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涙の味
感情を混ぜ合わせた「涙」是非、お召し上がりください。
感情は、誰もが持っているものだ。
そこに一番絡んでいるのが涙だ。
よく言うだろう。
「感情で涙の味は変わる。」
そこで、確かめることにした。
猫を数匹用意した。
これで、感情の確かめをすることができるのだが、猫は甘味を感じない。
それなら、自分が確かめるだけだから、別に大丈夫だが、知っての通り、涙は血管から出ている。
つまり、血だ。
そんな、人も、猫などの血液など味わいたくはない。
だから、実験をすることにした。
まずは、猫を数匹用意。
そして、一匹には、この上ない喜びを味合わせる。→涙が出る可能性は低い。
もう一匹は、この上ない悲しみを味合わせる。→涙が出る可能性は半分以上。高い。
こうしたいが、喜びなどというものに疎いものはたくさんいる。
だから、人間で試そう。
人間は、感動、悲しみ、怒り、喜びなどのたくさんの感情を持っている。
なので、半身不随になった人を数人用意する。
そして、喜びで涙を出すには、意図的に事故に遭わされ、怒りに震えている者だ。
私は準備が早いと自負している。
もうその条件に合った者はいる。
そして、「事故に遭わせた犯人が事故で亡くなった」と嘘の事を言い、喜びで涙を流す。
その前に、事故の事を聞いておくことで怒りでも涙を流し、一石二鳥だ。
次は、感動と悲しみ。
これは、孫がいる者を用意し、孫のことを聞くことで、悲しみ。
感動は、記憶を無くしているかつ孫のいる者を用意。
そして、「この映画に出ている」と嘘の映画を流し、感動の涙を流させる。
あとは、これを料理に少し入れるだけで、完成だ。
一応私はシェフなのでね。
おっと、客だ。
まずは喜び。
「はい、どうぞ。」
…
「このハンバーグ、少し甘いでしょうか?」
「少しソースを変えまして。」
「あらそう。」
次は怒り。
「どうぞ。」
…
「このポテト、少し塩が多い気が…」
「申し訳ございません。」
次は感動。
「どうぞ。」
「甘いですね。ティラミス。少し何かを崩したような甘さがします。」
最後。悲しみ。
「どうぞ。」
「おいしいですね。いつもの味です。でも、少し濃いような薄いような妙な感じですね。」
わかったのだが、一般的には少し甘く、悔しいときは塩辛いそう。あいつは中間、可もなく不可もなくという感じか。
全てわかった。
私の本業がシェフで、実験好きな者ということは知られないように、客と半身不随は消しておく。
…
さて、この肉と余った涙で、何か作るか。
主人公がサイコパスですね。
何を書きたいか途中でわからなくなりました。