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    2 集い
    
    
    
    学「ちょっと帰っていい?」
高井「いいけど。さよなら。」
帰り道に考える。なぜ分かってないんだ。
時が止まっているのに。あ。待てよ。
ちなみにLINEするか。
ちなみとのLINEに「今日は何月何日?」と送った。
でも返信は来ない。2時間待っても来ない。
ブロックされてる?そう考えると返信が来た。
「8月29日。でもなんか繰り返してない?」やっぱり。天才には分かるらしい。
「本当だよね」と返信すると、
すぐ凄いスピードで「話しかけて来るな」と返信された。
酷い。「今何処いる?」と送ると「お前に話すことはないです」と返された。酷い。酷すぎる。
とりあえず家に行ってみる。
ピンポーン。とインターホンを鳴らすと、ちなみ「誰?」
学「宿題教えて。」嘘をついてみる。
ちなみ「まぁいいけど。誰?」
学「とりあえず入れて」
ちなみが学を招き入れるとちなみが「どうしてそんなLINEを送って来たの?」と言ったのでこう返す。
学「8月29日を繰り返してるから。おかしいなって思う。」
ちなみ「納得はしたよ。」ふーん。
そうするとLINEが一斉に送られて来た。
???「今日って何日?」誰だろう。
ちなみ「誰から来た?」
学「僕は大川から。」
ちなみ「大川?」
学「僕の友達」
ちなみ「ふーん。どうでもいい。」
何なんだその態度。そんな怒りを抑え学はこう言う。
学「ちなみは誰から?」
ちなみ「姉さんから。」
学「姉さんっていたっけ。」
ちなみ「姉さんはすごい高校に行って、そして今大学生だから。五年は会ってないかな。」
学「超可愛いちなみだから姉さんも可愛いでしょうね。」
ちなみ「ちょっと。やめてよ。恥ずかしいって。」頬を赤らめながら言う。
学「明日姉さんと大川と会おう。」
ちなみ「うん。姉さんは夏休みの間だから来れると思うよ。」
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次の日、ちなみの姉がいるとの事で大川と一緒にちなみの家に行くことにした。
インターホンを押しインターホン越しに言う。
学「来たよ」
ちなみ「入ってどうぞ。」
学「姉さんは?」
ちなみ「すぐ来るよ」
数十分後インターホンが鳴り、 ちなみの姉「来たよー。」
ちなみ「おはよう。久しぶり!」
ちなみの姉「私|歩《あゆみ》って言います。よろしくね」
学「歩さんですか。よろしくお願いします。あなたもちなみさんと一緒で可愛いですね。」
歩は少し笑ってこう言う。
歩「私ってそんな可愛い?勉強ばかりしてるけど。」
学「超可愛いちなみの姉だからね。」
ちなみ「ちょっとやめてよね。」頬を赤らめて髪をいじりながら言う。
学「時が戻るように頑張ろう!」