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空に浮きたい。6
彩花の気分が高揚していた
(え、なんでうちきてくれたのかなぁ♡かわいい♪)
そして、麗王から言われた一言に絶句する。
「彩花、俺のこと、覚えてる、、、よね?」
(は?)
(今はそういうシーンじゃないでしょおうちデートだよ?楽しもうよ過去とかどうでもいい私はあなたが好きなのそれは変わらない記憶がなかったとしても恋をするのは変わらないねえわかるでしょ?運命なんだよなんでそんなことで時間を無駄にするの?)
もうあなたは、
私のものなんだからどっちでもいいでしょ?
あ、
いいこと、思いついたぁ♪
「覚えてる…?唐澤くんのことかな?もちろん覚えてるよ!」
明後日の修学旅行。そこできっと風は麗王に告白する。
そこをぐちゃぐちゃにしてやる。
(何より、悲しんで、焦ってるあなたが見たい)
「そ…………っか。」
麗王の目は泳いで、今にも倒れそうな体。高校時代と違い小さいその体は、美しくか弱かった。
「ふふっ。」
「それより、ちょうどお菓子はあるんだ!一緒に食べない?」
気持ちを切り替え、今から少しやりたいことがあるのだと。
麗王は笑顔でそのお菓子を食べてくれた。
(可愛いなぁ…………)
「それでりりがさ〜」
(記憶を消しぐらいだったらできるけど、せっかくだからもうちょっと盛大に消したいよねぇ…………)
あ、
そうだ!
「これ、美味しいな!めちゃくちゃ美味しい!こんなのどこで買っt…………」
そこから先の言葉を、彩花は言わせなかった。
唇を塞いだから。
麗王は一瞬頬を赤らめて逆らった。
でも、記憶と同時に意識も遮断したから、スースーと寝息を立てた。
彩花はクスッと笑った。
「もうちょっとで、いつでもできるようになりからねー」
よしよしと、優しく麗王の頭を撫でた。
ふー。いきなり話変わったのがこれでなんとか納得できるかな?