
返答する前に、俺の意識は途切れた。
---
え、どうしよう…
目の前のなーくんは肩で息をしていて、体もめちゃくちゃ熱い。
多分、体調不良…だろう。いや、それしかないけど。
「あ、あの…!この近くに隠れてるやつ!!ちょっと来て…!」
見つけた判定にはせんからっ!と付け足すと、横からさとちゃん、
るぅちゃん、ころちゃんが。
なんや、全員ここに隠れとったんかい…
なんて思いながら、俺はなーくんをおんぶする。
「えと、みんな…え、どうしよ、救急車?救急車呼んだ方がええかな…?」
「そ、そうだね…」
「俺呼ぶっ…!」
莉犬が電話してくれて、15分後には着くと言われた。
それまでどうしよ…
「とりあえず、ジェルが膝枕しとけばいいんじゃね?」
こんなときまでふざけるさとちゃんに、「ちょ、何言っとん…!」と
突っ込む。
…まぁでも、今はそれしかないのかもしれない。
恥ずかしさなんてもう無くて、なーくんの頭を正座した俺の膝に乗せる。
「……あのさ、、」
「おぉ」
「なんですか、?」
「なになに、」
「うん~?」
「なーくんってやっぱ、働きすぎやと思うねん」
社長室に呼びに行った時から思っていた。いや、もちろんその前から
思っていた。
体細いし、目の下にはいつだって隈ができている。
ぽつぽつと、さっきの出来事を話していると、周りからは共感の声が小さく
聞こえた。
「…やっぱそうよな、?俺らにはその仕事、できんのかな…」
「できるなら手伝いたいよな」
「うん…」
最近テンション低いなって思いましたか?
よくわかってますね、そうなんです
では皆さんに問題ですよ
なぜおれのテンションはこんなに低いのでしょうか?
正解はファンレターへお願いします(謎のファンレター稼ぎ)
てか全然関係ないけどドクターストーンのうきょさんがかっこよすぎる
いつか完成するさ