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イージア4
こんにちは〜
ちょっと展開が雑になってきてて申し訳ありません。
ちょっと覚悟してご覧ください。ごめんなさい。ほんと。適当で。
「ミリル!?」
俺は大声をあげて飛び起きた。
「__な、なんだ夢か…__今日、ミリルの誕生日なのに…いやな夢。」
俺にしては珍しく、7時28分に起きた。
おれがほっとしながら、水を飲もうと下に降りていく。
そのとき、母親が視界の隅で飛び上がった。
「…?」
おれは母親のほうをみて__はっとした。
“イージアを知っている人へ。”
ネットの、イージアを殲滅するための警察の記事。
母親は、おれがいっつも8時頃に起きるから、8時頃になるまで、こうして悩んでいたんだろう。
母親はいきなりおれに土下座した。
「お願い!お願い!どうか、殺さないで!お願い!」
おれは特に何も思うことも言うこともできず、思考停止状態で、とりあえず肯定した。
おれが母親を殺すことはない。
ただ、それだけは絶対に変わらない真実だと、そう思ったから、思考停止状態でも頷いた。
母親は、それからずっとびくびくしていた。
__これが、これが、家族?
イージアというだけで、こんな、おれの知る家族というものと全く違う、歪んだ家族が出来上がるのか。
おれは、いつもみたいに母親を気遣って、何かしたり言ったりできなかった。
気遣えよ。気遣えったら。
何か言わないと。なにかしないと。
母親に悪いことしたんだ。何も言わずにいきなり起きて、母親が隠してたことを知ったんだ。
謝るなり、冗談を言うでもなんでもいいから、なんでもいいからおれは、何かしないといけないのに。
イージアで怖がらせてばっかりな分、おれは__
__なんで、母さんはおれをイージアに生んだんだ。いっそ生んでくれなければよかったのに。
いろいろな自分の声が飛び交って、いやになった。
---
「どうしたの、カイム。」
やけにカイムが縮んで見えて、私は心配になった。
「いや…」
全くカイムはわかりやすいなあ。
こんなにわかりやすく、なにかのために感情を表せるなんてすごいなあ、なんて思いながら、まあ言いたくないのに言わせるのに意味とかないから、気づかないふりをして「そう」と言った。
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授業が始まった。
おれは、ずっとミリルを見ていた。
あの夢が正夢にならないか、そう、ずっと思っていた。
__
ガタッ
ビクッ、としておれは音のした方向を見た。
「__ミリルさん!?」
__あ。
おれは震えが止まらなくなって、ミリルの方を見た。
__倒れているミリル。
ああ__あ、あ、あ、、、
正夢に、なったんだ