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𝓽𝔀𝓸__
下に降りていくと、いふくんが毒づいてくる。
此れは何時も通りでもう慣れてきた。
「冷めとるやん、とっとと温めぇやバシャッ」
そう文句を言われ、スープをかけられる。
此れも何時ものことなので、予めジャージを着ている。
「…っ…申し訳、ありません…ポタ」
「…うわぁ、いふくんのだけ冷めてるの、可哀想~」
そんなの嘘だ、作ったばっかりだから。
何時もそうやってでまかせを言われる。
反論なんてしたら殴られる。
俺は、素直に従うロボットじゃ無いといけないから。
「…申し訳ありません、すぐ温め直します」
「良い、要らん」
「んじゃ僕も要らんわ、いふくんレコ行こ」
「ん、分かった…りうら片付けとけよ」
「畏まりましたッ…」
「…」
「…ッりうら、…」
「りうちゃん、ごめん」
「…僕も、ごめん」
「……いえ、ないこ様といむ様は悪くありませんのでニコッ」
「…そんなこと、」
「りうら、…」
「少し、部屋に行って居ますので、御用がありましたらお呼び下さいませニコ」
そう言うと、俺は急いで部屋に向かった。
「…ッッぇふ“ッ…ボロボロ」
俺は部屋に入るなり涙をこぼした。
未だ感情が消えてるわけでは無いので、悲しいとかはある。
「…はぁ”ッ…む、りッ…ポロポロ」
俺は引き出しに向かうと、カッターを取り出した。
そして腕を切り付ける。
ザシュッ…グサッ
「…ぃ”ッ…」
思いっきり奥に刺してしまい、ぴりっとした痛みを感じる。
辛くて、物足りなくなり、カミソリを腕に当てる。
ザシュッ、シューッ
「…ぅ”ッ…ポロポロ」
リスカをしていると、ノック音が聞こえた。
「りうら、入るで」
「ま”ッ…入んなぃで、ッ…」
拒否したがもう遅い。
ドアを開けられていた。
アニキは、血まみれの腕とカッターを見て、黙り込んだ。
「…りうら、」
「……ごぇんなさぁ”ッ…ポロポロ」
俺はもう止まらない。
リスカの手も止まらなくなっていく。
ザシュッ、ザシュッ…ザクッ、シューッ
「りうらやめぇッッ!!何やっとんねや!!」
「ビクッッ…あ”ぁぁぁぁぁぁ”ッッ…!!」
「…っ…りうら、すまん…っ…!!」
ドンッ
「あ”ッ…ドサ」
そして俺は意識を失った。
𝓷𝓮𝔁𝓽 𝓬𝓸𝓶𝓶𝓮𝓷𝓽 𝓸𝓷𝓮__