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中国サッカー
コント風に作りました。
--- 前半終了8対0 ---
「クソォ!ウチは11人ギリなのに、相手のファールでエースの|佐藤《さとう》も意識がない。」
監督はロッカールームで怒鳴っていた。
この弱チームは、今まで監督や佐藤のおかげで決勝まで来れた。
だが相手は前回王者で、チームメイトに元スペイン代表選手もいる。
「ここまで頑張ったけど‥‥佐藤がこれじゃ‥‥‥。」
みんな下を向いて、チームから戦う意志が消えた。
だが、監督は違った。
「お前ら、たしかに下を向きたくなる気持ちはよく分かる。佐藤もこんな状況だし、でも向くな!」
監督は泣きながらチームに語りかける。
「いいか、諦めたらそこで試合が終わってしまう。」
「だから、こんなこともあろうかと、助っ人外国人を呼んでおいた。」
「えぇ?」
監督が「そろそろ来る」と言うと、
「ニーハオ!」
入ってきたのは、いかにも強そうな中国人だった。
「彼は『キム・ナナン』背も高いし、技術も高い。これなら後半、逆転が出来る。」
「これで、また戦える。」「ヨッシャー逆転するぞ!」
監督が連れて来たキムによって、チームに再び戦意が戻った。
「ところで、キムさんのポジションはどこですか?」
「そういえば、知らなかった。キム、お前ポジションどこなんだ?」
「ハイ。『ゴールキーパー』デス。」
「なんだって!?いくらゴールキーパーが強くても、点を取らないと勝てない、」
チームは困惑し、監督は土下座をした。
「本当にすまない。どうやら俺は、中国フィッシング詐欺にまんまと引っ掛かったようだ。」
皆、戦意を無くし、泣いていると、
「アノ、スミマセン。ワタシナンニンカ助っ人ヲ呼ンデマス。」
「本当か?」
「ハイ。ミンナ、入っテキテ。」
すると、続々入って来たのは、なんと、80歳くらいの爺さんたちだった。
「お前!俺たちをどこまで落として上げて落とすんだっ!」
チームは植物状態、監督は仕方なくキムとその仲間達を起用して後半戦に望む。
「俺たちのサッカーもこれで終わったな。」
後半が|キックオフ《開始》した。
--- 後半終了8対8 ---
「まさか、こんなに強かったなんて‥‥」
試合開始わずか7秒後、いきなりキックオフからのシュートで一点。
そして、相手選手を爺さんが吹っ飛ばしてボールを奪いそのままカウンターという流れで4点を奪っていた。
一番驚いたのは、キーパーのキムが3点入れて、ハットトリックを達成した事だった。
「このまま行けば優勝出来る。」
「ああ、そうだな。元のチームは誰一人いないけど、」
元チームが優勝を確信してロッカールームで盛り上がっていると、
「みんな、監督!」
頭に包帯をグルグル巻いた佐藤が入って来た。
「監督!俺を試合に出して下さい。」
「皆さん。延長戦もよろしくお願いします。」
監督は佐藤を無視した。
「無理も承知でお願いします。監督!」
「このまま優勝だ!」
監督は叫んでいて、佐藤を無視する。
「監督っ!なんとか言って下さいっ!」
「お前のせいでこっちは8点も入れられたんじゃ!ぼけっ!!」
監督は、佐藤の胸ぐらを掴んだ、
「お前は、チームが一生懸命奪い返したボールをすぐ取られる、取られても歩くし、ミスもする、そして、お前は、イエローカードを貰う。そんな奴、お前なら出さないだろ。」
「監督、‥‥‥僕を出して下さい。」
「お前すごいな!ここまで言ったのに、」
佐藤は「出して下さい」の一点張りで反省していない。
「とにかく、お前は絶対に出さないからなっ。」
「監督!‥‥‥一生のお願いです‥‥出して下さい。」
「絶対に出さない。これは俺の、『意思表示』だっ!!」
「と言うわけで、スタメンは‥‥‥」
「監督。ワシらは佐藤という爆弾が居ても優勝出来る。」
爺さんは、佐藤をディスりながらも、監督を説得した。
「あなた方がそうおっしゃるなら!おぃ、佐藤。うちのエースに感謝するんだなっ!」
いつの間に、チームのエースが爺さんになった。
「精一杯頑張ります。」
佐藤はそれだけ言い残してフィールドに出た。
延長戦キックオフ。
--- 延長戦終了9対10 ---
「いや〜、危なかったな。」
「デスネ。」
「佐藤が、ボールを取られて、歩いて、ミスして、エースの爺さんに暴力を振るって、レッドカードで退場した時はどうなる事かと思ったが、キムが2点入れてくれて、優勝出来たよ。」
「イエイエ、デワ、ワタシハコレデ、」
キムは中国に帰って行った。
後日、この事はニュースになり、キムと爺さんは有名になった。
その事がキッカケで、薬の効果を客に証明できた。
キムは爺さん達を使い、ドラックの効果を実際に見せて、お客を増やす為に俺たちに近づいた。
こうして、億万長者になったキムは、『ツイッター』を買収して、『X』に改名した。